「島津亜矢」に魅せられて

大ファンの島津亜矢さんのことを中心に、日頃思うことなどを

痛ましい事件《その2》

2006-03-29 00:53:35 | Weblog
こちらも家族の心情を考えると・・・。
例の『安楽死・尊厳死』事件(事件というより私は「医療行為」の一環とみているが)の家族のことである。

一度はマスコミの取材に対して、「人工呼吸器の取り外しの相談もなかったし、同意もしていない」と語っておられたが、その後、張り紙という形で医師からの相談とそれに対する同意をした旨、公表した。

ここに至るまでの家族の心情も苦悩に満ちているように思われる。
人間の「死」というものに対して、一家族だけで判断し、決断したとは思えないからである。ここまでに至るには多くの親族の思惑や、それらの家族間の、他人には計り知れない経緯があったのかもしれない。誰がその判断・決断をしたのか、その伝えられ方によっては家族間、親族間に大きな亀裂が生まれるかもしれない。大バッシングが起きるかもしれないのである。
これも建て前からいえば、現在の法律では「人工呼吸器の取り外しという行為」=「殺人」のようだ。しかし患者の容態や年齢、それに家族の事情や苦労などを鑑みて、今の時点で最良の方法は何かと言う本音の相談が医師と家族の間でなされるのは当然であり、自然な行為であると考える。
鳥越俊太郎氏も言っていたが、「患者の容態を一番よく分かっているのは、本人でもなければ家族でもない。それは主治医である」と。

「人間いかに生くべきか」は、「人間いかに往くべきか」に通じるのではないか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 痛ましい事件《その1》 | トップ | 『お梅』~津の国屋ぁ~ッ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事