銀の人魚の海

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グァバの香り

2024-04-15 | 本、雑誌

13年岩波書店。28年生まれ、ガルシアマルケスと親友の幻の対談集。

「100年の孤独」が文庫化される。没後10年。

32年生まれ、親友、メンドーサとの対談本を読んでみようと借りた。

ともにコロンビア生まれ。

タイトルのグァバは、中南米、カリブの果物。ジュースもあるね。

対談本だが内容は濃い。長き友人で、ガルシアに何でも

率直にきいている。

これは81年、1年後にガルシアはノーベル賞を受賞。

ガルシアは、幼児期から祖父母に育てられた。カリブ海の町。

祖母の過去の人々の面白い、マジックのような語り、

ここから100年の孤独は、生まれた。

15年かけて書いた。それまでの小説はパットせず、

初めは売れないと思ったが、初版ブエノスアイレスだけですぐ売り切れた。

祖母がいなければ書けなかった。

小学生あたりから、父母と暮らすが、貧乏な生活。

長男なので大学へ、やっと奨学金で入った。

地元記者のバイトをしつつ、ギリギリ、極貧生活経験。

深夜執筆をつづける。

作家ではヘミングウェイ、Gグリーンが好き。

ギリシャ神話からも学ぶ。

「オイディプス王」が好き。

映画ファンでもある。トリュフォー、黒澤など。

音楽はバルトークが好き。画家はゴヤ。

人生で一番会ってよかった人は妻、メルセデス。

13歳から知っている。息子が二人いる。

カストロとの友情は個人的なもので、彼はとても読書家。

多数の本を読む。

81年にコロンビアに帰国した時、ガルシアを暗殺の噂があり、

メキシコ大使館に避難した。

晩年は、コロンビアに家を買い、疎遠だった父とも話すようになった。

「コレラの時代の愛」はその話。

メンドーサとともに、東欧へも旅。

英国では意外と執筆がはかどった。

パリにもマンションを持ち過ごしている。

コロンビアの歴史政治とともに、波乱にとんだノーベル賞作家。

少し大き目の字体本を買い、100年を、再々読したい。

 



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