銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、DVD、音楽、本。
スヌーピー、NICI、雑貨グッズ画像も。


白いリボン~リボンをつけた偽善者

2010-12-30 | 2010年鑑賞新作映画
今年は多忙で館での映画が激減した。(昨年もだが、さらに)
これがラスト映画。

ハネケは好きな監督のほうだがマイベストだった。
これまでに3本見ていて、確かユーロでの特集はみていないので
普通に公開された作品のみでのベスト。
家族ミステリアス物。

未見はツタヤで探してみよう。

初めてテアトル系でネット予約で見た。

モノクロ、150分近い映像は、そのまま絵画、写真にできそうで
それだけでも、みごたえあり。

でもお隣の60代老人は寝ていたし、途中、大いびきが2回(^_^)
すぐやんだが・・

好み映画である。

1910年代のドイツのいなかって、こうだったんだ、という知識から
男爵、医師、牧師、家令?4つの家族の物語だと思う。

戦争、歴史もからんでいるが、私は家族とは何か、という風に見た。
この村自体が1つの家族でもある。

物語は唯一、ここでの善良者(たぶん)のような31歳、教師の語りで進む。

彼は先生と呼ばれてもいいだろうが、
医師、牧師は先生と呼ばれてはいけない行為を
何と上手く、こっそり行っているのだろう。

その巧みさに驚き、それを村人が知っていたのか?
それすらもわからないような、村全体が男爵を中心とした集団になっている。

狭い狭い世界のことだが、実は現代の日本でも、
あってもおかしくないようなことが起こる。

現実に日本でも解決していない地方の誘拐事件、
殺人事件などが、かぶってしまった。

不吉で、不気味なできごとと言えばそうだが、
一体、誰が?あやしいのはあの人?あの子?

大人が嘘で生きているので、子供まで不安定になるのは当然で
ネタばれだが、牧師のあの息子が

夜、火事を見て「ほどいてよ!」という意味が、初め何?
と思ったが、ああそうか、そういうことか!

これは思春期少年にとり、かなりきつい縛りだなと。
牧師の父は避妊などしてないし、ない時代。
SEX大好きだよね、たぶん、
生みたいだけ生ませてる感じで子供が多い。

リピーター割引千円が放映されたが、確かに、
再見しないと、あの子は誰?がある。
子供が多く出るので誰の子?が確認しにくい。

モノクロ、服も似たようなので。
あえてそうして、いるのだろうか?
考えれば、誰の子でもいいのだ、村の子供たちなのだと、今想う。

唯一、障害を持った子供だけが「村の子供」ではない気がする。

「セブン」での7つの大罪を想うが、ここでも
ごうまん、好色、厳格、暴力、近親相姦、不倫など、多数の罪があるのだが、
その罪を大人は意識していない、
普通のこととして生活が進んでいるところが怖い。

怖いできごとは過激になり、
警察でも解決せず、時が経過し戦争となるが
「戦争」が、この村、家族を、救ったのかもしれないと考えてしまう。

語り役の教師は、この戦争により当時ではロリコンと思われた
14下の娘と早く結婚できることになったので、
そういう意味でハッピイエンドなの?
と監督に聞きたいが・・

男爵の妻は去り、戦争で、この村は解体され、
あのできごとも、きっと戦争という大きな物ですべて消滅するだろう。

未来が戦争により変えられた。
先生と名がつく大人の偽善者たちは、戦争で心も変化するのだろうか・・

戦争、は人を変えられるのか?
変わるのが当然だと監督は考えているのか?

ほぼない音楽、クレジットがとても小さくバック音もない。
静かだが、裏ではそれぞれの心の大声が渦巻いているような映像だ。

「隠された記憶」をDVDで再見した時に、2カットか?
うっすらと入る子供?らしきものは何?と今も思う。
停止して確認したのだが・・
館ではなかったと記憶しているカット。

監督は子供に対しても強い思いを持っているのだろう。
ここでの生まれながらにして障害を持った子供二人が
医師との子でもあるというのも(語りで入る)意味がありそうだ。

「白いリボン」とは「純真無垢」の印(プロテスタントでそうらしい)だが
結果的に障害児のみが、この村では、真の純粋さを持っていた人、
そして彼は突然、消えてしまったので、白いリボン、は消滅した村となった。

ハネケ、68歳、ウィーン生まれ、哲学、心理を学び
TV界から47歳の時映画の道へ。
ほぼ脚本も書いている。
遅いデビューだが、ひっそりとした、強烈な映像を見せてくれた。
これを見て68歳で、とても大人になった、と書くと失礼かな?

小説家になってもいいのでは、と感じた作品だ。
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クリスマス・ストーリー~長いので・・・

2010-12-10 | 2010年鑑賞新作映画
恵比寿へは久しぶりに行くのだ、と思ったら
着くと「シングルマン」がまだ公開中。

え!、これ見てるから10月に来てるんだ、
映画2か月ぶりかもしれない。

雑用、仕事に追われ、頭もぼやけているみたい。

ガーデンプレイスは好きだが、この映画館、満席だとみられない。
ネットでも予約不可。
並ばないといけない映画館で、なんとかしてよ、と思うが・・
並んでいた、男性老人も、そう言っていた。

早めにいき、あたらしくできた場所でお茶をのむ。
早く着き過ぎたから。
11時まで三越などお店はあかないのも欠点。

デプレシャンはとくに好きではないが、他には「白いリボン」位しか
みたいのがなく、こちらはもう公開して日が経過しているので・・先にと。

キャスト豪華ということで見たが、見なくてもいい映画だった。

悪くはないが、とにかく長い。
前半は、それぞれの家族の歴史で、まあ飽きないが
クリスマスに集まってからが、だらだら~

でもドヌーブのあのメイクとむくむく体型をしっかり見られた。
かんろくありすぎ。

太めと整形?で肌はつやつや。皺はないと言ってもいい。
白血病シーンでもメイクは変わらず、ベッドでも同じ顔。

見ていて思ったこと。
冒頭の重要なシーン、ドヌーブが倒れるシーン、カット数6位か。

これ、ポイントなのに、だらだらなの。
これをパッと見せればいいのに~

と感じていたら、蓮実氏が同じような事を書いていた。
彼は他のシーンでも、そう感じたようで、
デプレシャンは編集が下手、というようなことを・・

確かに140分は長すぎ。

後半、なんでキアラ夫婦が、ああなるのか?も不可解、不自然で
結婚8年位で、今更、子供二人、展開がなぜ?へんだと思う。

あのエピソードはいらない。

夫婦と子供と移植のみにした方がすっきりした。
この監督「そして僕は~」から長い映画が多かったと思う。

ほとんどの映画を見ているはずだが、あまり印象がないのは
その辺りがあってか・・

きりっとした感じがない。

音楽の入れ方が下手、いろいろなジャンルの曲がかかりすぎ。

それでも、この家族は音楽に造詣が深い、というセリフがあり事実そういう設定だが
それが映像では、はっきり見えない。

キャストは仏の活躍中俳優たち。
Eデュボスは改めて、男になれる女優だと感じた。

ドヌーヴの夫が染物屋自営という事も、ラストに映るが
違和感もあるし、あの男性友人はそこで働いていたのか?わからない。

精神疾患で入院の子も、一体何で、どういう経緯かも、わかりにくい。
140分あるならできるでしょう、がなく
いらないシーンが多かった気がした。

変わった仏家族のクリスマスを見るなら、いいか。

家族は、1つも同じものはないことを、言う映画?

そんなこと、わかってるよね~みなさん。
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シングルマン

2010-10-12 | 2010年鑑賞新作映画
新作、何をみようか?
「トルストイ」かこれ、でチケットショップにあったこれに。

監督はファッションデザイナーだそうで、初監督。

コリン・ファースは結構見てるが、いつもあまり印象に残らない。

ここではゲイの大学教授役。

映画はファンションデザイナーだなと思わせる映像重視で、
個性あるものだった。

顔アップが多い。
瞳、水、裸体も。

コリンのあの木のガラスが多い丸見えの家がモダン。
服、インテリア、グッズまで、すべて監督が厳選したのだろう。

さすがデザイナー、映画自体がデザインされている。

60年代初めの米のムードは存分に楽しめる。

シュールといえばそうだが、監督自身もゲイのようで
マイノリティの孤独な現実がしっかりある。

男性二人が夜、全裸で海で泳ぐシーンでは
映画ではベスト1くらいになるのでは・・

かつて中田英の全裸CMよりずっといい。

きれいで儚い、逆に強い二人の姿が見えた。

Jムーアが友人として登場。
頽廃的な女性を演じている。

会話劇とも言ってもいいので海を除けば舞台でもやれそう。

ゲイの出会いはこうなのか?
という興味をもちつつ、ラストはどうなるか・・
という展開だった。

音楽、いれすぎ。もっと静かな方がいいと思う。
でも初めてで、このスタイル、演出、個性は十分。
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ミレニアム2・3

2010-09-26 | 2010年鑑賞新作映画
昨日と先週でみた。
初め2本連続と思ったが、3は夜しか上映がなく
腰が痛くなりそうな気もしたのでわけた。

3本見て、これほどスウェーデンの国がみられる映画は少ないだろうと思う。
観光賞をあげてもいい、内容とは反対の綺麗な風景、
街に歩く少ない人々は人口密度の低さがわかり、
落ち着いた雰囲気がある国だなと思う。

原作は未読で「スウェーデンは本当に良い福祉国家なのか?」とかいう
本、雑誌?も出ているので実際は知らないが、寒いだろうが住んでみたい国の1つだ。

映画は俳優も無名で1同様、淡々と進む。

2はリスベットの過去とミカエルとの近くはないが友情ある変わらぬ交流。

3では確信あるリーガルドラマになっていく。

3本ともに共通するものはストイックさだ。

彼女は煙草依存症、刺青、ピアスと外見は凄いが
逆にいえば、その外見で内面を抑えているのだと思う。

幼児期からの異常に重いトラウマ、精神病院で2年も拘束され異常にならないで
いられたのは、普通ではない力があると感じる。

でも2年拘束は、いくらなんでもあり得ないとは思うが・・

原作ではどうなのだろう。

小柄で少女時代から過酷な体験を乗り越え
ヒロインは大きくは変われないだろうが、再生できそうなラストがいい。

そして、あっさり終わる演出も静かな音楽も好きだ。

1つわからないのは、彼女がいたアパートは広く高級そうだが
お金、持っていたの?
出窓で喫煙するシーンが何回も撮られ印象に残る。

3は昼間の初日だったせいか「瞳の奥の秘密」同様、
ぴあの調査員が待ってました、という風に立っている。

声をかけられたので少しだけ答えた。

初めてしる、ぴあ、の映画調査は。

まず100点満点では幾つですか?

その後、物語、俳優、演出、音楽、4つくらいを
1~5段階で回答。

その後、ぴあに写真と感想が載るかもしれませんが
長めの感想をいいですか?

これは、さすがに断る、で終わり。

あの新作~点は、この調査平均だったのね、たぶん。
だから、初日なら好きで見に行く人が多いだろうから
高目に出るか?

その時の気分にもよるけれど・・

という初体験だった。

渋谷からJR、千代田線への乗り換えは異常な混雑で
昨日は夜、何かのバンドのライブが体育館であるようで
チケット譲ってください、女性が何人も・・

乗り換え15分位余計にかかった。
メトロ乗り換えで帰宅する方が、こういう時は
時間が早いなと思った。

ミレニアムはいつか忘れた頃に読んでみたい。
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瞳の奥の秘密~5つの瞳

2010-08-16 | 2010年鑑賞新作映画
昨年のスペイン映画祭上映作だそう。
原作者とカンパネラ監督の共同脚による25年にわたる大河ドラマと
云ってもいいような、過去と現在が交差する74年からのアルゼンチンの物語。

瞳が重要で私は、ここでは5つの瞳を想った。

男女二組と犯人の瞳。
それが過去と現在で繋がる。

そして、もう1つはあきらめた男とあきらめない男の物語でもある。

女の物語としては幸せを一瞬で失った若き女性と
出世はするが、愛を得ていなかったような女性の物語で
ハッピエンドでもある長い愛の話だ。

もっと複雑な推理ものかとおもったら、意外とそうではなく
犯人が捕まるが、その後また展開があり、
もしかして?あの人がと思ったりは外れた。

ラストは予想外だったが、あのセリフなどから、
よく考えればそこへ行きつくとわかる。
私は、よくやった!と言いたい。

音楽はピアノ曲で始まり、途中からバイオリンに変わる。
上品な入れ方でとても良かった。

ここから多少ネタばれあり。



死刑に対する考えの映画でもあり、あの夫は死刑には反対という。
それがキーワードでもあるが、気づかなかった。

リベンジのすごさは「セブン」みたいに?でも
あの男は体も痩せてなく歩くこともできていた。
私なら、もっと残酷にするだろう!(^^)!

あそこまで達成したのだからアルゼンチンという国でも、
神を考えないでもいいのでは・・
その愛は、もうその領域は超えている。

愛、の強さというより彼の生きがいになったのだろう。

諦めない。

一方、書記官であるベンハミンは
彼女を身分違いとあきらめ去っていく。

彼は裁判所の書記官という役だが刑事みたいなこともしている。
当時の警察、裁判所など政治の混乱が見られ、
当たり前のようにあの彼は釈放されてしまう時代だった。

部下、パブロもあっけなくなくなり
ベンハミンはすべてを失う日々となるが
その間に、あの夫はしぶとく復讐の鬼となっていたのだ。

これだけ愛されれば言うことはないだろうが妻は帰ってこない。

銀行員と書記官という二人の対比も興味深い。

シーンでは、日本ではJ1に当たる
サッカーチーム、ラシンの試合光景が圧巻だ。
ふかんシーンからカメラが降りていきスタジアム全体を映す。

犯人を何万の中から探すという技。
カメラは多分1カットでそれを追う。
汚い、男がほとんどのスタジアム光景はサッカー好きには
わくわくシーンか・・

パブロ役は眼鏡の少しWアレン似、背を高くした感じで
ユーモアもあるアルコール依存者、彼の言葉が笑いを誘う。

いつも軽く人を笑わせていた彼は
皮肉にも人生をあきらめたように、身代わりのようなラストを迎える。

扉も印象に残った。
ラスト、扉を背景にスペイン語でタイトルが出る。

扉を壊すシーン、スタジアムでのトイレの扉、
夫が玄関の扉から、あの扉へ行くシーンなど幾つかの扉があった。

駅とホームも印象的だ。

冒頭ベンハミンが去る駅、追う彼女、同じシーンがラストへ繋がる。
地下鉄の駅では夫が辛抱強く待つ。

群衆の中の誰か?もある。
駅で、スタジアムで多数の中からひとりを見つける。

70年代当時からの建物なども見どころで
ヨーロッパ色が強いアルゼンチンの国を見る映画でもある。
大理石らしい床の柄が今も頭にある。

日本の7・5倍に4千万人。
平地で草原が多いのだろう。
延々と続く人里離れた場所なら、あの設定も可能だと思う。

頭いいな、夫、と。


パンフより幾つか。

アルゼンチンでは昨年公開され34週のロングランだそう。

当時の政治は腐敗していたから、こういう原作がかけたと思う。
原作と映画とは、違っているところもかなりあるようで
幾つかの変更がパンフに書かれている。

検事になった彼女の夫の事、家族の様子などは映画では
1回も出ないが原作ではどうなのだろう。

翻訳はされていない?だろう多分。(調べたらなかった)

イレーネ役のソレダはタンゴ歌手としても活躍しているそうで納得。

カンパネラ監督作は、これが初公開。
監督は
「これは国家の記憶でもある。軍事政権前の恐怖がある」と
語っているが、確かに死刑論、政府論、警察と裁判所、
キャリアとノンキャリアなど単なる愛、推理だけではない物も
多数入った話だ。

原作者。
エドワルド・サチェリ。67年ブエノスアイレス生まれ、
詳しくは不明とある。
大学で教えたり裁判所に勤務の経験がありサッカー好きで
サッカーテーマの短編で読者をとったと。

「瞳の問いかけ」が原作、映画公開にあたり改題された。

アマゾンで検索かけてみたら、和書ではなかった。

殺人犯が終身刑でも釈放された当時の現実を書きたかったと。

撮影は08年2か月、ブエノスアイレスを主なロケ地とした。

アルゼンチンの裁判所は、判事、判事補、書記官。
パブロは書記官ベンハミンの部下である。

70年代の政治状況は。
74年世界初の女性大統領イサベルが誕生するが
力量にかけ政治は不安定、悪化する。
76年、クーデターにより軍事政権が誕生、国民を弾圧し
3万人が犠牲になった。

この背景を知っていた方が、この映画を理解できると思う。
大変な時代に必死で生きた男たちの話でもある。

この映画は国民の6・2%が見たそうで、250万人。

ベンハミンが身を隠した地域フフイは、
北はボリビア、西はチリに接する州で、ブエノスアイレスから1643キロ。
広いな~~
年の半分は雨が降らない太陽が照りつける地域だそう。

南米映画の醍醐味を見た1作となった。

コメント (4)
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瞳の奥の秘密~感想は後日、まず余談を

2010-08-14 | 2010年鑑賞新作映画
昨年のオスカー外国語賞などを多数とった映画。
好きなミステリーと南米なので久し振りの新作、初日に行く。

平日と同じ時間に起き、シャンテに着くと55分前なのに30人は並んでいる。
初回は自由席なので行ったが予想通りの混雑。

10分すると、係のかたが
「本日の2、3回目はネット予約で残り最前列4席位です~」という。
え!そんなに混んでるの。

宣伝、評など効果すごいな~
それとも「おくりびと」効果もあるの?

それを聞き諦めて帰るひともいた。
シャンテは1つを除き段差がなくみにくい。
できるだけ後ろがいい。運よく一番後ろの席をとれた。
ここの欠点。

武蔵野館の一番大きいスクリーンはもっと酷い。
この映画は21日から武蔵野館とあとシネコンでも上映される。

感想、とても面白かった。
今年はまだ12本位しかみてない中で
「ミレニアム」とこれがベスト2というところ。

でもあまり映画を見てない方には、どうか?

南米映画好きでもありアルゼンチン、南地方のパタゴニアを舞台にした
「フラミンゴの季節」も大好きだがDVD化されず再見したい映画の私には
合っていた。

「追想のオリアナ」も南米だっけ?
これも好きだがDVDはないはず。

映画祭でも南米を選択することが多い。
ミステリー好きで南米、とくに70年代好きには、いうことないと思う。

サッカー好きにも少しいいか・・

初めてか?出るとぴあの調査人が数人いた。
パンフを買い明日は人が来るので、掃除をしないとで急いで帰宅した。

隣に座った20代の女性。
太っていて初めから長そで。
始まると大きなタオルを膝にかける。
さらに半コートみたいな厚手の上着を着る。

そんなに冷房効いてなかったのに。
満席、立ち見もいたし
私はスリーブレスくらい、裸足でも冷えなかった。
太っていても寒がりはいるのね。

なのにコーラを飲みお菓子をかなり食べてた。

という初日で見たい方はシネコン系で混むのを見込んでがいいと思う。

感想は長くなりそうなので後日。
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クレイジー・ハート~汚い身勝手な男

2010-07-19 | 2010年鑑賞新作映画
この予告を見て、すぐに「レスラー」を想った。
ジェフとロークがかぶる。

太ったのも。

映画はアルコールを軸に淡々と進む。

一番感じた事は、アメリカ人にとってカントリーソングは今も
人気があるの?ということ。

米の田舎町では娯楽も余りなく、ボウリング場で歌ったりする、
場末のシンガーとなったジェフ。

でも若いコリンが、今、大人気のようで、この観客を見ると
日本の演歌のように、好きな人にはファンが多数集まるのだろう。

彼が冒頭、ペットボトルから尿を捨てるシーンがある。立ちションが厳禁の米だそう。
車で500キロ以上平気で走る日々、トイレもなかなかないから、ためることになる。
アメリカの広大な広さを感じた。

尿をためるのはいいなと、先日、ここへも書き、さっそくボトルを車に
入れた。
この映画でのボトルは日本のボトルのような形ではなく
入れやすそうだったけど(^_^)

ある場所で、シングルマザーのマギーと知りあう。
30代後半か?

女に目がない彼は、さっそく付き合いだすが(肉職系)食でなく、職。
もう、これは初めから上手くいくはずはないと確信できる関係で
予想通り、アルコールでの大ミスをしてしまう。

たぶん、こうなるがあたってしまった。ダメだよね。
4歳の子を遊ばせて飲酒なんて最低男だ。
マギーにあれだけ言われていたのに。

案の定、別れがきて元の生活へ・・
でもアルコールを絶つ決心をするが
それも半年位でしょう。

ふつうは完治5年以上というから、まだまだ先は長い長い・・

1年半位してマギーと再開。
彼女は結婚している。

女からみれば、幼児を育て、
いくら好きでもアルコール依存57歳、お金もない男と
一緒になる女はいないか、どうかしてるかだ。

ジェフも図々しい。そういうとこが肉職だ。

マギーは介護への道へ突入かもしれない。
アルコールは他の疾患も併発する。
ジェフも頭の中で、そんな思いもあったのか?

60になってさびしくなると。
ずるいよ。お金あるならいいけど(^_^)

まして4歳で別れた息子に1回も連絡をとってないなんて!
米だと法律で養育費を~はないのかな?
州により違うか逃げたか、いらないといわれたか、
いずれにしても無責任きわまりない男で、こうなる結末は
わかりきっている。

ジェフと音楽といえば、すぐ「恋のゆくえ」のピアノを想う。
若いころだが、あの役は一人で生きる、ジャズピアノをがんばる役で
ピアノが似会っていた。

ここでも歌は、まあうまいと思う。
でもなんか汚い。カントリーシンガーって汚い方が受けるの?笑

マギーは癖がある女優、演技者だと感じているが、この役は合っていたかな・・

当然の男女の結論、男が甘い。
ジェフはアルコールを一生たち、65くらいになり再びマギーに
出会えるかもしれない、涼しそうな外でのインタビューでの幕。

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アイアンマン2

2010-06-29 | 2010年鑑賞新作映画
何故か気になる男優、ダウニー君と好きなグイネスなので前売りを買ったら
評が、あまりよくない。

ピカデリーでは朝、はやめしかになっている。

先週、金曜、W杯の勝利の朝のせいか7名くらいの入り。

コミックなのでエンタとして、楽しめるかどうか・・
1より落ちたが、まあまあでは。

Mロークはロシア語を話し笑えるし汚い格好が「レスラー」風。
いなくてもいいスカーレットが、黒いワンピースで腰をフリフリ~

このシリーズは「スーパーマン」「スパイダーマン」同様
変身話だけど、痛みをともなう?
よくわからないが体に毒素がどうのこうの~

そんなとこがダウニー君つらいな~

元ジャンキーで、よくここまで復帰できたと
最近、いろいろ出てるので偉いと思う。

ラストの空中戦は「SW」を想ったり、なんでも入っている映画。
あのスーツ、もっと軽いのあれば、防犯にいいかも。
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告白・追記

2010-06-26 | 2010年鑑賞新作映画
さきほどの感想で忘れていたことを。

映像では、空の景色がとても印象的で
例えば雲、夕日などの色彩がストップモーションと
マッチしていた。

空の流れというものがあるなら、それが彼らの心なのかもしれない。

松が泣くシーンでは雨が降っていたような記憶がある。
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告白~コミック風アート

2010-06-26 | 2010年鑑賞新作映画
邦画はほとんど見ないので今年初か?

これは子供が見て(原作読んでる)
変わってるというので(映画、年7本位見る子供)
何となく見た。

映像、予想外にアート系でびっくり。
原作が文庫化されたので見る人も増えてるみたいか・・

音楽も上手い入れ方でクラシック、バッハが多かったしヘンデルなど。
あと、小さな声のヴォーカルは誰?
クレジット早く見られず。サントラはいいかなと思う。


少し何故だろう?
「アメリカンビューティ」を想う。
映像の感じか・・全く違う話なのに。
そのまま外国映画にできそうな気もする。

私もひとりの子の母なので母として告白風に書こう。

これは3人の母の物語でもあり、子供たちの物語でもある。

●松たか子の立場から

全くいつもうるさく、まるで小学生プロブレムとにたような
中ニプロブレムのような、このクラス。
レベルが低い子が多く、この騒ぎ。人の話をしっかり聞く子は少ない。
それでも生活のために私は教師をしている。
あの子のために・・

日々、この子たちにあきれつつ指導をしているが、
その子が、わが子をなんて思いもかけないことだ。

少年法。こんな法律が何故あるのか?
私はこれに負けたくない。
ひとりで育てた可愛い子を一瞬で失うなんて・・
それを事故で片付けられた。
警察もダメだ。

バカらしい計画かもしれないがリベンジを誓い、ほぼ
テキスト通りに成功したのは、やはり彼らのレベルは低かったのだろう。

あの子たちは、なぜ、ああいう生き方しか選択できずにいたか?
母であった私にも最後までわからない。

AとBの母は何を考えて生きていたのだろう・・
母とは・・
家族とは・・

エイズの正しい知識すらない中学生。

別れた彼に1回もわが子を抱かせなかった私は
もしかして、密かにエイズに対する偏見があったのだろうか・・
何故、彼と結婚しなかったのか?

同棲でもよかったかもしれない。たとえ数年でも
子どもと一緒に暮らしていれば、事件は起きずに済んだかもしれない。
あの子に彼をもっと会わせてあげたかった、と今は思う。

私自身の生き方は間違っていたのか・・

雨の中、私は上手く進んだ計画だったが泣いてしまった。
これで、あの子は更生するのか・・

私はすべてを失った女だ。

●木村の佳乃の立場から

これまでは平和な家族、可愛かった息子が人を殺すなんて!
ありえない。は違った。

今、夫は不在の母子家庭のような環境、主婦の私と思春期の息子。

事件から引きこもり、どうしたらいいのか・・

熱い担任の訪問もうんざりするし息子はかえって悪くなる。
教師なんて本当の生徒の気持ちなど、わかっていない人が多いのだと気がつく。

医師、カウンセラーに見せる事もできない状態だ。
そんな事をしても、かわらないだろう・・

夫、娘は何を考えているのだろう・・
全くうちは、今は子家庭以下でしかない。
息子は、いつまでも小さな息子でいてほしかった。

この家はモデルハウスのような綺麗な家、
そこに汚くなった息子が生きている。
どうしたのだろう、うちは・・・

私にはもうできることは、これしかないのか・・

夫など存在しなかった夫婦のようだ。
息子がかわいそうで仕方がないが
これしか方法がない。

何故、あの子はBと関わったのかなど、もうどうでもいい。
息子を安らかに・・そして私も。

すべて事件さえなければ、あの学校に行かなければ・・
もうどうでもいい。

●虐待していたAの母の立場から

私の才能を受け継いで生まれたと期待し産んだ息子。
なんで、早くに妊娠をしてしまったのか?
もっとキャリアをつけてからでも良かったのに・・
育児だけの日々。

辛い、考えが甘かった私。
息子に、そのイライラをぶつけ、つい虐待してしまう。

夫も凡人過ぎたから離婚となった。
私は、ずっと息子を忘れてはいないがもう過去の事だ。
すべて忘れ、再出発をしたかった。

息子が、こんな事をしているなんて・・
どうなってしまったのだろう。
私の人生は、息子を捨てたことで崩れた。
私は自己愛だけで生きていった女なのだろうか・・

またの妊娠・・・未来は予測できない。
どんな子が生まれるのだろう。
今度は、もっと育児もうまくいくのだろうか・・
次は新たな出発がくるのだろうか・・

でも私はそれもできなくなった。

3人の母の気持は、こんな風かもしれない。

映像は全編ブルーグレイがかった暗め。

ストップモーションを多用。それが効果を上げていて
グロテスクで嫌な話だが、どこかおかしいような、ブラックユーモア風でもあった。

私だけかもしれないが。

R15指定、子供が見ると現実に近いのだろうか?
共学の地方中学は全く知らないので想像もできないが
現実、こんなにうるさいの?

これでは授業もできない。

そういう学校が増えているというが、これがそうなのか・・

ラストの爆発あたりは、CG使用でアニメ風になりえ~~というかんじ。

小説ではどうかかれているのだろう?
「~なんてさ」とかいう言葉を、松が言うが、あれはあったのか?

すべて寓話と見てもいいだろうし現実感を持って見る中学生もいるだろう。

ただし、エイズに関しては偏見、誤解を生む映画である。
地方の中学生だとあれほど無知なのか・・
疑問。

牛乳に入れた!で、凄い騒ぎはね~
簡単に感染しないし、もししても発病しない事もあるし
発病しても20年以上生きてる方もいる。

夫がエイズで、それが理由でシングル、という松の選択時点から
もうすでに差別、という気もする。

原作では、松の相手は放浪の旅をしていたらしい。

作者の湊氏の経歴も変わっていて、南米かアフリカへのボランティアみたいな
事をしていたらしく、そこからエイズなのか、で小説へか・・

荒唐無稽な物語をうまく映画化したのは監督の腕だ。
変化球映像、色彩がいい。

木村、松ともに熱演。
あの教師が岡田まさきとは・・ヘアがくるくるなので
よくわからなかった。

ヨーロッパでリメイクしてほしい。
もっとエイズの知識をしっかり入れて。





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運命のボタン~混乱気味のボタン

2010-06-03 | 2010年鑑賞新作映画
「ドニーダーコ」の監督なので、新宿昨日まで、
ぎりぎり間に合い見る。

なんと言ったらいいのか(*_*)

賛否両論だろう。難点はあるが私は、こういうの好き。

原作者R・マシスンは知らず「激突」などのホンを書いてる有名な作家だとか。
原作は20ページと短く70年のもの。

これは76年が舞台。

一番良かったのはキャスティングが皆合っていることかな・・

ディアスはノーメイク位で足が悪い役を自然にこなしている。
派手なイメージから離れて教師役、お金もあまりない家族。

なんでないんだろうと思ったが、二人しっかり働いているのに。
夫のあの車のせい?
子供は一人。
夫役J・マースデンも、元は何かありそうな顔だが、ここでは
妻を愛する普通の夫。

でも宇宙病なの。笑

NASAが出て途中から「Xファイル」、オカルト風になってしまう・・

原作はすっきりしているのか?
後半、混乱、迷走してしまい惜しい。
2時間なら、もっとうまくまとめられると思うが
その変さがいいのか・・

70年代の服、壁紙の柄、インテリアなどレトロなセンスが
どこか懐かしい。

家で、忘れたころ、のんびり見たい。ラストが、初めのあの事件につながるのね。

お金からボタン押しなのだが、かんじんのお金、100万ドルについては
ほとんど描かれない。

それもありで、だんだんシュール系へ移行してしまい
水のはこ、あれは何?

アロノフスキー監督の「ファウンテン」みたいでもあり、
少しシャラマンも入ってるか・・

何と言うか、見てください、映画。

原作作家は哲学、思想系としても書いたと思う。

人の運命、人生の選択など、普通の家族が、こうなってしまう
現実もあるよと。
オカルトにはならないが・・

人生、急回転もある。

そうだよね~と思いつつ見た。

クレジットも70年代を意識したのか、大きく見やすく
キャメロンは、これから、いろいろな役ができそうな気がした。
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マイレージ、マイライフ~ファン限定

2010-05-09 | 2010年鑑賞新作映画
「ジュノ」「サンキュースモーキング」の監督で、
「ジュノ」は合わない映画だったが、何となく時間が合ったので見た。

J・クルーニーファンにとっては、とにかくずっと出ているので
文句ないと思う。

私には見なくてもいい映画だった。
本を読んでいればよかったな~

人生を身軽に、マイレージをためるゲームに夢中になっている男が彼。

こういう男性いるでしょう。
だからって、いいよ、と思うもの。

身内にもマイレージをためるために、他の国へ用もないのに
飛んだり、彼が持ってるカードみたいなANAの持っている男がいるので、わかる。

ある種の中毒。

ここではリストラもからむが、米ではよくある話だし日本でも、今は普通。

コミカルな作品、とうたってあったが、その感じはほとんどなく
むしろ、どちらかと言えば真面目映画では・・

あの小娘は「ジュノ」のあの子と同じタイプで、
ああいう子が監督好きなのかと思った。

会話が多く、それもどうどうめぐりの人生論?ほど深くない
なんか、よくわからない話と言えばそう。

妹がフィアンセに式直前、ドタキャンで説得するシーンにしても
いくらなんでも式直前は、物語は「卒業」ではないし、
直前過ぎ。

実際、友人でも1か月位前で式キャンセルいたからわかるが・・

結果、彼の何無く説得でOKは、なんだかな~
勝手にしてよ、と。

でもジョージすきすきなら、大丈夫。
彼も「ER」時と比べたら、髪も白髪になり老けたと思う。

かっこいいけど、それだけみたいな感じもあると思ったり(;一_一)
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第9地区~良いでき、愛は永遠ってこと?

2010-05-06 | 2010年鑑賞新作映画
GW最後の日、映画をと全く期待せず見たら、これが
かなり面白かった。

SFだが切ない物語だ。
「アバター」より、数倍いいと思う。

W杯、もうすぐ6月、来週には日本代表も発表されるのでは・・

南ア、ヨハネスブルグの上に巨大宇宙船が!という発想が、まず楽しい。
ましてW杯の場所だから余計に。

次に良かったのはドキュメンタリー方式での演出だということ。
だから現実のように感じてしまうこと。

冒頭、エイリアンを追いだす係になった社の男性がTVに向かい
明るく話す、そこから観客は、この事件を見ている、という映画を見ることになる。

そこが斬新だ。

この演出が成功しているのでオスカー候補にもなったのだろう。

知ってる俳優は誰もいなかった。

テンポもよく気持ち悪いエイリアンも出るが、ひっぱる力はあり
ラストまで目がはなせなかった。

普通の人間、エイリアンだけでなく、アルジェリア系のマフィアみたいな
グループがエイリアンに売る、ネコ缶=麻薬、とも思うが、そういう人種を
出している事も幅がある。


SFエイリアン娯楽としてだけでもいいと思うが
深く考えると、これは難民、移民、差別、格差、人の運命、
家族、妻、子供、組織、軍など、さまざまな、現代の現実が混在している。

いろいろ分析もできそう。

ラストの戦いは「トランスフォーマー」的で、多少飽きるが
その後、あの彼は、ああなって、あのプレゼントを玄関に置いて~

愛はまだ存在する。
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シャッター・アイランド~謎解きといっても

2010-04-18 | 2010年鑑賞新作映画
今年になり6本目の新作、1か月以上ぶりに館へ。
先週は風邪気味だったので行かれず、前売りでアイランドらしき
キーホルダー付き、前ウリだとピカデリーはネット予約ができないのが不便だ。

前日、ネットで混んでいることがわかり、でもそれは、
多分満席ではない偽満席だと思いつつ行くと、そうだった。
8割の入りで満席表示。

レオは嫌いだが原作者とM・ラファロなので見てもいいかなと。

Mフォンシドーが脇で、妻はM・ウィリアムズ。

冒頭から、いかにもここは変なの、というムードを出すためか
不吉な音楽ががんがんかかるのは演出過剰。

こういうシーンは逆に静かにと私は思うが、
この映画全編、音楽がうるさかった。

マックスがマーラーを聴くシーンはいいが。

決して、ラストを話さないでください、と出る。

半分あたりで、そうか、とわかった。

舞台が1つのせいか映像も単調で眠たくなる感じ。

54年米の感じはよく出ていたと思うが、原作はどうなのか・・

レオは熱演しているつもりだろうが、かえって裏目に出ている気がした。
だから余計にネタばれてしまう。

ホン(未読)としては「ミスティックリバー」の方が断然いいだろう。


監督は、これを撮り何を一番いいたかったのか。
それとも単なるミステリー娯楽として?
その辺がわからない。

当時の精神疾患者の酷い扱い、今はないロボトミー治療への考え?
人生とはこんな波乱もある?

レオという男優をわざわざ使い、精神系ミステリーだけ?

精神系で何か主張があったのか?それが伝わらないし
むしろ、この鬱などが増えてる現代、偏見、誤解を生む感じを受ける。


ここからネタばれ。


彼が2年間投与されていた薬「クロルプロマジン」は
世界初の抗精神病薬(メジャートランキライザー)
で52年から治療に使用されている。

54年だから彼は初期から投与されていたわけになる。

幻覚、妄想に効く。
抗ヒスタミン薬から生まれた薬で、統合失調症の薬に使用する。
行動を見ると彼も、そうなのだろう。

精神疾患の病名は、医師でも経過を見て変える、他の医師だと違う病名になるなど
つけにくい、違いはよくある話。
素人の私の考えだが、映像を見るとそう思う。

彼の手が震えるなどは副作用。

妻がうつ病というセリフがあったが、それは違うと思う。

あの妻も統合失調系の病、例えば、統合失調感情障害?とか言う病名もあるので
統合系の何かだと思うが、妻が出る映像が彼の視点からだとすれば
他の病気かとも言える。

ただ、鬱病で子供を3人も殺すは99%ないはず。
あるとしたら無理心中、それもぎりぎりで失敗するなど。

殺人は凄いエネルギーが必要。まして母親が子供を3人を溺死は
相当な体力、気力が必要だ。

鬱は酷くなると、トイレにも行けない、食べられないとなり入院、点滴になる。
ふつうは殺人へは向かわない。
自殺へ向かうのは、ある程度は改善されている鬱患者だ。
自殺だって力が必要だから。

妻は何か他の疾患か依存症だろう。

その辺り原作はどうかと思ったが、物語のポイントになるので大事なことだ。
子供が死ななければ彼は、病気にならなかったと思うから。

原作はどうあれ、映像なので妻の真実の姿をしっかり入れてほしかったな。

精神医療系の本は20年位前から、医学書を含め数十冊は読んでいる。

病名はともかく、もう少し丁寧な映像化がほしい。
入院している他の患者の様子なども、もっとあればと思う。

世界的に50年代初めは、ロボトミー手術が流行した頃だと読んでいる。

米に限らず、だから、彼が、その方向へ行くは、仕方がない面もある。

J・ラング主演の映画「女優フランシス」は、確か、統合失調の女優が
手術を受けた物語だった。

物語としては全く違い成功をおさめた数学者J・ナッシュも
統合失調。晩年、ノーベル賞を受賞する。
「ビューティフルマインド」として映画化された。

ここでJ・コネリー妻は、確か手術をすることか、電気療法
を反対したような気もする。時代はいつ頃だったか?
これは原作も後で読んだ。

今はもうとっくにない、この残酷な手術療法を今更映像にして、どうなのよ?
という興ざめ感も持った。

今の精神医療との落差を描いているわけでもないので
これは「ミスティックリバー」のルヘイン原作を、
ただ撮りたかった、でいいのだろう、か?監督さん?

スコセッシ、昔の方がずっとうまかったな~
だんだん、落ちてる
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ハート・ロッカー~レイフ君は目でわかった!

2010-03-15 | 2010年鑑賞新作映画
初めは見ないつもりだったが、オスカーとったし
「アバター」も見たので1時間前に行くと、もう61番。
こんでいて30分前で売り切れの日曜日。

もっと拡大すればいいのに。立ち見も10人以上いた。

冒頭に出たのは「戦争は麻薬である」だったか・・もちろんそうだ。

「戦争は生か死への休暇のない強制労働だ」と思う。

見てよかった。というのも評にドキュメンタリーに近いとあったが
意外とドラマの映画だったこと、個の戦争映画であることなどが理由だ。

戦争物は好きではない。それは集団、組織が表に出ている事、
戦いを見ていても楽しくないから。

だからといって、これが作品賞は、どうか?

アカデミーもその時々で、政治などもからんでいるから、米軍も頑張っているし
イラク人もこういう目にあい、両面から撮っていると思うから
そいう事での受賞+初の女性監督にか・・

03年開始、来年、撤退するとオバマは言ったので8年間続いている。
米軍お疲れ様で賞もあるのか。

まずレイフがどこでが気になり、目をこらしていたが、すぐ分かった。
あの青い瞳で。

ターバンまいて眼だけが見えた時点で、あ、レイフ、その後声で判明。

2分位と思ったら多分数分以上は出ていて殺される、砂漠の偵察隊みたいな
イラク人の格好をした役で「イングリッシュ・ペイシェント」を想う。

監督とは「ストレンジデイズ」で一緒なので友情出演?
意外と銃のかまえなどうまくて、かっこよかったな。
戦争映画でレイフ、やった!

G・ピアースは初めに。D・モースは多分あそこでだが、はっきりは確認できず。

3人の爆弾処理隊は、ほぼ無名。

脚本はイラクでジャーナリストの方だそうで、04年当時のほぼ真実が出ていると思う。

個の戦争映画と見たのは。

ジェイムズを筆頭とする3人の個性、性格がよく出ていること。
ジャイムスは、家族がいて離婚したが・・子供の事を想って電話をしたり
強いが秘めた内には、一人で弱さも見せる。
ラストは「LOST」のE・リリーが妻役、
家庭での普通(むなしさいっぱいの心、戦争トラウマか)のパパの姿も映る。

黒人の彼は、白人への反発もあり初めは喧嘩をし、時に彼を殺そうとするが
根は優しい。彼は「息子がほしい」とラスト、車でジェイムスに本音を語る。

撃たれた白人技術兵の彼は、気が弱くパニックになったりするが
ジェイムスが上手く治し、だんだん度胸がついていく。
撃たれてしまいヘリで運ばれる時「もう砂漠にはきたくない」という。

3人のそれぞれの願いがある。

イラク人たちの描き方も面白い。
ヒットマンもいれば、普通の庶民もいるという街が混在しているイラク。
04年でこれなら今は、もっと崩壊しているだろう。

廃墟のような街で、どう米軍と向き合うか・・

ベッカムと名のる少年にジェイムスは息子の影をみたのか、気に入り
人間爆弾の少年(あれは初めてみた)を彼と勘違いするあたりは
ちょっとミステリアス感もあり、この監督らしいドラマとなっている。

少年は普通に生きていたのに。

よいイラク人、頑張る米軍。

米軍のイェール大を出たというキャリア軍医が、
「現場をしらないのに」と部下に言われ、初めて現場へ出るが、そこで~
このシーンは、エリートでも死んでる(ほんと?)という映像にしたかったのか?

現実には、ほとんど戦場には出てないでしょう。
ここでは医師だからいるのだろう。

監督は、国、階級が違う人々をうまく取り入れていて、そのあたりは
なかなかしたたかだと感じる。

狭い味方でなく、大きくとらえている。

子供が3人出る。ベッカムと名乗るイラクの元気な子。
爆弾にされた死んだ子。
ジェイムスの小さな息子。
女性監督ならではかもしれない。

ロケ地はどこと調べたらヨルダンだった。

監督は若く綺麗で、アクション系からだから男っぽさも多いのだろう。
日本なら顔は別として和田あきこみたい(^_^)

ラストかかる音楽も、ハードロック系でがんがんで終わる。
監督の他の映画の音楽もそれっぽいのが多かった。

人間って改めてばかだなあと思う。
戦争をすることは、どういうことか何も考えていない。
歴史は繰り返している。
見た後、むなしくなる映画でもある。

ジェイムスは、またイラクへ行かされ1年とどまる。
そのくり返しで、何回も行かされ、行きたがる人もいるので
「麻薬である」、心が麻痺してしまうのだろう。

人間爆弾(死んだ少年の体に爆弾を埋め込む)はベトナムの頃から
似たのはあったと夫は言う。

人間ではなく物などにつけておき、触ると爆破する物で
ブービートラップ、と言われていたそう。

家族とイラク戦争の話しをした。

戦争派遣兵士のことはTVで見たが、ハリバートン社という会社が
それをバンバンやっていた。
チェイニー副大統領とつながりがあり?問題になった。

そこの社から、殺し屋プロ系兵士を多数イラクへ送りこみ
もと、外人部隊、犯罪者などで殺す事はお得意様!
お給料もいいが、社はかなりピンハネして稼いでいたそうだ。

NHKで放映してた気がする。

今はバグダットの街は壊滅し、もう兵士は郊外にしかいないそうで
11年に本当なら、やっとこの戦争は終わることになる。

レイフが死んだ砂漠でジェイムスたちが囲まれ、逃げられないでじっと
銃を構え、様子を見つつまつシーン。
暑さと乾燥と強い陽ざしの気候との戦いでもあるのはベトナムと同じだと思った。

夕方、日が沈み暗くなると、やっともう終わりだ、という、ことばが残った。

文化と気候の違いが大きな戦いでもあるイラク戦。
来年終わりを告げるのか?
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