01年米。再見。初見時は普通くらいだったか?
余り残っていない。
その後、私の人生経験と重なりもあり、とても良かった。
イアン・ソフトリー監督。原作はない。
SFの面もあるが人間ドラマと思う。コミカルさも少し、
後半、ミステリアス感もある。
Jブリッジス、ケビンスペイシー。二人の好演、
役になりきり素晴らしかった。
カメラも良かった。
ジェフはパウエル精神科医。ケビンは精神病患者かものプロ―ト。
マンハッタンの病院にプロ―トが搬送。パウエルが主治医となる。
彼は光に乗りKPAXから来た星人だと主張。
聞くと星での生活をかなり語り天体系に詳しい。
地球は光がまぶしいのでサングラスをつけている。
どんな星か?パウエルに細かく説明する。
家族はない。SEXはとても苦痛だがイヤイヤする。快感は皆無。
子どもは皆で育てる。地球とは全く違う星。色々違いを話す。
他の入院患者たちは、彼プロ―トを信じ始める。
初めはパウエルもひどい妄想と投薬をするが、効かない。
何かあるのでは・・
7月27日に地球の様子のメモを持ち、星に帰るというが・・
彼を助けたいと必死に考える。
パウエルは妻と娘たちがいるが
家族を忘れプロ―トを診る。
催眠療法をすることにした。
これ、ここまで効くのか・・フロイトだと思うが、
この辺りはちょっと上手くいきすぎだな~
プロ―トは果物が大好き。バナナを皮ごと食べ、
果物を山盛り。肉は食べない。
解明すると、このわけがわかる。
何回もの催眠療法でプロ―トの過去が判明した。
パウエルは27日に星に帰るまでに真実、事件を突き止めようと
米のある州へ奔走する。保安官と会い話す。
真実は~~悲しい過去の大きな出来事だった。
わかるな~彼のしたこと。
ただ、車いすになるのは、少し大げさでは・・
歩けなくなるまでなのか・・
ジェフ74歳、芸能一家に生まれた。父母も俳優だったはず。
この医師役はとてもいい。
ケビン64歳、多数みているが、難しい役。
表情を変化させ見事に演じた。ジュリアード出身。
ラスト、パウエルと息子の再会はさらに人間ドラマになった。
プロ―トは長くパウエル医師に守られ、幸せかもしれない。
大きなショックで人はこうなる。
戦争でのPTSDと同じことが起きる。
人間の繊細さがポイントになっている。
エンドロール後、パウエルは一人庭で、夜空を天体望遠鏡で見ている。
これは・・人により解釈は違うだろう、そんな物語。