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ここまできた!VR活用最前線

2017-08-03 06:00:00 | 経済フロントライン

7月8日 経済フロントライン


VRに熱い視線を注いでいるのが観光業界である。
観光客の約6割がレンタカーを利用するという沖縄。
レンタカー激戦区にある会社がこの夏始めたサービスが
VRトラベル
である。
見えているのは「バギー」という車に乗って森の中を走る映像。
顔を動かせば周りの景色も見ることができ
自分で運転しているかのような臨場感が味わえる。
他にもスキューバダイビングやパラセイリングなど
実際に体験できることをVRで紹介。
レンタカーを利用してもらう機会を増やすことが狙いである。
(客)
「レンタカーを借りたらどこに行こうか決めるのが広がる。」
(オリックス自動車 沖縄地区責任者 竹松康之さん)
「沖縄に来てレンタカーを借りるだけではなく
 情報を提供される場所と認知されれば
 リピーターにつながっていく。」
VRへの期待は実際にレジャーを提供する会社にも。
(沖縄ドキドキツアーズ 鳥居信司さん)
「パンフレットよりもVRの方が伝わると思う。
 映像を通じて。
 VRをご覧になってきてくれることを期待している。」
プロ野球の世界でもVRの活用が始まっている。
昨シーズンからベイスターズの1番バッターを任されるようになった桑原将志選手(23)。
試合前に使っているのが
VR打撃練習システムである。
セパ合わせて約170人の投手の中から対戦相手を選択。
専用のメガネをかけて打席に立つと
3D映像で
相手が投げたことがあるボールを体験できるのである。
1番バッターの桑原選手は相手のピッチャーと最初に向き合うことになるため
試合前に目を鳴らす目的で使っている。
今シーズン先頭打者ホームランをすでに3本放っている。 
(横浜DeNAベイスターズ 広報部 河村康博さん)
「対戦相手の特徴を感じてもらいながらシステムを使ってもらっている。
 最終的に選手・チームの成績に結びついていけると
 すごく導入した意味があったなと思っている。」
ものづくりの分野でもVRを活用し成果を出している企業がある。
フォークリフトなど産業車両のフレームをオーダーメードで生産している会社。
悩みの種だったのが
設計段階でのイメージと出来上がったものとのギャップである。 
たとえばミラーはフレームの強度を保つためにつける場所は設計段階で決める必要がある。
ところができ上がったときはミラーがフレームに隠れてしまい
使いものにならないことがあった。
設計用のソフトでは運転席からの視線までは分からないからである。
(サンキ 社長 森大蔵さん)
「ミラーを付け替えると3~4日とか時間がかかる。
 それだけのコストもかかっていたので
 それはもったいないこと。」
そこで取り入れたのが
設計のときにVRを活用するシステムである。
設計図をもとに運転席に座ったときの状況を体験できる。
ミラーの位置が問題ないか確認できる。
(サンキ 設計技術課課長 西條聡さん)
「実際にVRで確認しているから
 作ってもこの通りになる安心感はすごい。」
スイッチや取っ手の位置も確認できるため
作り直しが減り 
1台当たりの制作期間を約3割短縮することに成功したという。
(サンキ 社長 森大蔵さん)
「小さい企業だからこそ新しい技術を導入して
 人手不足とかいろんな解消と
 大手に対して勝負を挑むわけではないが技術力として活用していきたい。」




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