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ロンドンから徒然に

ロンドンのトイレ事情

2008-01-24 | 日常
 別にイギリスに限ったわけじゃないですが(というより他のヨーロッパの国の方がもっと大変かもしれませんが)、観光に来た人が日本にいる時のような感覚でいると、いざトイレに行きたくなった時に苦労することが多いんじゃないかと思います。

 まず地下鉄の駅にはトイレはありません。National Rail(旧国鉄ですね)の大きな駅にはありますが有料です。
 デパートでも、日本のように各フロアにあるというわけではなく、中には有料のものもあります。(ハロッズの高級トイレなんかは昔から有名でした)

 パブは誰でも使えますが、小さな店だったり客があまりいなかったりすると、常連風な人が多い中で、日本人だと目立ちすぎて、トイレだけ利用するのに入りにくいかもしれません。
 マックなどのファースト・フード店は気楽に入れますが、店によっては男女共通だったり、意外と故障が多かったりします。スタバなんかだと、小さなところはトイレのないこともあります。
 
 ホテルなら普通の格好をしている限り大丈夫でしょうが、あまりに高級なところで小汚い格好でいると、さり気なく係員が来て、“お泊まりの方でしょうか”と、(要は)注意されるという話も聞きました。

 お勧めは、ナショナル・ギャラリーのような国営の美術館・博物館です。観光客で一杯だし入場は無料なので、気楽に用を足せます。でも、そんなにあちこちに美術館や博物館があるってわけでもないですしね。

 街中には公衆トイレもあるのですが、あまり数はなく、大抵地下にあるためか目立ちません。
 写真のように箱形のものがドンと通りに置かれていることもあります。ただ、これは有料のうえ何だか目立ちすぎて使い辛い気がします。

 ちなみに昨年、面白い携帯メールサービスが出来ました。80097にToiletと書いてショート・メッセージを送ると、公衆トイレの場所をテキストで知らせてくれるというものです。
 試しにやってみたのですが、通りの名前や広場の名前と使用できる時間帯が送られて来るだけなので、これを見てからまた探すのが大変な気もしました。

 それにしても、トイレがそれほど多くないのは水事情なのか、身体的事情なのか、何か理由があるんでしょうか?こちらの人の方がたくさんビールを飲んでるような気がするんですが(笑)