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ロンドンから徒然に

馬用の信号機

2008-01-22 | 日常
 近頃は極端に寒い日もなくなり、あまり真冬という感じはありません。それでも未だに夜が明けるのは遅く、8時頃からだんだん空が白んできます。
 早起きして公園を散歩すると、暗い中からいきなり蹄の音と共に馬が現れて驚くなんてことがあります。

 ハイドパークは非常に大きな公園なので、乗馬には持って来いのところなのですが、中を車が走る道路が走っています。そうなると車と人と馬の進行をコントロールしないといけないわけです。したがって信号もあります。

 押しボタン式の信号機はよく見ますよね。でもハイドパークには普通の人の身長ではちょっと押すのが大変そうな、高い位置にある信号機があります。
 実はこれ、馬に乗った人が押すための信号機なのです。ちなみに歩行者のことはpedestrianと言いますが、これに対して馬に乗る人のことをequestrianと言います。

 そう言えば以前は警官が馬に乗って街中をパトロールしていましたが(馬の落し物もあちこちに)最近はその習慣がなくなったのか、見ることがありません。あの時代錯誤な風景が好きだったんですけどね。