HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

ライカの国

2008-01-21 | 旅・イベント
 ロンドンに帰って来ました。やっぱりこの街の方が僕には落ち着くみたいです。
 ケルンでは結局、滞在中一日も青空を見ることができず、晴れ男を名乗る自信がなくなってしまいました(笑)

 雨の中ショッピング街を歩いていて、ふと目に留まったのが巨大なライカのディスプレイ。そうです、ドイツはライカの発祥の地なのです。僕自身かつてのめり込んで、同時期に4台も持っていたことがあったので、その頃の感情がふっと湧いて来て懐かしく感じました。

 ライカがM3を発表したのが1954年のこと。当時考えられる限りの技術を注ぎ込んで完成された“究極のカメラ”でした。逆に言えば、このカメラの完成度の高さがその後ライカの進む道を狭めたとも言えるでしょう。

 いまやデジタル・カメラ全盛の時代です。ライカも以前から富士フィルムやパナソニックと提携してコンパクトなデジカメを出していましたが、なかなか思うような成果は出ていないようです。
 一発大ヒットがあった歌手が、その後イメージを変えようと色々違うタイプの曲に取り組んでも、代表曲のイメージを追うファンが許してくれずに、結局そこを乗り越えられないみたいなものですかね。

 個人的には好きなブランドだけに、ノスタルジーだけでなく、是非何らかの形でまた成功をおさめて欲しいものです。