網創漠蓄

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ネギまでチラリズム・その2

2009-10-18 20:59:23 | UQ HOLDER!
「崖の上のネギま?」に書かれていた
「コアなターゲットに向けて書いてはいけない」ということを、
チラリズムの心理学。3つの心理学理論を参考に解説してみます。

その1はこちら
続いては「心理的リアクタンス」から。



人間、自由が脅かされると考えれるほど、それに対する抵抗感も高くなる。そして
人は何かを隠される(見る自由に対する抑止力が働く)ほど見たくなる。
はじめから見せる気のものを見てもさしたる感慨も沸かない。
「明らか過ぎるシーンがあると妄想が働かず逆に萎えてしまう」というのも
そのような現象から生じることなのかも。

そのため「チラリ」と見えることによって、
「相手が隠しているものを見てやった!」という、快感の増加が起こります。
それは「見るのを許されている状態」では起こりえない反応です。

また、抑止力が社会的制約であるときの感覚が、
「背徳感」と呼ばれるものなのかも。



つまりエロ描写などに関してはパンチラ等に見られるように、
「見えることより見えてしまうこと」又は
「見られて恥ずかしがるところがいい」という感じになる。

そして謎や伏線、または閉塞感が解けていく方向性。
引っ張りすぎたら熱も冷めていくが、
全て解決すればストーリーも終了方向・・・



つまりエロ描写に関しては、本来そのような描写が出るような場所でない、
エロとは別のコンセプトの作品中で、本筋から外れた部分で
(あるいは微妙に絡むかどうかというラインで)
「それらしきことが起きてしまう」ように描くという感じ。
コアな描写を求める人は自前で、・・・自ら裾野を切り開いていく状態に?

そして謎や伏線は少しづつ解けて、しかしあるいは謎が謎を呼ぶ、
そんな感じになるのではないかと。
それらが全て解決したときにはストーリーも解決、となるので
引っ張れないと連載は長続きしないんだろうな、と。


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