のどかの特技

vs超戦ではあまり目立たなかったのどかだが、
彼女にもあまり語られない特技がある。

それは読心術とも関連するが、諜報戦である。
例えばバトルでの最初の活躍である修学旅行での対小太郎戦の



この場面までを追ってみると、(面倒なので画像は出さない)

• アーティファクトの出し方・使い方を拾っている
• 刹那に気が付かれずにゲームセンターから抜け出す (刹那がうっかりさんだからかもしれないが)
• がらがらの電車移動でも気が付かれずにネギたちを尾行
• 必要になる小太郎の名前を聞き出し(この場面まで)思考を追い続ける

と、初めて遭遇するはずの魔法バトルの状況をきっちり把握した上で、
自分に出来ることを短時間で把握の上、助力して見せている。
普段はおろおろあたふたする場面は目立つが、
急場に対応する力は意外なまでに強い。

それはこんな場面にも現れている。



「トロトロの三角関係」をとりあえず収めたこの場面。

この二つから「突発的事態の対応に強い」ことが伺える。
(瞬間の対応は出来ないが、分・時間単位の推移には強い)
一対一の駆け引きにも強く、意外なしたたかさがあるのだ。

そして何故このようなことが出来るのかというと、恐らくは



「物語読み」だから。色々な物語を読んでいて、
目の前で起きたことを読んだことのある物語に当てはめて対応しているのだ。
そして恐らく、物語の中の登場人物の心の動きから人の心を理解している。
だから彼女のアーティファクトが「人の心を読む」ものなのではないか。

つまり集団の心理を扱う千雨に対して、のどかは対人心理、
それも各物語に例示された具体的な心の動きを扱うことに長けている。
そう考えるとのどかは交渉事や神経戦でも大きな戦力になるだろう。

また、スパイ活動のような潜入工作なども図書館探検部の技能として備えている。
コレをあわせて考えると、のどかは正にヒューミントの中核戦力である。
(ちなみに千雨のはシギント)