ナギの見る夢は

今日はナギの誕生日、ということで
水曜日ですがナギに関する考察をしてみます。



ナギはすぐ影響を受ける子です。
しかし、・・・それにしてはそれらの要素を漫画に取り込んでいません。
(よく取り込む例：畑健二郎)

取り込んだほうが万人に分かりやすい
(しかしありがちな)漫画になる例も多いのですが。



実際、ハヤテの漫画の腕前は見ているのだし、
「作画：ハヤテ 原案：ナギ」というやり方もあるのですが、
どうも「自力・オリジナル」にこだわっているようです。

これはどこから来るのか？それは性格タイプを見る限り、公式ガイドに書かれた
「全てを手に入れているが、欲しいものは何一つ手に入らない少女」
という辺りにありそうです。

恐らくは、達成感を求めている。



現在、自堕落な生活を送っていますが
現在のナギには、「少し努力して手に入れるもの」が殆ど何もないのです。
お金が必要なものは何の努力もなく手に入りますし、
基礎体力等は、今からだと並大抵の努力では身に着きません。
(Wikipediaの「努力」の項目も参照)

そこにいくと漫画は、手間をかけ自力で書いて
・・・少なくとも作品を作ることは出来ます。
しかしそれ以外には、お金の力を除く「ナギの」力で出来ることが少なすぎます。



そしてそのために普段の行動には「保護者」的な人を必要としています。
マリアの場合は「マリアさんの未来に大切なこと」で触れたように
三千院家やナギを支える能力には恵まれていますし、
ナギの尊敬を勝ち取ってもいます。
そのため今のところ日常生活を送るためにも欠かせない人です。
それこそ、マリアをしてそれで手一杯になってしまう位に依存もしています。

そして外の世界に出るためには、ハヤテの戦闘力が必要になっているのです。
(力だけならヒナギクでも恐らく十分だが、ナギに専念するわけにはいかない。)
それでやっとナギは、「努力をして何かを得る」機会と動機が出来たのです。

そう、Mesanの誤爆日記が少し書いていますが、
マリアさんでは残念ながら「保護」で手一杯なのです。
(そもそも平穏無事に過ごせれば十分と思う傾向が強い人ですし)

つまり、ナギこそが「自分が生きている証」を求めているのだ！