わたなべ正博の「万歳録」

日本共産党上田市議会議員「渡辺正博」の日記帳(まんさいろく)
2009年5月3日スタート

求められるのは事実にたいする誠実さと「綱領」の精神信頼回復はそれ以外にない

2018年05月20日 20時57分23秒 | 日記
 セオドア・ルーズベルト米大統領が1905年、ある大学スポーツの禁止をほのめかしました。その年に死者18人、重傷者159人が出て社会問題化していたからです
▼アメリカンフットボールは当時、黎明(れいめい)期。粗暴で危険な試合が頻発していました。ルール変更や安全な用具開発などが提起され、なんとか存続へ。このとき危険な密集プレーを減らすため、前方へのパスが認められました
▼そのアメフットが波紋を広げています。日本大学の選手が関西学院大学の選手に、悪質なタックルでけがを負わせた問題は19日、日大の内田正人監督が辞任を表明する事態となりました

▼プレーと関係ない場で、相手の背後から突っ込む無謀な行為。「ああいうのを認めてしまうとスポーツではなくなる」と関学大から強い抗議を受け、説明が求められていました。辞任はしごく当然のことでしょう。それほど競技に泥を塗るふるまいだからです
▼競技規則の冒頭には「フットボール綱領」というものがあります。そこには「故意に相手を傷つけることは絶対に許されない」といったフェアプレーが説かれています。コーチの倫理として「意図的な乱暴な行為を教えることは…プレーヤーの道徳の低下をもたらす」とあります
▼今回の事態に至ったのはなぜか。監督の指示はなかったかなど真相解明が次なる作業です。内田監督は後日「文書で」としています。求められるのは事実にたいする誠実さと「綱領」の精神です。信頼回復はそれ以外にありません。

5月19日(土)のつぶやき

2018年05月20日 04時31分02秒 | 日記