ゼロからのレコードレーベル

アメリカで日本人がゼロからスタートしたインディー・レーベル。純粋に音楽の楽しさを追求するレーベルの将来はいかに!?

ジェームス・ゾラーの新譜

2010-02-06 06:27:33 | 音楽
日本のディストリビューションにおいては
自社レーベルのアーティスト以外のアルバムも紹介している。
デーナ・レオンok|okERIKAの3アーティストのアルバムを取り扱っているが、
今年第1弾として、1月27日に4番目のアーティストとなるジェームスゾラーの最新作
「Zollar Systems/James Zollar」リリースさせてもらった。

彼のバイオを見ると..

『ジェームス・デラノ・ゾラー(トランペット) James D. Zollar

ミズリー州、カンサスシティ出身。1984年ニューヨークへ移住。
セシル・マックビー・クインテットに5年間参加。
その後トム・ハレル(トランペット)、ウェルドン・エービング(ピアノ)、
サム・リバース(テナー・サックス)とレコーディングする。
映画「カンサスシティ」にジャズバンドの一員として
ニコラス・ペイトン(トランペット)、デビット・ニューマン(サックス)、
ジョシュア・レッドマン(サックス)等と共に出演。
マドンナのミュージックビデオ「My Baby’s Got a Secret」に出演。
現在はデューク・エリントン楽団のレギュラーメンバーで、
マーサ・エリントンの時代からクーティ・ウイリアムス(トランペット)の伝統を引き継いで
プランジャー奏法を得意とし世界各国をツアーしている。
また、カウント・ベイシー楽団、ウィントン・マルサリスが率いる
リンカーンセンター・ジャズ・オーケストラ、ドン・バイロン(クラリネット)、
ラテン・ジャズのレジェンド、エディ・パルメリ(ピアノ)のバンドメンバーとしても活躍している。』

となっている。

現在、カウントベイシーオーケストラの一員として
ジャパンツアーに参加しているジェームスだが、
2009年1月14日にSMALLS(マンハッタン)で行われた
クインテットによるライブは、ハードかつバップな
彼のトランペットが堪能できる素晴らしいもので、
これぞジャズ!と言えるエキサイティングな内容だった。
一緒に演奏したメンバーたちもツボを得た渋さが光っていたし、
ジェームスはビッグバンドの一員だけではなく、
ソロアーティスト、リーダとしても非常に優れていることを証明してくれた。

このアルバムは、ジェームスの妻であり、ジャズシンガーの霧生ナブ子
オリジナル曲を提供すると共に自らボーカルで参加しており、
さらには、異色のナンバー「Time To Say Good Bye」(アンドレア・ボチェッリ)まで
収録された、ジャズファンならずとも音楽ファンにはお薦めの内容となっている。