ゼロからのレコードレーベル

アメリカで日本人がゼロからスタートしたインディー・レーベル。純粋に音楽の楽しさを追求するレーベルの将来はいかに!?

1曲の重み

2007-04-12 16:24:08 | Weblog
昔に比べて1曲を聞く頻度や比重が軽くなった。
これは単純にアーティストが増え、発表される曲が増えたのもあるが、
音楽が信じられないくらい手軽に入手できるのも理由の一つだろう。

僕が音楽を聞き始めた1980年代初頭は未だレコードの時代。
その頃は未だ中学生で、おこづかいやお年玉を一生懸命貯めても、
月に買えるレコードは1枚あるかないかだった。
後は、数少ないFMラジオの洋楽番組を聞いた。
ラジカセの前で興味のあるアーティストがオンエアされるのを待って、
カセットに一曲、一曲、丁寧に録音していったものだ。
当時は、未だレンタルレコードさえなかったし、洋楽を聞いていた同級生も皆無。
情報源はミュージックライフやヤングギター等の音楽雑誌。

だから、好きな曲が見つかると何度も何度も繰り返し聴いた。
『レコードが擦れ切れるくらいまで...』
デジタル時代の現在、こんな表現も死語になってしまったが。