ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレストに大進出、中国人村

2011-02-06 | ルーマニア・ブカレストの日常


今、ブカレスト市を十数キロ離れた郊外(ブカレストから東方へ伸びるコンスタンツァに向かう幹線道路からやや南方のアフマッティAfumati村、魚料理で有名なカララシ Călăraşiの手前)で、大規模に計画&建設中なのが、『中国人村』(命名 by マドモワゼル)。その規模たるや、住居や商業施設はもちろんのこと、学校をはじめ、病院まで整えた巨大空間となる予定。資材一切を中国から運んで来ての建設。もちろん監督も作業員も中国人。ブカレスト市内で見かける中国人が多くなってきていることも納得。
 
1989年のルーマニア革命直後からこの地に入り込んできて、商売を始めた中国人。社会主義後期の時代から、店頭にはほぼ何も並んでいなかった=つまり、物の無かったルーマニアに、どんどんものを持ちこみ、売っています。そんな状態だったので、持ち込まれるものは「安かろう、悪かろう」、残念ながら中国製品は粗悪品の代名詞になっているほど。
 


現在、ブカレストにある中国人マーケットがなぜ「ヨーロッパ」と呼ばれているのか摩訶不思議、ブカレストの北東部に巨大市場をもっていて、さらに見本市会館風の建物を突貫工事で仕上げ、「ドラゴン・ロシュ」と名をつけて営業を始めたのが2年前。小売りだけではなく問屋業務もあり。ここで仕入れられた商品が、ブカレストじゅうの個人商店に並んでいたり、路上で売られていたりするのです。たしかに安い、品質は二の次でも、安さに脱帽。
 
そんなふうなので、ルーマニア人たちはもともと品質に期待せずに買っていきます。おまけに、ブランドのマークを付けた中国製品もいっぱい。中国オリジナルデザインのブランド風衣料・雑貨と言うべき?そっくりさんのコピーではなく、勝手にブランドマークを付けているところもすごいです。縫製や素材・つくりが悪いので一目見ればそれなりのもの、と分かるけれど、それでも買って行く人がいるのだから、ルーマニア人のプライドはどうなっているのかな?
 
どんどん進出してきて、ついに実行中なのが『中国人村』構想。この中にいれば、ルーマニア語も英語も必要なし、中国語で中国風に生活できるという空間。それにしても巨大パワーの中国、恐るべし。

中国人マーケット、関連記事:
★ルーマニアの首都ブカレストのチャイナタウン、「Dragonul Roşu、ドラゴン・ロシュ」(=ルーマニア名、英語に直せばレッド・ドラゴン)はこちらから。記事中の写真の赤い建物は、その名の通り「ドラゴン・ロシュ」。とにかく大きな、見本市会館風。

★ルーマニア人が「ヨーロッパ」と呼んでいた以前のチャイナマーケットの様子はこちら(ゴミだらけ編)こちら(激安編)から。

★ルーマニアに進出してくる中国人同士の抗争もあり、こちらから。

★日常茶飯事の抗争に巻き込まれた中国人妻、こちらこちらから。ルーマニア語も英語も話せず、行き詰まりを感じながらも働きづめの中国人妻。物悲しくなる出会いで、最後に彼女の表情が緩んだのは、中国語の一言でした。ぜひ読んでいただきたい記事。


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