ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

本日の授業~「年末年始の日本の習慣」

2010-12-20 | ルーマニア・わたしの日常

 
ブカレストで日本語を勉強中の女子高生、そんなトピックスで授業を楽しんできました。日本に留学経験のある先生方が、日本の風習を話す時間です。

「日本にもクリスマスはあるの?」~日本のクリスマスが、宗教的なものではなく、商業的なものであることは、理解しやすいです。日本は仏教と神道で知られているし。売らんかな、の商魂で、クリスマスをイベントに仕上げている日本。12月は通常、ボーナス月。一年の最後だから、と、プレゼント用に&自分用に、財布の紐もゆるみやすいかも。

「なぜ、日本ではクリスマスにケーキを食べるの?」~そういう質問は、先生にしてきてほしかったな~。でもこれは簡単な質問。日本のクリスマスはコマーシャリズム、つまり、クリスマスにケーキを売りたいケーキ屋さんの作戦!

バレンタインにチョコレートを売りたいチョコレート屋さん(神戸の某洋菓子メーカーが発祥らしいことは有名)が、チョコレートを贈る習慣をはやらせたように。節分に海苔をたくさん売りたい海苔屋さんが、巻き寿司の丸かぶりを流行らせたように(このブログでも紹介しています、こちらから、巻き寿司関連記事はこちらから)。

「クリスマスケーキって、美味しいの?」~お料理好きの女子高生らしい質問、でも核心を突いています。この時期にたくさん販売されるから、何日も前から作り置き。量販店に並んでいるものは、余り美味しい、とはいえないケーキも多いです。

「だのになぜ、みんなそのケーキを買って食べるの?」~きれいにデコレーションされていて、店頭に並んでいるとつい買いたくなるものです。子供のいる家庭など、クリスマスの食卓にデコレーションケーキが載っていると、華やかだし。

「手作りしないの?」~もちろん手作りする人もいるけれど、スポンジ台から作る人は少な
いかも。まず日本の台所のことを説明。大きなオーブンを備え付けているキッチンはそう多くありません。たいていの家庭に電子レンジとオーブントースターはあっても、料理が出来るオーブンが据えられていて、それを使いこなしているお宅は余り多くないです。ルーマニアではどこの家庭でも、4口のガス台の下が大きなオーブンになったタイプのガスレンジ台を使っているのが普通。食習慣の違いでもあるのです。



「なぜ、日本では、クリスマスプレゼントをツリーの下に置かず、布団の横に置くの?」~それはこちらだって訊ねたい、なぜ、ツリーの下に置くの?習慣が異なれば、すべて不思議に思えるもの。

日本でのこの習慣は、サンタクロースが24日の夜にやってくると信じている小さな子供たちのためのもの。いつサンタクロースが来るのかなあ、と待ち遠しく思っている間に寝入ってしまい、翌朝、枕元にはプレゼント。朝起きたときに、すぐにプレゼントが目に入るように、との親心でしょう~。

そして話題は新年に。

「日本では、1月の初めに3日間も同じ料理を食べ続けるの?」~これは三が日のおせち料理の話。3日間も同じなんて、飽きるわよ、という顔の女子高生に、ネットでおせち料理の画像を検索。その豪華さに、もちろん彼女も納得。ついでに作り方も検索したけれど、見たこともない食材が多くてびっくり。おせち料理はその地方や家庭によってそれぞれ特徴があるので、「コレは何?」と訊ねられて、答えられないものもあり。こんなものもありますからね~(以前の記事より、クリックしてご覧下さい)。

初詣にいくのも、大晦日から待ちかねて寺社に詣でる人、三が日の間に参る人、それぞれ。大晦日の夜に花火を打ち上げ、新年を祝うのとはちょっと異なるお出かけの習慣。初詣の宗教的な意味合いは薄れてきているとはいえ、三が日に神社仏閣に詣でるのは、やはり仏教の国だからでしょう。
 
いろいろ話しているうち、私は逆に日本の習慣をディスカバー。自分の身に馴染んだ習慣が、やっぱり心地よいものです。

写真は高校生たちのクリスマスの舞台。ブカレストのいくつかの高校が合同で、コンサートを開きました。クリスマスソングもルーマニア語で披露。街角で流れてくるクリスマスメロディーは、英語で歌われているものが多いけれど。「ジングルベル♪」は「クロポッツェル♪」、ルーマニア語で聞くクリスマスソングも良いかな~。

@Bucureşţi


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