prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「パスト ライブス 再会」

2024年04月20日 | 映画
オープニング、東洋人の男女と白人の男の三人が一緒にいて、それを誰かが客観的に観察しているような呟きがかぶさり、いったいこの三人はどういう組み合わせなのだろうという興味から始まるもので、あとで答え合わせされるだろうとも予想できるし、実際そうなる。
収まるところに収まる、という感じは全体にも言える。

それから24年前に遡り、東洋人の男女が小さいときソウルで過ごした幼馴染で、ふたりとも成績優秀だが女の子がいつも一番なのがたまに二番になったと泣いている。女の子の方が裕福らしく、海外に移住することが決まっていることなどが綴られる。移住する飛行機で名前をノラと改名する。
ヘソンが韓国で兵役を務めて(このあたり生活環境のコントラストが目立つ)、ノラがニューヨークに移住し、それから12年が経って(10年ではないのは干支と関係あるのか)思い出したようにFacebookメセンジャーのビデオ通話機能で会話を交わすが、かなりの割合の人がFacebookを使えるようになった時に長いこと会っていない友だちに連絡とったのではないかな。そんなことも思い出した。
このあたりのあるあると思わせる気持ちをくすぐるのが上手い。

ふたりともノートPCがMacなのね。

夫アーサー役の俳優、どこかで見た覚えがあるなと思ったら、「ファースト・カウ」の主演ジョン・マガロ。

グレタ・リーとユ・テオが韓国語で話して、それに英語しかわからないジョン・マガロが立ち会っているところの居心地悪さとそれを抑えている感じがなんともいえず印象的







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