マックンのメモ日記

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8万人の火星移住プロジェクト 米ベンチャー創業者が構想!

2012-11-28 21:40:47 | 宇宙・サイエンス・科学技術
米宇宙ベンチャー・スペースX社の創業者でCEOのイーロン・マスク氏は27日までに、
いると、米宇宙専門メディアの「スペース・コム」などが伝えています。

火星への飛行費用は1人50万ドル(約4100万円)と見積もられています。液体酸素とメタンを燃料とし繰り返し使える巨大なロケットを開発。最初は10人未満の少人数で移住し、多くの人が自給自足できる居住区をつくる計画です。SF映画に出てくるような居住ドーム建設や、食料やエネルギーを確保する基盤整備など、巨額の資金や技術開発が必要で、問題は山積です。 ちなみに、スペースX社は有人飛行も見据えたドラゴン宇宙船を独自に開発し、今年5月に民間企業として初めて国際宇宙ステーションへの無人物資補給を成功させています。

そして、マスク氏は短文投稿サイトのツイッターに「常軌を逸しているように聞こえるのは分かっている。だが人類が複数の惑星で暮らすことを望むなら、多くの人を火星に運ぶ方法を考える必要がある」と書き込んでいます。 火星への移住などはSF小説での話であったのですが、これを民間企業がするというのですからより現実味が増してきているのだと思います。これを国がまだすると言うとまだ先の話となるでしょうが、民間がするとなるとすでに技術は完成したからとなるからです。そして民間企業として初の国際宇宙ステイションへの無人物資の補給に成功している実績があるのです。

火星では、透明のドームを建設して地球上と同じ穀物を栽培し、肥料や酸素、メタンの生産施設も設ける計画です。そして1回につき10人以内のグループを送り込み、定住が成功すれば人員の割合を、順次、大きくすると言います。火星はエネルギーという点では地球から向かうのが最も簡単な惑星です。化学燃料ロケットを使っている限り、火星への旅には数ヶ月の期間が必要となりますが、現行の技術でも行くことは可能です。しかも現実的な時間で到達出来る点は非常に魅力です。しかし比推力可変型プラズマ推進機や原子力ロケットなどが実現すれば、2週間程度まで短縮することが出来るとも言います。

ただし、火星の薄い大気は真空同然なので、宇宙服などで保護されていない生身の人間であれば、1分たりとも生存できないと考えられます。しかし火星の環境は、灼熱の水星や金星、極低温の木星、さらに遠い軌道を巡る外惑星、真空の月や小惑星と比べればはるかに住みやすい環境だとも言えます。有人気球が到達した最高高度は、34,668mですが、この高度での気圧は火星表面と同じぐらいだそうです。南極の最低気温はマイナス90度ほどですが、火星の平均気温よりも少し低いし、地球の砂漠も火星の地形と似ています。そう考えると不可能ではないのです。