マックンのメモ日記

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「韓流」はなぜ世界に広がったのか?N02

2012-11-23 21:19:49 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
一方、韓流ブームの火付け役といえば韓国ドラマですがが、現状はどうでしょう。2003年4月にNHKのBS2で「冬のソナタ」が放送され、その後、“韓流ブーム”が全国に広がってから、もうすぐ10年。ペ・ヨンジュン級のスターは不在で、なかなかブレイク作品が出ていないように見えます。しかし実際には、堅調に右肩上がりの人気ぶりを見せているそうです。TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの発表によると、今年上半期のレンタル総回数が過去最高の3億6397万回を記録した中で、大きなけん引力となったのが韓国ドラマ人気だったそうです。


60代女性のレンタル回数トップ10はすべて韓国ドラマが占めたのです。「冬のソナタ」級の大ヒット作には恵まれないとはいえ、新作ドラマの公開時にはキャストの来日イベントが開かれ、全国からファンが集う傾向は変わらない。依然として着実に、韓国ドラマは日本に進出を続けているようです。実際、番組表を見ても知らないような名前の韓ドラがたくさんありますが、わたしがみたなかできにいったものは再放送物ですが、コーヒーハウスと言う映画がなかなか良かったです。これは韓国では人気はよくなかったそうですが、日本と韓国では好みが違うはずです。これは韓国に限らずハリウッド映画でも言えることですので当然ですが・・・。


私も最近は韓ドラを見るようになりました。と言うのも日本のテレビのあまりにも低俗な番組ばかりになってしまい見るものが少なくなってしまったからです。どのチャンネルもお笑い芸人やクイズ番組ばかりで、はては昔の人気女優などが出てきてまるで突如、魔女が飛び出してきたような番組ばかりで見る気もなくなってしまいます。いまさら昔の名前で出ています的な番組なんていりません。知人などもみんなお同じようなことを言っています。


ついこの間まで見ていたのは、韓国での題名は「ページワン」日本の題名はコーヒーハウスですが日本名はいただけないですね。どういう映画なのかわからないような題名をつけているのです。こんなところにも日本の映画界やテレビ界の力が衰えていることを感じさせます。主演俳優はカン・ジファンで、彼のキャラクターは、若い頃からベストセラーを連続して記録し、若くしてスターダムに上った小説家と言う設定です。そのキャラクターはすべての人々の前ではやさしいのですが、実はただ人々の相手をすることを好まない性格で、親切な行動で本音を隠し、人々との間に壁を築き上げる奇人的な性格のイ・ジンス作家役を演じる、ロマンチックコメディで、コンセプトはタイトルのイメージ通り、最初にページを渡すような新鮮な感覚で新しいドラマだと言います。実際に感じたのは奇人的な気難しいが頭がよく人を話術で煙に巻くようなところがあり突如姿を消すなど変人的な人間を演じています。好きな人にでもさえ本音を見せず、相手を振り回した挙句やはり突然姿を消したりするなかで、その中にもコメディタッチの面白いドラマでした。


主演女優のソ・ウンヨン役のパク・シヨンは韓国一の出版社代表文化界の有名人であった祖父が運営していた出版社を引き継ぎ、優れた企画力で規模を何倍にも育て上げたキャリアウーマンで、セクシーな美貌の持ち主ですが、まだ大人になりきれていない一面もあって、この二人の駆け引きが面白く、その間に秘書役で出ていたカン・スンヨン役のハム・ウンジョンとの作家とのやり取りもそれにプラスされ、彼女の役割も物語をたいへん面白くしていました。


実はこのハム・ウンジョンは子役時代から俳優をしていましたが、K-POPグループTIARA(ティアラ)のメンバだったのです。http://www.youtube.com/watch?v=9403-9CptH8これは見終わってから知ったのですがまさかティアラのメンバーだとは分かりませんでした。ところでYouTubeの動画でどこにハム・ウンジョンがいたかわかりましたか?この映画で歌手より俳優としての彼女のファンになってしまいそうです。同年代の中でも平均値を下回る持ち主で、公務員試験浪人をしながら、父親のコーヒーで働いていたある日、店にやってきたジンス(カン・ジファン)と出会いから始まり、作家の秘書になってから彼にすっかり惚れてしまうというものです。これは今週終わってしまいましたが、このほかにも「ペクドンス」とか、「百済の王」(これも終了)などを録画して飯どきに食べながら見ましたが、韓ドラは日本のTVを見ているよりよほど面白いです。それだけ日本のTVが面白くないという事です。


このようにK-POPや韓ドラが出てきた背景には、韓国では音楽や映画で国のイメージを向上させて、韓国製品の購買につなげる政策をとっているのです。だから例えば、K-POPの誰かが化粧品を使っていると言うとその商品が飛ぶように売れるような現象が出てきているのです。その政策に担い手である韓国・文化体育観光部によると、韓国の2011年の貿易輸出の総額約5565億米ドルのうち、コンテンツ産業が占める割合は、わずか41.6億米ドル。過去5年以上、音楽、ドラマ(放送)の輸出額は右肩上がりで伸びているものの、スマートフォンや薄型テレビなど、電子機器の輸出額に比べれば、決して大きなビジネスではないのです。それでも力を入れているのか韓国の広告塔としての価値を認めているからなのです。韓国輸出入銀行海外経済研究所の試算によると、K-POPの輸出が100米ドル増えると、韓国製の電子製品やIT機器の輸出は平均395米ドル増加するというのです。