マックンのメモ日記

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中国、空母「殲」の着艦試験に成功、日米の予想以上に早く実現!今後ますます脅威は高まる!

2012-11-26 20:24:08 | 政治(国内・海外)
中国海軍初の空母「遼寧」での艦載機「殲(せん)15(J-15)」の離着艦試験に成功したことに、日米の防衛関係者に衝撃を与えたそうです。それは想像に難くありません。離陸可能な戦闘機の開発にはなお数年かかるとみられていたからです。とくに着艦能力を持つにはまだ時間がかると言っていたくらいで、日米ともまだ空母ができても空母を運行する能力を持つには数年先の話だと言っていたくらいだったからです。着艦技術がなければ海に着水するしかなく、それでは空母の役目を果たせません。その技術を持っているのは現在のところ米国とロシアしかなく、その技術を習得するにはまだ時間がかかると言われていたからです。それだけに、関係者のショックは大きく、尖閣諸島や南シナ海をめぐる周辺各国との対立はさらに激化しそうです。

中国国営中央テレビは25日、空母「遼寧」で艦載機「殲15」が着艦、さらに空母から飛び立つ姿を報じました。新華社電によると、海軍は「空母と艦載機の性能は良好で、設計上の要求を全て満たした」とコメントしています。殲15はロシア製戦闘機「スホイ33」のコピーとの指摘もありますが、新華社電は「わが国が自ら設計、開発した」と主張しています。しかしこの言い方は、日本の新幹線の技術を導入しておきながら、中国版新幹線を作った途端、これはわが国の技術で作ったものだと言っていたのと同じ言い方です。盗人猛々しいというのはこういうことを言うのです。しかし殲15の戦闘能力は「スホイ33や米軍のF18戦闘機に匹敵する能力があると専門家はみている」とアピールしたと言うのですが、あながち誇張とも思えません。それが証拠に米国の予想を上回るスピードで空母を動かすことに成功したのですから、あまり中国を見くびっていると、今回のように想定外のことに驚かされることにもなりかねません。それだけ今の中国には優秀な頭脳と資金があるからです。

中国情勢に詳しい元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏は「日米の防衛関係者が受けたショックは大きい」と言っています。「空母から発艦できる戦闘機を製造するまで数年かかるとみられていたため、予想をはるかに上回るスピードで開発が進んだことに衝撃を受けたのです。それともう一つ分かったことは、空母本体のエンジン性能も証明されたということです。これは発艦の際には飛行機が強い向かい風を受けられるよう風上へ全速力で進むのですが、発艦できたという事はそれだけの推進能力のあるエンジンを搭載していると言うことになるからです。つまり張子の虎ではなく、実際に使える空母であることが明らかになったからです。

衝撃は大きいものの、疑問も残されたのです。映像に映った戦闘機は1機のみ。「中国に艦載機用のエンジンを開発する能力はないと考えられており、ロシアからエンジンを融通してもらって1機だけ間に合わせたのでは」(防衛省関係者)との見方もあるそうです。中国は初の空母について「訓練用」と説明しています。現状の1隻だけで実戦に投入される可能性は低いとはいえ、「張り子の虎」と思われていた空母が、まともに使えそうなことは分かっただけに、たとえ1基だけにしろ飛ばしたという事は、今の急激な軍事力増強を図っているだけに、それに日米の希望的観測を覆されたように、今後とも予想を上回る速さで米国に追いついてくることは十分あることが、これで証明されたからです。

同時に長期的な脅威が増したことは間違いないことであり、想像以上に人口の差の影は大きいと思います。例えば、一定の割合で頭脳の優秀な人がいるとしたら、人口の多い方が優秀な人の割合が多いという事も言えるわけで、最近の若者の米国への留学生の数を見ても日本より中国のほうがだいぶ多いこと一つを見ても、中国を侮っていると足元をすくわれるのは日本だと言うことで、気持ちを引き締めて中国と対峙しないとないと足元をすくわれることが増えるのではないでしょうか?現に、韓国には家電業界に敗北しているし、GDPでは中国に抜かれ世界3位に落ちています。GDPは人口に比例することを考えれば今後はあすますその差は開くばかりで、資金的余裕もどんどんなくなって行く日本はもっと真剣に対中国政策を考えないと将来的には中国に飲み込まれる可能性がないとは言えません。