マックンのメモ日記

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「iTunes」向けにソニー・ミュージックエンターテイメントの楽曲の配信が始まる!

2012-11-08 22:04:22 | 芸術(音楽など)・文化・歴史
音楽ソフト最大手のソニー・ミュージックエンターテイメント(SME)が7日、米アップルの配信サービスを「iTunes」に対して日本アーティストの楽曲の提供を始めたそうです。これまで携帯プレーヤーで競合するアップルに邦楽は提供してこなかったのですが、長い交渉の末に条件面で合意したそうです。アップルは、SMEに対し8年間もラブコールを送り続けてきたのですが、やっとアップルのラブコールに応えたことになります。これだけ「iTunes」が全世界的に広まってしまっては、ソニーだけが「iTunes」に対応せず抵抗を続けても抵抗しきれなくなったと言うことでしょう。後はソニーがいかに好条件を引き出せるかの交渉になっていたのだと思います。アップルもSMEの魅力的なコンテンツが数多くあることから8年もの間ラブコールを送り続けたのです。

しかしこれも考えてみれば、ソニーが今苦境に立っていることから少しでも収益に結び付ける必要もあったのでしょう。だからこそ今回、ソニーが折れる形で配信にゴーサインを出したのだと思います。しかしこの決断は利用者にとって良いことであって、聞ける楽曲が増えるわけですから、当然、歓迎となるし、日本のアーティストにとっても「iTunes」を通して世界中に配信することになれば、顧客が増えると言うメリットがあるわけで、みんなにとってもハッピーな事ではないでしょうか?ただソニーとしては本音では自分の所で邦楽を囲い込みたかったのでしょうね。だから8年もかかったとも言えるのだと思います。こうしてみると、これも世界のスタンダードにソニーが負けたとも言えます。

と言うのも今までであれば、レコード会社はCDの価格は自分たちで決定できていたのですが、これからは「iTunes Store」で配信された楽曲を「iTunes」で決定しレコード会社が決定できなくなるという事になるわけです。当然、自社レコードの価格決定権が自社になくなり配信会社が握ることになるので、それだけレコード会社としてはうまみがなくなるという事になります。「iTunes Store」は約2600万曲を配信していますが、これにSMEの約1250組が加わり、邦楽がほぼそろう事になります。音楽ファンにとって今後が楽しみになるでしょう。

今回の契約でアップルの配信サービス「iTunes」で大量の楽曲が購入・再生可能になるのです。アーティストは、例えば「いきものがかり、久保田利伸、西野カナ、JUJU、中島美嘉など」ヒット曲を多数持つアーティストが所属していますし、さらには松田聖子や尾崎豊、渡辺美里らの往年のヒット曲も多くあります。楽曲は順次増やすそうで、価格は1曲250円前後が中心になるそうです。アルバムは2000円前後が中心で、アップル流の配信形式を踏襲し、データ量は毎秒256キロビットと言う高音質で配信するようです。さらにDRMと言う技術でコピー制限もかけておらず、メーカーの壁を越えて様々な機器に転送して楽しめるようになります。

これを受けるかのように今秋、ソニーとアップルからデジタル携帯音楽プレーヤーの最新モデルが相次いで発売されました。ソニーが音質の向上を売り物にしているのに対して、アップルは高性能カメラによる撮影やゲームなども楽しめる多機能性をアピールしています。2011年の音楽プレーヤーの出荷台数は588万9000台となっていて、ソニーとアップルで9割のシェアを占めています。どっちのシェアが多いと思いますか?実はソニーが2010年10月以降アップルを上回っているのです。アップルの伸び悩みには「iPhone」での音楽利用が増えていることもあるようです。ヨドバシカメラでは「ソニーはテレビCMの影響で中高年の人気が高い」とみています。

消費者がメーカー変更の際に重視した点は、1番の理由が色やデザインだそうで50%ほど、2番目に多かった理由は、データ容量の大きさで約45%強くらい、あとはコンパクトさが続き43,4%ほどです。以下価格の安さ、高音質、軽さ、製品ブランド、最新機種と続いていました。変更した人に聞いたところ、大半の人が同じメーカーを選んだと回答しています。ソニーからアップルは7%、アップルからソニーは2%にとどまっています。最新モデルはソニーが、ウォークマン「NW-Fシリーズ」で、価格は3万4800円。アップルはiPod touchで価格は3万3800円となっています。