今回は千葉のK氏よりの依頼でAURA CD100の修理です。
クロムメッキされたフロントパネルがなかなか派手ですね。
このプレーヤーは音飛びが出ていたのと誤って200V電源を印加して現在動作していないそうです。
早速分解して内部の確認です。
何故か2台写っていますが後ろ側はK氏が修理用に段取りしていたCD100です。
それにしても厚みの無い箱の中に上手にCDドライブとコントロール基板をまとめて組み込んでいます。
デザインありきで設計されたのでしょうね。
トランスは1次側がショート状態で使用出来なかった為部品取り機よりトランスの載せ替えです。
電源ヒューズも見事に焼き切れていました。
コントロール基板にも高い電圧が供給されたはずなので基板側の関係する部品もチェックです。
修理を行っていてコントロール基板の裏に白くモヤモヤとした跡があります。
この感じは半田のフラックスと水分が混ざった時に見られる現象なのですが妙ですね。
音飛びも出ていたとの事だったのでアイパターンの確認を行いました。
少し波形に乱れがありますが電圧が14.4Vと問題の無いレベルなのでピックアップの交換はせず、音飛びに関係する部位の清掃を行いました。
この後オーバーホール・音質改善を行い作業は無事完了です。