・原油、LNG等の原料費の上昇により原料費調整制度に基づいて、電力及び都市ガス価格は4月から値上げされる事となった。しかし、考えれば都市ガス事業は非常に厳しいものである。
・原料費調整制度では今年の4~6月の価格は昨年の10月~12月の期間の原料費価格が反映される。電力では約9%、都市ガスでは約11%の上昇であったために4~6月の価格が値上げされて、標準家庭で電力では62円値上げ、都市ガスでは174円の値上げとなるようだ。
・しかし都市ガスの場合には考えてみると非常に厳しい。厳冬のために予測異常に多量の都市ガスが販売された冬季には契約LNG価格が上昇しただけでなく、更に少々高価なスポット原料までも確保してでもお客さまに供給しなければならなかった。都市ガス販売量が多かったからと言って単純には商売繁盛などと言って喜べないものだ。原料費調整制度によって都市ガス価格を値上げする4月以降になると都市ガス販売量が減少してしまうものだ。このように3カ月後の価格に反映させる調整制度ではLNG価格の上昇傾向が高い時にはこのような厳しいものとなる。冷房電力の需要が増加する電力とは異なった厳しい条件となるのだ。
・東京、中部、関西、九州電力では原料費調整制度による値上げとは別に、4月より自主値下げを計画しているようだから電力料金は62円までは至らないものと思われる。都市ガスのエネルギー競争も更に厳しくなるものと思われる。その分、都市ガス各社はコスト削減と収益性向上策を建てて頑張っているものと思われる。
・公共性の高い産業ではお客様第一で各社ともに頑張っているものだ。大雨で収穫減少と言っては果物が直ちに高騰し、大雪で収穫減少とか、高速道路の凍結で輸送量減少と言っては野菜が直ちに高騰し、厳冬で需要増加と言っては灯油が直ちに高騰し、原油が値上げされたと言ってはガソリンが直ちに高騰した。このような産業についてももっと考えて欲しいものだ。
・原料費調整制度では今年の4~6月の価格は昨年の10月~12月の期間の原料費価格が反映される。電力では約9%、都市ガスでは約11%の上昇であったために4~6月の価格が値上げされて、標準家庭で電力では62円値上げ、都市ガスでは174円の値上げとなるようだ。
・しかし都市ガスの場合には考えてみると非常に厳しい。厳冬のために予測異常に多量の都市ガスが販売された冬季には契約LNG価格が上昇しただけでなく、更に少々高価なスポット原料までも確保してでもお客さまに供給しなければならなかった。都市ガス販売量が多かったからと言って単純には商売繁盛などと言って喜べないものだ。原料費調整制度によって都市ガス価格を値上げする4月以降になると都市ガス販売量が減少してしまうものだ。このように3カ月後の価格に反映させる調整制度ではLNG価格の上昇傾向が高い時にはこのような厳しいものとなる。冷房電力の需要が増加する電力とは異なった厳しい条件となるのだ。
・東京、中部、関西、九州電力では原料費調整制度による値上げとは別に、4月より自主値下げを計画しているようだから電力料金は62円までは至らないものと思われる。都市ガスのエネルギー競争も更に厳しくなるものと思われる。その分、都市ガス各社はコスト削減と収益性向上策を建てて頑張っているものと思われる。
・公共性の高い産業ではお客様第一で各社ともに頑張っているものだ。大雨で収穫減少と言っては果物が直ちに高騰し、大雪で収穫減少とか、高速道路の凍結で輸送量減少と言っては野菜が直ちに高騰し、厳冬で需要増加と言っては灯油が直ちに高騰し、原油が値上げされたと言ってはガソリンが直ちに高騰した。このような産業についてももっと考えて欲しいものだ。