年寄りの冷や水

定年退職者が感じることを書き残す

IP電話の不具合は初めてではないのだが!!

2006-10-24 21:50:29 | Weblog
・NTT西日本の広範囲で長期間にわたるIP電話不具合でサーバの能力不足としてサーバ追加対策が発表された。NTTトップクラスの対策発表を聞いていると今までには無い始めての不具合に出会ったような発言である。IP電話不具合発生は今までにも幾度となくあったのだがその情報が伝わっていなかったようだ。

・良くある不具合は夕方に発生していた。発信しようとして受話器を取り上げてもピーピーとなるだけで発信できない。受信があってもピーピーとなるだけで受信できない。もちろんIP電話番号でなく一般電話番号ででも通話出来なくなる。発信しようとして通話通話出来ない事が分かった時もあり、また、友人から通話できないと携帯電話で連絡されて分かった時もある。気づかないままで受信できないままでいたとすれば大変な心配なことであった。そのために、現在では常時IP通信OFFとしてしまっている。

・NTT西日本に不具合連絡しても「理由はわかりません」等の納得出来ない回答だけであった。技術的には分からないものの、多分IP電話数やインターネット利用数が多くなりすぎて不具合だろうと想像していた。IP通信OFFとして翌朝になれば通話出来ていたからである。

・新しいシステムではこのような現象も仕方が無いことかとも思われる。しかし、この不具合の現象に関するユーザーからの苦情・情報にたいしてどのような対策が取られようとされていたのかが問題である。そしてユーザーの小さな情報をトップとまでは言わないまでも上司に連絡し対策を取ろうとする体制が取られていたのか否かが問題である。それを無視すると今回のように大問題・大不具合となってしまってからの言訳をしなければならなくなるのだ。もちろんお客様の信頼を大きく失ってしまう事になるのだ。

・NTT西日本のIP電話だけではない。政府の行政サービスでも地方自治体の市民サービスについても同じである。企業のお客様サービス活動についても同じである。警察や児童相談所でも同じである。情報をなんとか隠したり抑えたりして済まそうとしてかえって問題を大きくしてしまっているケースが多く聞かれる。失敗は恥かしい事ではない。早く対処しないことが恥かしい事なのだと思う。そして、後になって「上司が知りませんでした」と言う事は皆にとってもっともっと恥ずかしい事なのだと思うのだが??。



親切丁寧な誠意あるNTT。

2006-10-23 05:01:46 | Weblog
高等学校の先輩が叙勲を受けられるとのことで祝電を送った。電話番号も電話帳掲載を止められており、ご夫婦とも不在時が多いと聞いていて心配していたのだが親切丁寧な誠意あるNTTのお陰でなんとか先輩ご家族を探す方法に目処がついた。NTTには本当に感謝したい。

・危険業務従事者として瑞宝単光章を受けられることとなった先輩はまだ78歳であるが同窓会ではご主人も先輩も最近病気がちとは聞いていた。お祝いの電話をかけると「現在使われていません」とのことであり、NTTで調べてもらっても「電話帳に掲載されていません」とのことである。先輩の何時もの仲良しグループの先輩に連絡しても「最近は連絡がないのだ」とのことであった。それでも祝電を送ると「不在だったので祝電をお預かり中のメモを残して持ち帰った」との事であった。

・いろいろ悪い事まで心配しながらもそのまま旅行に行って昨晩帰宅すると丁度NTTから電話連絡が入ったところだった。「不在時が多いので親戚の方を探して問い合わせると祝電は預かっておくとの事でしたので親戚の方に配達した」との報告だった。「まずは、ああ良かった」が無責任な悪い後輩の本心でした。それにしても「配達不能」として祝電を私に返却せずに4~5日間努力してくれたNTTには心から感謝したいものだ。お客様との直接交流の多い郵便局や電力会社やガス会社等ではこのような親切丁寧な誠意を見せてくれるだろうか??と思われる。

・もちろん先輩ご夫婦の不在理由や行き先、親戚の方の住所・名前等は「個人情報なので教えられません」との事であったが、NTTに出来る事は私にも出来る事である。11月3日の叙勲発令までには直接挨拶できるように努力したいものだ。しかし、個人情報保護も難しいものだ。吹田市の大きな団地のビルの一室の先輩のことを調べられるだろうか??。町内会、近所の人々、市役所、保健所、先輩の就職していた職場、病院や老人施設等を歩けば教えてくれるだろうか??。それでも頑張るぞ!!。


阪神タイガースのテレビ放送が終わっちゃった??

2006-10-04 04:13:47 | Weblog
・最後の直接決戦と思われた甲子園での中日戦が1勝1敗雨で1試合延期となってしまった。そのためか10/3の神宮球場のヤクルト戦もテレビ放送がなくなってしまった。10/4の放送もない。残念な事だ。

・阪神タイガースの優勝チャンスが全く無くなったためか??。そのために視聴率が低下してしまう為にテレビ放映のスポンサーが逃げてしまったのか??。個人記録ででも興味ある選手がいないからなのだろうか??。巨人ー横浜戦は放映しているのに!!。阪急・阪神統合の影響だろうか??。ケーブルテレビででも放映されないのは非常に残念である。私はまだまだ諦めている我でもないし、仮にたとえ優勝しなくても最後まで応援したいのだが!!。10/4のテレビ番組をみると「タイガース」が目に付いたのだが、大リーグのヤンキースとタイガース戦であった。松井秀喜選手でも応援しなさい!!との事だろうか??。

・コマーシャルだけを考えての放映計画かも知れないが、私はコマーシャルには関係なく応援を続けていくぞ!!。惨めと思われても良い!!。諦めが悪いやつと思われても良い!!。最後まで応援するぞ!!。最後まで全力を尽くして欲しいものだ。


もともと信頼の無い者が「信頼を回復します」とは全く笑止千万!!

2006-10-01 22:11:04 | Weblog
・不祥事の続発毎に「信頼の回復に努めます」との弁明が流行っているが、もともと信頼の無い者が「回復します」とは全く笑止千万限りない。「今まで通り、解らない様にやりくりいたします」とでも正直に言った方が解り易いのではなかろうか??。

・福島県の官制談合事件では、県知事の実弟が仕切り役となり、工事会社、県担当部長、県会議員までも巻き込んで引き継がれていた談合である。18年間も知事をやっていて「全く知りませんでした」なんかは信じられるものではない。それでも、「県政に対する県民の信頼を一日も早く取り戻す為に18年間の知事の職務に終止符を打つ」との弁明である。全く県民を愚弄した弁明であるように思われる。今まで県民の信頼があった訳ではなく、ただ単に悪行が皆で隠されていただけであるように思われる。

・岐阜県の裏金事件も、知らなかったのは県民だけであることから同じような事件である。92年から03年の間だけでも約17億円の税金を架空の経費として計上して隠し、悪用していたのである。約2.7億円はわざわざ職員組合の通帳にまで移されて裏金として悪用されていたのだから、県庁の幹部も管理者も職員も公然と引き継がれた悪行であり、知らぬは税金を納めた県民だけだったのだろうと思われる。職員の約6割の人達を処分するとの事だが、そんなことで信頼が回復できるのだと考えるのは非常に甘すぎるだろう。今まで無かった県民の信頼をどうやって構築するかを考えるべきだと思われる。

・保険会社の保険金支払い不足が約30万件近くとなっているとの情報もある。「早く支払いを実施して信頼を回復する」べきとの事だが、もともと信頼があったとは思えない。保険の勧誘では説明を出来るだけ簡単にし、契約書の説明文は出来るだけ小さな文字として、十分な質問を請ける事無く、説明をする事無く加入してもらうのが勧誘員の仕事であるように思われるものだった。そして何かあれば「告知違反」とか「契約書にはない補償事項」とか言って支払い金額を減少するのがベテラン勧誘員と思っていた。出来るだけ何回も契約更新をして、保険金額の増額だけでなく、「契約書内容の変更」や「告知違反」によって出来るだけ支払い金額が少なくなるようにするのが勧誘員の仕事と思っていた。このような保険会社だからこそ支払い不足が約30万件も発見されるものだと思う。

・中国上海市の共産党委員会書記の不祥事に対して当然ながら罷免されたが、その時温家宝首相は「信頼の回復」との表現はせず、「国民の信頼を構築するのだ」との発表であった。いい加減に妥協はしないとの姿勢とも思えた。それにしても、大きな声で「信頼を回復する」と言えるように常日頃からの信頼の確立・向上のために努力しておくべきであろうとも思える。