年寄りの冷や水

定年退職者が感じることを書き残す

松井、阿部選手のWBC辞退は素直な選手の気持ちとして理解できる。

2005-12-28 09:21:28 | Weblog
・来年3月に開催されるWBC(ワールド ベースボール クラシック)の日本チームとしての出場要請にたいしてヤンキースの松井選手と巨人の阿部選手が辞退を申し出た。松井選手の代りには中日の福留選手に、安部選手の代りには横浜の相川選手に出場要請したようだ。残念だが2人のプロ選手の素直な気持ちとして理解出来る。

・ヤンキースの松井選手は、大リーグに行った初心通り、ヤンキースで大リーグのチャンピオンになるのだ。そのためには3月の時期にWBCに出場することは大きなマイナス要因となる危険性が高いとの事である。今年の最後でよいところ無くヤンキースが4連敗したことを思い出すと松井選手本人の気持ちは良く理解出来る。真面目な松井選手は日本での人気のためにからと言ってもいい加減には済まされないからであろうと思われる。

・安部選手は右肩の調子が悪いためである。3月までには回復しているかも知れないが、今年の巨人の成績を思うと、3月の時期に貴重な体と時間は少しでも巨人のために使わなければならないとの安部選手本人の決意と思われる。松井選手と同じようにWBC出場による日本での人気アップよりもプロ選手としてチーム第一の気持ちとして理解出来るものだ。

・気になることがある。WBC出場選手は王監督の推薦によりコミッショナーが要請したものと思われる。何故セリーグ優勝の阪神からは中継ぎ投手1人だけになっていしまったのか。WBC出場要請があったのならばファンサービスとして是非とも参加すべきであると思う。セリーグ優勝と言えどもチーム力での優勝であり、個人的にはそれ程ハイレベルの選手はいないとの判断だったのだろうか???。阪神の選手は王監督としては扱いにくいのだろうか??。阪神球団なり選手個人なりから、WBC出場の条件として高額の出場料が要求されたのだろうか??。阪神球団がこの時期にWBC出場でチームとしての練習時間が減少されることに反対したのだろうか??。いずれにしても、選手個人の気持ちが反映されているのかどうかが心配である。


JR東日本が実業団対抗駅伝を辞退する???

2005-12-27 23:30:13 | Weblog
・JR東日本が1月1日に開催される全日本実業団対抗駅伝の出場を辞退するとの事。もちろん12月25日に発生した羽越線での特急「いなほ号」の脱線・転覆事故によるものだ。しかし、なんとなく理解しかねる気持ちもする。

・JR東日本によると、「40名近い程多くの事故で被害にあわれた方々や御家族の方々の心情を察し、会社として判断した。監督や選手達も納得した」との事である。特に犠牲となられた方々とそのご家族のことを考えるとそうかも知れないと思われる。しかし、被害者や御家族の方々の心情を察する事は出来ないが、対抗駅伝がお祭行事でもないし、事故処理の対応に選手や関係者も全員で応援体制を取らなければならなくなったとも思えず、辞退しなければならないとは思えない気持ちもある。

・被害者や御家族の方々としては、まだ残されているかも知れない被害者の捜索活動を早急にしてほしいとの気持ちではなかろうか。また、少しでも早く今回の事故がこれほど大きな被害を発生したのは自然災害なのかあるいは自然災害と人為的ミスの複合災害なのか等の原因調査を明確にして欲しい、そしてJR東日本だけでなく同様な環境の発生が考えられる鉄道、路線バスにおいての災害再発防止に努めて欲しいとの気持ちではなかろうかと思われる。そして原因によっては、国やJR東日本からの犠牲者やご家族の方々への補償等について早急に考えて欲しい気持ちではなかろうかとも思われる。

・こんな事はないと思うが、もしもJR東日本が会社として辞退を決定した理由の一部にでも、JR西日本の脱線事故の事も考えて「被害者やご家族からの東日本への非難を少しでも少なくする為にーーー」との形式だけの気持ちがあったのならば全く遺憾である。まさかそんな事はないものとは思われるのだが。




民主党の「女性枠拡大」策は国民を見くびっているのでは!!

2005-12-27 07:02:40 | Weblog
・前回の選挙で低迷した民主党は「女性の支持率が伸び悩んでいる」として、次回の選挙のために女性候補を拡大して女性有権者の支持拡大を方針として取り上げたが、これは、全く我々国民を見くびった馬鹿にしたものであると思う。

・女性の政治への参画は同じ国民として当然であり、女性だからと言って立候補が制限されたり、不利な社会情勢があれば、それは早急に改善しなければならない。しかし、現在では政治以外の社会生活においてもその様な不利な制約はない。もちろん、目に見えない制約はあるかもしれないが女性の社会活動の発展にしたがって時間をかけて徐々に改善されていくものと思う。

・民主党の「女性枠拡大」とは、ただ単に女性有権者の支持率を高める為には男性候補者よりも女性候補者のほうが良いだろうとの考え方である。女性は女性だからだけで女性候補を支持し、女性候補に投票するだろうとは全く女性を見くびった、馬鹿にした考え方である。男性有権者であろうと女性有権者であろうと、男性候補社であろうと女性候補者であろうと、考え方を同じくする政党、候補者を支持し、自分達・国民に役に立ちそうな候補者を支持するものと思う。

・政党としても立候補者は政治力とか支持者・国民えの貢献力の実績・見込み等とは関係なく「誰でも良い、数が揃えば良い」との考えがあるのだろうか。昔、地区毎の選挙活動を盛り上げる為も考えて同じように女性候補を乱立させた左翼政党もあったように記憶するが、国民は騙される事は無く失敗に終わった。

・もちろん自民党にも比例選挙区には数揃えの為の名前だけを登録したら当選となってしまったらしい議員もいると聞いている。新当選議員を「ーーーチルドレン」といや味を言う人達もいる。もちろん新当選議員のなかには、当然国会議員としては経験が無いために
不自然な言動を発してしまう議員もいるが、大目に見るべきである。その人達も地区の人達に、国民の政治に貢献できる潜在能力が十分にあり、教育され経験を積んで近々その成果を発揮してくれるものと思う。その様な人達ばかりであると思う。国会議員としての経験が長い議員でも、国際社会にまでにも良くない影響を及ぼすような失言が多くて役職を辞任させられるベテラン議員も多いのだ。政治活動と言うよりは、選挙の支持母体の利益代表の役割しか果たしていないようなベテラン議員も多いのだ。脱税、収賄に近い動きだけが目に付くベテラン議員も多いのだ。それらを考えると新国会議員に期待したい気持ちの方が大きいようなものだ。「---チルドレン」のような嫌味に負けずに頑張って欲しいものだ。



ES細胞論文も捏造であったとは・・・残念なり!!

2005-12-24 12:03:37 | Weblog
・韓国ソウル大学ハン教授のES細胞に関する論文が捏造であると調査委員会の中間報告である。世間には多くの偽装、詐欺商売が蔓延しているが科学の世界にも拡がってしまったのかと思うと、学生時代、現役時代に化学に熱中して論文を書いた私は非常に悲しい。

・ハン教授は2005年3月15日にクローン技術を使って患者のヒフ細胞から11株のES細胞(性幹細胞)を作ったとの論文を発表し、その論文は米国科学雑誌「サイエンス」や英国科学雑誌「ネイチャー」にも審査されて認められて掲載されたものである。このクローン技術は再生医療に不可欠なものであり、今後のバイオ医療の発展に大きく貢献するものであると認められていた。そのため、ハン教授の研究には韓国政府からは3億円とか60億円とも言われる研究費が使われていたようでもあり、ハン教授は「ノーベル賞」間違いなしとの話もあった。

・ソウル大学の調査委員会の中間発表では、3月15日論文発表の11株のES細胞の内9株については「間違いではなく故意の捏造である」とのことである。今後もDNA分析をして調査を継続するとの事である。さらに、2004年発表のヒトクローン胚からのES細胞作成に関する論文についても、2005年8月のクローン犬誕生に関しても検証するとの事である。ハン教授は「韓国民に迷惑をかけた」として直ちにソウル大学教授を辞任した。しかし、クローン技術に関しては真実であるとの主張もしているようである。

・ハン教授のことも知らないし、クローン技術も分らないし、「サイエンス」や「ネイチャー」の審査方法についても全く知らないが、同じ科学を志したことのある者としてハン教授も信用したい気持ちもある。ハン教授はそれなりのクローン技術に関する権威者であることには間違いないのではと思われるのだが、その教授の論文が「捏造ではなかろうか」と言って調査を始めたのはどんな理由からなのだろうかと思う。研究者派閥が絡むような事からの調査であれば、調査内容について疑問も感じるし、こんな事で韓国だけでなく世界のクローン技術、再生医療・バイオ医療技術の発展に大きな障害となるのではと心配する。

・ハン教授がデータを捏造したとしても、個人的な名誉欲でも金銭欲ででもないように思われる。韓国の国策としての、あるいはソウル大学の施策としての、あるいは韓国産業界施策としてのプレッシャーがあったのではないかと心配する。昔、ベル研究所で大掛かりなデータ捏造、論文捏造事件があったように記憶する。この時も個人的な理由ではなく、企業の特許施策や企業評価・株価向上施策としての策略であったように記憶している。国策としての研究も必要であり、企業施策としての研究開発も必要である。しかし、長い目で見ると世界の科学・文化に貢献する研究開発が国にも企業にも大きな成果として帰ってくるものだと信じている。

・ハン教授の論文の公正な審査の継続を祈り、韓国のクローン技術の停滞が無い事を祈り、更に、韓国の学生や研究者の意欲停滞がないことを祈るものである。


清原、中村選手!!頑張れ!!

2005-12-23 08:17:42 | Weblog
・交渉中の清原、中村選手のオリックス移籍が決まった。仰木前監督の名誉を汚さないように2人とも責任を持って頑張って欲しい。

・清原選手は巨人時代では、見たところ少し甘えん坊的な感じもするが、独特の野武士のような、荒武者のような前に殴りこんでいくような迫力を全員に伝えてチームのために役立ってくれるものと思う。

・中村選手は近鉄の暴れん坊との印象をもっていたのだが、以前にチャリティゴルフでご一緒させて貰った時の感じでは、非常に礼儀正しい、マナーに厳しいスポーツマンである事を知ったものである。試合では今まで通りの敵を圧倒してしまうような迫力と技量でオリックスに貢献してくれるものと思う。

・2人が関西のオリックスチームに移籍して来て活躍してくれそうな事は大変喜ばしい事である。しかし、出来れば、仰木前監督がお元気な間に交渉をまとめて発表して欲しかったものだ。その方が仰木前監督も喜んでくれたのではと思う。今となって、「仰木前監督から直接関西に来いと言われたのがーーー」とか、「仰木前監督から出身の大阪で最後の花を咲かせてやると言われたからーーー」等を言っても仰木前監督がいない今になっては前監督を「ダシ」にしているかのような感じがしないでもない。しかし、それはどうでも良い、2人ともそう言ったからにはそれだけに頑張って欲しいし、オリックスに貢献してくれるものと期待しているものだ。


スノータイヤが売り切れちゃった!!。

2005-12-23 05:46:35 | Weblog
・12月22日の予想外の関西地方の雪で、正月の香川県への帰省が心配となり念のためにスノータイヤに取り替えておこうかなと思ったが、トヨタもイェロ-ハットもここ二三日で売り切れてしまいタイヤメーカーにもなくて年内は無理との事である。その危機にならないと動かない私の悪い癖であろう。

・同じ枚方市内に住む妹は以前より既にスノータイヤを準備して毎年冬になると付け替えている。今年、広島から山梨に転居した長男も先週にスノータイヤに付け替えチェーンまで購入したところである。私は以前より、そんな時は上手でもないマイカー運転は止めればよいと言う考えであり、全く準備する気持ちは少しもなかった。トヨタ販売店もその様にすべきとの事でスノータイヤもチェーンも不用として売ってはくれなかった。と言うよりも、雪や凍結は1,2月のことであり、その様な時期にマイカーで遠出する事はなく、特に必要とは思わなかったのが現実だったのだ。

・今年も例年通りにマイカーで12月29日に帰省する予定だが、今回の雪で少々心配となった。もちろん、雪の中をマイカー運転するつもりはないが、路面が凍結気味だったり、途中で雪が少し残っていたりしてはいないかと思うと、帰省して母と温泉に行く事も考えてやはりチェーンは不用にしてもタイヤ位は取り替えておきたいと思ったのだ。しかし、交換のタイミングが遅れてしまった。

・今冬季は暖冬であるとの長期予報のせいでスノータイヤの生産が少なかったり、販売体制が準備出来ていなかったのではない。その場面にならないとその気にならない、気がつかない私の悪い癖である。痛い目に会ってから動くのでは遅すぎるのであり、危険予知によってある程度の対応策を取っておくべきなのであろう。今回は私と同じ思いをしている人達も多いようだ。

・タイヤ交換位ならばまだまだ回避策はある。子供達の通学安全対策や、不審者対策や、振り込め詐欺対策や、リフォーム詐欺対策やカード偽造対策等についても、大きな被害を受ける前から、地域の人達皆で前もって少しづつでも対策を考えていくべきではなかろうか。自分達の地域では無いとか、自分には無いとか言っている暇はない。誰もがいつ被害を受けるか分らないのだ。その被害を受けてからではなく、受ける前に自分達自身のこととして考えよう。1人2人、3人で立ち話するだけでも始めてはどうだろうかと思う。


風雪による関電停電による被害は都市部の弱点と済ませて良いのか??

2005-12-22 22:25:43 | Weblog
・12月22日は関西地方にとっては久しぶりの雪となった。それにしてもこれ位で70万近くのお客さんが停電となってしまい、大阪地下鉄も道路信号機も停電被害を受けてしまった。これを都市部の弱点をさらけ出したと言われるが、単にそう済ませて良いものだろうか??。

・京都・奈良・大阪地方の電力は主に福井大飯原発から2系統の送電線で送られているらしいが、その2系統とも同時に停止した為に停電被害が大きくなったようだ。停止の理由はギャロッピングが主な原因らしい。ギャロッピングとは特にめずらしい現象ではないようだ。雪が横から送電線に吹付けられると風上側に向かって氷が付き翼のようになり、弱い風でも激しく振動するようになり、剥き出しの送電線が接触しショートして送電が停止される。珍しい現象ではなく、電力会社では考慮に入れての対応策が取られているはずだ。その第1が気象条件をずらして2系統の送電線を配置することである。あるいは、ギャロッピングしても接触しないように送電線間隔を広くして設置するか、あるいは送電線の間に相関スペーサー(つっかえ棒)を設置してギャロッピングを抑えて接触を防止する方法であろう。

・大飯原発からの送電線は2系統ではあるが、原発からしばらくはほとんど同じ場所を並行して配置されていたのだ。もちろん送電系統の補修等には有効であるが、今回のような気象対策には効果が少ない。この部分については、送電塔の設置場所に制限もあり気象条件が異なる程には離して建設できなかったとの説明である。要するに気象条件への対策が取られていなかったとの事となる。

・送電塔の配置が十分に取れない場所については、送電線の間隔を広くとれば良いのだが、そうする事により、送電塔が基礎から大きくなり、送電塔の設置場所に制限が出来たり、建設費が高くなったりするとの説明である。これも、2系統化は単に送電線の補修等電力会社業務には有効でも今回のような気象条件への対応策は取られていなかったとの事となる。当然相関スペーサーも不十分だったのだろう。

・これらを考えると気象条件の設計条件が甘かったとしか考えられない。国内でも外国でも同様なあるいは今回以上の気象条件に対応している所もあるのではと思われるのだ。耐震強度偽装並とは言わないまでも、「何も起こらなければこれでも十分だ」的な発想があるのではと思われる。決して、都市部の弱点をさらけ出したものではないと思う。


耐震強度偽装での非常にゆっくりした捜索が開始される!!

2005-12-21 05:20:12 | Weblog
・やっと耐震強度偽装の容疑で総合研究所、ヒューザー、木村建設を中心とする約200ケ所の捜索が開始された。捜索開始までに、何故こんなに期間がかかったのだろうか??。職務怠慢とは思いたくないし、容疑者達のために準備時間を与えたものとも思いたくはないが。

・国会での証人喚問に影響してはいけないからか。捜査情報が国会での証人に余計な悪い影響が生じたり、国会審議での証人証言が捜査での容疑者に余計な不利な条件となってはいけないからだ。あるいは、国会期間中で十分な予備調査をするだけでなく、容疑者とその関係者が証拠物件を隠すのを待って証拠隠滅容疑で逮捕しようとの作戦なのかもしれない。しかし、やはりもう少し早く動いて欲しいと言うのが私の気持ちであった。

・建築確認は元来国交省の仕事であったものを民間検査組織に委譲したものである。それでも委譲組織の認定承認やそれらの組織の監督責任は国交省にあるものと思われる。それらの国交省の監督責任が十分に果たせられていたのか、手加減はなかったかも捜索対象として欲しいものだ。また、地方自治体では、建設確認の受理・審査担当者がいて直接審査しているにもかかわらず耐震強度偽装をチェックできていない所もあるが、これらも本当に審査が実施されたものかただ単に受け付けて「受付印」を押印しただけのものなのかも捜索して欲しいものだ。

・なんでもかんでも民間組織に委譲して小さな政府ならぬ「遺憾であるだけしか言えない無責任な政府」とはなっては欲しくない。他の委託制度についても、制度の責任分担と実施体制に就いては、私達国民が信頼されるものが欲しいものだ。また、「小さな政府」の効果、成果の状況を公開して欲しいものだ。これらは、現場第一、お客様との接点部第一と言いながら下部組織や関係企業・子会社等に仕事と責任を任せる「小さな本社」を目指す企業にも同様に言える事だろう。


東京地裁の「タクシー全面禁煙化望ましい」とは、情けないね!!

2005-12-21 00:32:46 | Weblog
・東京地裁は「タクシーの乗車時間や利用頻度を考えると、全面禁煙化しても支障は生じない。禁煙を望む利用者の立場に立つと、全面禁煙化が望ましい」として、国の対応を促した。喫煙家としては情けない事だ。

・タクシーで受動喫煙に悩む乗務員と利用者がタクシー車内での喫煙する処置を怠ったとして国に対して賠償を請求した裁判である。国の賠償責任は「国が行政指導する義務を負っていない」として賠償請求自体は棄却された。しかし、「車内禁煙については、まず労使間で問題とされるべき」である。そして、「タクシーは他の公共交通機関に比べて禁煙化が著しく遅れている」と指摘し、「事業者まかせでは早急な改善は難しい。禁煙タクシーの普及に向けての国の対応が期待される」との事だ。

・きびしい分煙規則の会社の仕事を終えて帰路に着くと、もちろん御堂筋には灰皿はなく歩きながらの喫煙は出来ない。地下鉄コンコースも私鉄ホームも禁煙であり、降車しても駅には灰皿もなく禁煙である。疲れている時には、私鉄を降りて禁煙バスに乗るより早く気楽にゆっくりとタバコを吸いたいためにタクシーに乗って家に帰る時もある。勿論バスターミナルにもタクシー乗り場にも灰皿はない。やっとタクシーに乗ると「禁煙に協力下さい」との張り紙が助手席の背中に乗るまでは見えないように掲示しているタクシーだった時の腹立たしさは他にはない程のものである。禁煙車も良いが、乗る前に選択出来るように、見えるところに掲示しておいて欲しいものだ。東京地裁の「乗車時間や利用頻度を考えるとーーー」では理解し切れない気持ちもするものだ。

・それにしても、喫煙家は何処でタバコを吸えば良いと言うのだろうか??。要するに「日本国中で禁煙すべきであり、政府に対応を促す」との主旨であろうとも考えられる。国の対応も国民の気持ちを無視したままでは、なかなか行政指導も法制化も難しいとも思われるが。東京地裁のタバコを吸わない裁判官は法律だけを考えての判断をすれば良いのだから、気楽なものだとも思われる。


不祥事でトップ更迭は「尻尾切り」ではなかろうか??。

2005-12-18 21:25:09 | Weblog
・株式誤発注の取り消しが出来なくて損害額が大きくなったのは東京証券取引所のシステムに異常があったことが分った。以前の取引中断トラブルもあり、これらの不祥事の責任を明確にするためにと東京証券取引所の社長が更迭される事となった。専務も辞任するらしい。組織のトップとして当然の事であろうとも思えるが、それだけで済むものだろうか??。

・システム更新・改善工事はトップが中心となってその方針が決められる。スタッフが計画を具体化し、メーカーに発注される。「システム異常」と言われるケースに付いても当然ながらケーススタディにより最適システムが設計され、実証テストも実施されていることと思う。それでも今回のように大きな異常が発生してしまうのはシステムの大型化、複雑化はあるものの、それに対しての自組織及び発注先を含めたチェック組織の整備とその活動のチェックが必要である。また、自組織の社員、発注先社員を含めて、詳細設計、工事、システムの中間チェックの各段階で、常に「異常」が発生しないようにとの細心の注意を払う職場風土の醸成も大きな条件である。これらを考えるとトップがシステム工事に直接関与していなくても監督責任者としての責任を追及されて当然である。

・しかし、トップを更迭するのが本当にシステムの「異常」を発生させない対策として効果があるのだろうかと考えると疑問である。トップの更迭で自組織の社員、発注先の社員等が本当にシステム「異常」を発生させないための体制作りが出来たのだろうか??。しばらくはスタッフと発注先社員が常駐してでも「システム異常」となりそうな兆候がないか現地チェックし、緊急時には処置を取ろうとでもなっただろうか??。職場風土の改善まで意識改善に効果があっただろうか??。非常に疑問である。これらが改善されない限り、トップ更迭は単に世間やユーザーに対しての逃げ釈明作りでしかないと思われる。所謂「尻尾切り」で話を終えようとするだけのことである。

・私にも経験はあるが、システム更新工事でシステム設計ミスとか工事ミス、チェックミスでの「システム異常」を皆無にするのはなかなか難しいものだ。システムの大型化、複雑化だけではない。これらの工事はシステムを運用しながらバックアップを取りながら一部づつを長期間かけて実施しなければならない。更に当然であるがシステムでは、どんなに小さな物でもシステム全体に大きく影響すると言うシステム特有の難しさもある。これらを完全に自分の目でチェックする事なんか到底できるものではない。私の場合は、「異常」に近い状態で早期に発見して対策が取れるようなバックアップシステムをとる事と、「異常」が発生した時にユーザーに影響しないように瞬時に復旧するマニュアル作りと訓練の充実を二重三重に取ったものだ。

・私の場合は、初めての運転しながらのシステム更新工事のメーカー工事ミスで「異常」が発生した。マニュアルにより訓練通りの対応がとれてユーザーには影響なく復旧する事が出来た。もっとも私は本社での会議中の事であり、復旧は工場にいた優秀な、経験豊富なスタッフの指揮によるものであった。その時は目に見える「更迭」等はなく、私と担当マネジャーの始末書によって工事担当スタッフには及ぶ事はなく済んだ。発注先メーカーにも始末書提出をしてもらったが、それで特にその後の営業に影響することはなかったと思う。今になって考えても、私と担当マネジャーには管理責任者として当然の始末書であったが、その後の色々なことに影響した事と思われる。しかし、その2人の「始末書」で「異常」発生対策が改善・充実出来たものとは思われない。



アルバイト契約を完了しました。少々疲れました。

2005-12-15 22:38:03 | Weblog
・今日、12月15日で2月末から続けていたアルバイトの枚方市との請負契約を完了した。完了と言っても12/16,17の2日間は後任者の関係から、勤務計画にはないものの応援勤務??することになった。アルバイトと言えども考えれば少々苦しい仕事であった。

・夜の7:30~10:30(時々5:30~8:30)の3時間勤務であり、難しい仕事でもなく、特に体力を必要とする仕事ではないが、相棒2人だけでの勤務調整が少々苦しいものだった。同好会、旅行、帰省等については、何とかなったのだが風邪をこじらせての肺炎では入院を勧められても気軽に休めずに参ってしまったものだ。現役時代では少々体調が悪くても無理も出来ていたのだが今となってはそれも出来なかったし、そこまでの意欲も沸いてはこなかった。アルバイト先の会社にも、職場にもそれ程の強い愛着も何も意識するものはなかった。退職男のなれの果ての姿であると思う。やはり、健康第一でないと何も出来ないようにも思われる。

・働く事は出来ても、現役時代のように「自分の仕事」として勤めるのはなかなか難しいのだろうと思う。残念だがもう少し気楽な職場を紹介してもらって出直してみようと思う。「それ程の体力もなく、頑張りもなく、理屈っぽく、文句たれで素直でなくて使いにくい」自分なんかに枚方市が紹介してくれる職場はもうないだろう。若い人達が多いのだから。まあ、しばらくの間は「お帰りなさい!!ご苦労さん」の声を聞けないだろうな。

「ぼちぼち仕事はやめにして あとは死ぬまで働こう」



喫煙者は社会のゴミか??

2005-12-14 16:30:11 | Weblog
・11月末からの病院通院も今日で完全に終了した。一安心である。しかし、通院で気になったのは喫煙する病人への配慮である。私が喫煙する訳でもあるが、このままでいいのだろうか??。

・通院は最初はタクシーで、温かい日は徒歩で、熱が下がってからはマイカーでの通院だった。熱の高い時はタバコを吸う気にもならなかったが、そのうちに吸い出したものだ。よく見ると入院患者も通院患者も病院の前のバス停の椅子に座って自分の吸殻いれを持って喫煙している人が多い。寒風の中での大変な苦労である。私はマイカー通院になってからは駐車場の自分の車までわざわざ帰ってきてタバコを吸ったものだ。

・昨年から健康増進法か健康促進法か忘れたが大勢の人達が集まる所での喫煙が禁止され、病院でも喫煙コーナーもなくなり、出入り口にそっと置いてあった灰皿もなくなったのだ。「病院へ行っている間位は禁煙すべき」と考えるのが常識だが、私も含めてなかなか出来ないことだ。それ程意志の強い人間ならば病院に行く前に、万病の元のタバコは止めているはずだ。悲しい、情けない事だが。

・だからと言って、病人がこんな寒風の中でたむろして寒さに耐えながらタバコをすわざるを得ない状況を放置していて良いのだろうか。病人には色々な病人がいるはずだ。そのうちに、寒い屋外でタバコを吸っていて脳梗塞になったり、心臓麻痺になったりして死亡者でも発生したら「健康増進法」どころではなくなるのでは。周囲の人達の健康増進も必要だが本人の健康維持も必要である。自分の健康が欲しければ自分でタバコを止めなさいだけでは済まされないと思う。来年度予算では財政難からタバコ税率を上げる事を決めているのだから何か配慮も必要ではと思う。


上司と部下!!退職しても上司と部下!!。

2005-12-14 10:57:43 | Weblog
・「親子は年をとっても親子、兄弟は幾つになっても兄弟」とは何時も感じている事だったが、同じ様に私の会社での上司は退職した今になっても、やはり上司である。

・11月末に風邪をこじらせて肺炎気味でゴルフも5~6回キャンセルし早朝練習も控えているが、その話を聞いてメールで見舞ってくれる元上司、回復したと言っても本当に声を聞きたいと言って電話を下さった先輩や大元上司等の人達に激励されて頑張っている。しかし、考えてみれば退職している私のような人間にいちいち見舞ってくれるとは本当にありがたいことだと感謝している。病院の内科医者は私の肺炎経験は当然良く記憶しているのだが、元上司の人達も良く記憶していて「お前は肺炎に罹りやすいのだから」と注意してくれる。何時までたっても上司は上司、部下は部下だなあとありがたく思っている。

・もちろん、上司の方々の人柄によるものだろう。やはり、アルバイト先とは全然違う。もちろん私自身も現役時代のような終身雇用の会社への愛着・帰属意識とか、上司への敬意もないが。アルバイト先では、11月末に「休暇を取って気楽に入院が出来ない人員配置のところではアルバイトを続けられない」として枚方市との12月15日で請負契約を解除することにした。その事はアルバイト先には枚方市からも私からも連絡しておいたが、昨日になって「後任者が決まらなく、12月16~17日は相棒の調整もつかないので勤務して欲しい」とのことだった。それも、アルバイト先の総務担当者からではなく、相棒からであった。

・「私は枚方市と請負契約をしているのだ。枚方市を通して欲しい。総務自身が言うのでもなく相棒に言わせるとは。こんな時になってまだ後任が決められないのは総務担当者の怠慢である」と文句を言ってしまった。お世話になっている相棒に言わせれば私が無理でも聞くものと思ったのかもしれない。それにしてもこんな事を総務次長に言ってしまっては、今後枚方市からの紹介もないだろうと思われるが、会社と言えども上司と言えども一概に勝手に同じような会社・上司と思い込んではいけないものだとよくよく思った。

・私にとって現役サラリーマン時代は考えれば考えるほど良い上司に恵まれたものだと思われるものだ。元・(現在も)上司の為にも頑張らなくては。


「高校卒業者でないと採用出来ない」と言われて悩んだ青年。

2005-12-14 09:39:08 | Weblog
・昨晩、アルバイト先で16歳のアルバイト青年から「高校卒業者でないと社会的に採用する事が出来ない」と会社から断られたと言って相談にやってきた。もっと丁寧に相談にのってやって欲しいものだ。

・何時も顔をあわせてはいたが16歳でどうも高校中退のまま母親の就職先にアルバイトとして採用されて仕事をしていたようだ。本採用試験を受けようと考えて総務に申し込んだところ「社会的に??高校卒業者でないと採用出来ない」と断られたようだ。「社会的に」の意味が分らなくて他の人にも相談したが納得出来なかったとの事だった。

・学歴が問題ではない。知識レベルか問題ではない。真面目さ・積極性・労働意欲や協調性が問題でもない。それでも君が本採用となって、今やっている単純なアルバイト業務だけでなく、商品の仕入れ業務、販売計画(販売士的なものもあるようだ)、棚卸業務、収支計画・・・・等の広く多くの業務を勉強しようとすればある程度の基礎知識・どの本から勉強すれば良いか位は必ず必要である。そのためには現在の一般情勢としては「高校で基礎勉強を卒業しておいて欲しい」と言うのが「社会的に言われる必要条件」ではなかと思う。中学卒業生を採用して会社で教育してくれる会社もあるが、ここの会社は近畿に80店舗以上に分散しているのでその様な施策は取れないのだろう。また、高等学校では勉強だけでなく、スポーツ・文化クラブ活動やら、社会奉仕やら、旅行等の団体行動やらの所謂社会人としての苦労も多く、また、そのような多くの苦労を乗り越える経験をしておいている人を採用したいとの希望もあるのではなかろうか。

・よく分ったような分らないような話を約30分程したのだが、少しは納得出来たのか、青年は帰宅した。十分に青年の欲求に応えられずに残念であったが、会社の総務担当者は専門家である。もっと丁寧に話してやって欲しいものだと思う。青年よ頑張って欲しい。

・中学卒業者、高校卒業者、大学卒業者だからと言って成功したり失敗したりする人が多いとか少ないとか、悪い事をするとかしないとか、業務成績が良いとか悪いとか等はないように思われる。結局は本人の努力次第であるように思われる。もちろん、昇格等になれば他にも色々な影響する因子が多いとは思うが。




アルバイト学生塾講師の殺人!!何故子供達を護れないのか??。

2005-12-10 22:03:00 | Weblog
・塾のアルバイト学生講師が12歳の子供を殺害してしまった。何故周囲の者が子供達を護ってやれないのか非常に残念でならない。子供達にも済まない気持ちで一杯である。

・塾講師と生徒は以前から不穏な関係であったとの事である。アルバイト学生は何を考えてからか計画的に包丁とハンマーを塾に持参していたとは何という事だろうか。余程の状況であったと考えられる。このような関係であれば、犠牲となった子供の家族、学校の先生達は何も聞いていなかったのだろうかと疑いたくなる。塾の他の子供達も何にも感じなかったのだろうか、そして、その事を塾の他の先生達や自分の家族や学校の先生達に情報を流していなかったのだろうか。アルバイト学生の家族、友人達は、アルバイト学生の普通でない言動に何も感じなかったのだろうか。何かがあったはずであると疑いたくなる。

・「遺憾である」とか、「アルバイト学生との情報交換に勤めます」とか、「アルバイト学生は十分に注意して採用します」とか、「子供達、PTAを集めて説明会を開催します」とか、「子供達の精神的な安定に努力します」、等等のコメントだけが待っているような気がしますが、本当に我々は子供達を護ろうとして努力していると言えるのだろうか。自分の子供達、近所の子供達、学校の子供の友人達の話を子供達と話し合っているだろうか。真面目に話題としているのだろうか。我々大人の責任を全うしているのだろうか。アルバイト学生だけが悪い悪いだけでは済まされるべきではないと思われる。