・東北関東大地震もそれによる津波も原発事故・災害もまだまだ目途はついていない。被災された人達、行方不明の人達、不便な所でも皆で励ましあって頑張っている避難生活の人達、自分は命だけでも助かり元気なので被災した人達や避難している人達のためにボランティア活動で頑張っている人達、国の内外からも多くの人達が応援している。マグニチュード4~5クラスの余震が毎日続発している時でもあり、原発の行方は全く分かりにくい現状である。このように大きな不安も持ちながらも自分達で出来ることをして応援しているのだ。
・このような時、地震発生から十日目の今日三月二十一日の事である。管総理は地震、津波、原発事故の復旧状態を自分の目で直接見ることと、頑張っておられる人達の激励に現地訪問することになっていたが、雨のために中止するとのことであった。地震、津波、原発災害発生当初から管総理の国の総理としては優柔不断な、責任逃れ的な言動には大きな不満を持っていたが、今日の「雨のために中止」だけは管総理がいくら素人と言えども、私にとってはどうにも我慢出来ないのだ。こんな日本の総理、災害対策本部長の言動では被災者だけでなく、現地で救援活動をされている人達、遠くから応援している人達は何を信じて行けば良いのだろうかと非常に不安が一層増大するばかりである。
・管総理、災害対策本部長が信用出来なければ仕事が進まないが、全てを管総理が出来なくても良いのだ。取り巻きの政治家や官僚やスタッフがもっともっとしっかりしてほしいものだ。そして日本の内閣として日本の安全確保と復旧に全力を注がれなければならないと思う。民主党も自民党もなく全員で体制を整えて強力な体制として我々を安心させてほしいものだ。谷垣自民党総裁に「災害対策大臣」として副総理として入閣を依頼したが谷垣自民党総裁は断った。これまでの管総理の言動からすれば、管総理の責任逃れ策として見え見えのこの方策では断られてもしかたがないとも思われるが。
・我々は我々それぞれで出来ることをして復旧に応援すべきものと思われる。薬や食料品を被災地に重点的に送り込むために病院での一度の薬の受け取り量を少なくして回数を増やすこと、スーパーでの買いだめを止めて製造元から被災地に重点的に遅れるようにすることも大切である。日本中で節電に協力し、被災された人達のために少しでも電力が使われるようにすることも大切である。車のガソリン使用料も節約して被災地の燃料として、また、被災地への荷物運搬のための燃料を少しでも増やすことも大切である。こんなときに便乗値上げをしている商人は今後お客さんが減少しても当然の事だと思われる。我々は小さなことでも皆が協力すれば大きな効果となると信じている。
・東北地方の中学生が合唱の全国大会参加が出来なくなったので避難地を回って合唱を聞いてもらっているニュースを見た。「--かならず明日がある限り、かならず明日がある限り、幸せはーーー」の歌詞が印象に残っている。彼らに出来る被災した人達のための努力であろう。一生に一度の合唱全国大会の思い出は無くなっただろうがそれにかわってある意味ではそれ以上に大きな皆との思い出となるものと思う。
・選抜高校野球は開催し東北高校も参加されるようだ。彼らは開催決定までボランティアで避難地で活動していたのだが、開催決定に複雑な顔をしていた高校生もいたように思われる。「甲子園に行って頑張り被災者の元気づけになったらと努力する」とは言っていたがどこまで本心かとも思われる。オリンピックでも一回日本からの参加を見送った時もある。その時のオリンピック代表選手は残念であったと思われるが、今回は国内の事情なのだから複雑な顔をしても無理はないものと思われる。東北からバスでの応援団が大勢来ることは出来ないだろう。それだけの労力は被災者の人達の応援に使われるべきであり、また、燃料も被災者救済のために使用されるべきであろう。もちろん、関西の人達が東北高校の応援席を埋めて応援するものと思われる。しかし、これで本当に良いのだろうかとの気持ちもないではない。
・プロ野球セリーグもやっと日程を延期した。選手も応援者も現状では気持ちよく楽しくプレーすることも応援することも出来そうにないと思われる。電力節約のために当分はナイターをしないとか、延長戦はしないとか言っているがどうしてそこまで開催にこだわるのか分からない。電力はナイターの照明だけではないのだが。
・東北関東地方での余震はまだまだ残るような気がするが津波はないものと希望的観測をしている。しかし、原発災害については当面の被害を逃れるだけでなく将来にわたってどのような対策が必要となるのかが全く分からない。関西電力が耐震性の強化に500~1,000億円を予定するとの発言もあった。今まで手抜き設計であったとは思えないがこのような原発施策についての見直しも必要なのかどうかも分からない。政府のしっかりとしたタイミング良い施策を期待するだけである。
2011,3/21