「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす (光文社新書) | |
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光文社 |
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「 “丁寧な暮らし" “手づくりの食卓" “シンプルな部屋"
「きちんと家事」「完璧家事」への憧れと呪縛が、 日本人を苦しめる……
◎内容
多くの日本人が、丁寧な暮らしや、家事をきちんとこなすこと、
配慮の行き届いた子育てをすることを理想としている。
しかし他方では、日本人の「完璧家事」や「手づくり」礼賛の傾向、
さらに昨今のシンプルな暮らし(「断捨離」「ミニマリズム」など)の流行は、
母親への目に見えない圧力となると同時に、
家族との分業を阻んだり、葛藤の原因ともなっている。
日本の家事の「あたりまえ」は海外の人の目にはどう映るのか。
なぜ日本では男性の家事参加が進まないのか。
国や学校により「よい母、よい家庭」であるよう仕向けられてきた歴史とは。
翻訳家として他国の友人も多く、家事や掃除術の専門家でもある著者が、
多くの聞き取りや国際比較などを参照しながら、
気楽で苦しくない家事とのつきあい方を提案する。
◎目次
まえがき――「なぜ、日本では家事がそんなに大事なのだろう」
第1部 完璧家事亡国論
(1)日本の主婦は家事をしすぎ ?
(2)日本の家事の「当たり前」は、世界の非常識
(3)経済成長という祭りの後で
(4)キャリアを阻み、少子化を加速する完璧家事――2人目を産まない女性たち
(5)家事のできない家族は滅びる
第2部 「片付けすぎ」が家族を壊す
(1)日本の家が片付かないのには理由がある
(2)ミニマリストは変人?
(3)捨てられない理由は、まっとうである――「もったいない」再考
(4)断捨離の行き着くところ
(5)目指すは「おばあちゃんの家」の居心地のよさ
あとがき
◎著者プロフィール
佐光紀子(さこうのりこ) 1961年東京都生まれ。1984年国際基督教大学卒業。
繊維メーカーや証券会社で翻訳や調査に携わったあと、フリーの翻訳者に。
とある本の翻訳をきっかけに、重曹や酢などの自然素材を使った家事に目覚め、研究を始める。
2002年、『キッチンの材料でおそうじする ナチュラル・クリーニング』(ブロンズ新社)を出版。
以降、掃除講座や著作活動を展開中。
2016年上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士前期課程修了(修士号取得)。
著書はほかに、『心の負担を半分にする 常識やぶりの「家事半分」術』(PHP研究所)、
『やめたら、お家スッキリ! ――モノと手間がグンと減る「楽チン生活」70のヒント』(大和出版)、
『汚れおとし大事典――ナチュラル・クリーニング』
『重曹大事典――決定版』(共にブロンズ新社)、 『男の掃除』(日経BP社)など多数 」(内容紹介)
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