とくしまマラソン塾

徳島の「走る整体師」がお伝えする、マラソン完走サポートブログ
自分のカラダを上手に効率的に使って、快適ランニング!

竹馬のイメージで走る

2010-04-01 | フラット走法

フラット走法は、骨盤を前傾させるのではなく
カラダ全体を前傾させて走っていきます。

そして地面を蹴るのではなく、足裏全体で地面を
押すようにして走ります。

カラダが前に倒れる力と、地面を押す力を
推進力に変えていきます。

それは「竹馬」で歩くのと同じ感覚です。

竹馬を経験したことが無い人もいるとは思いますが、
イメージしてください。

竹馬で歩く時も竹馬全体を少し前に傾けていきます。
真っ直ぐにしていては歩けません。
倒れてしまいます。
その前に倒れる力と竹馬で地面を突く(押す)力を
利用して歩いていきます。

フラット走法を意識する時は、
この竹馬で歩くのをイメージしながら走っていきます。

実際に竹馬を使って歩くことは
カラダの軸を整え、バランス感覚を高めることなどにも
効果的だと思います。


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「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」
徳島の整体院 くすコンディショニング
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受付:10時~20時・不定休


ナンバ走り・ナンバ歩き

2010-01-12 | フラット走法
「ナンバ走り・ナンバ歩き」とは、
昔の日本人の伝統的な身体動作です。

江戸時代までの日本人は着物姿であったため、
歩いたり走ったりする時に「腕を振る、カラダを捻る」
といった概念がありませんでした。

・農作業時での動作
・相撲のすり足
・剣道の動き
・阿波踊り

すべての動きに共通するのが、同じ側の手足を同時に出しながら
前へと進んでいくという動きです。

江戸時代の飛脚などはこのカラダの使い方で、
1日に200キロも走っていたと言われています。

カラダを捻らない、蹴らない「ナンバ走り・ナンバ歩き」は
現代の省エネ走法である「フラット走法」に良く似ていて、
もの凄く参考になります。

実は「ナンバ歩き」は、
誰もが体験したことのある歩き方です。

階段や坂道などを登っていて疲労困ぱいした時、
中腰でヒザに手を添えながら歩いたことはないでしょうか?

右足を踏み出す時に右ヒザに右手を添える。
左足を踏み出す時に左ヒザに左手を添える。

疲労困ぱいした時に自然と出る歩き方です。
これが「ナンバ歩き」です。

実際に試してもらうと解りますが、この歩き方は
カラダを捻らない、蹴らない歩き方となっています。
足裏全体で押して歩いており、フラット走法と同じです。

しかも疲労困ぱいした時に自然とでる歩き方なのですから、
カラダを楽に使う効率的な歩き方になっています。

この歩き方をフラット走法に応用していきます。

最初に中腰で両ヒザに手を添えながら歩きます。
手を添えたまま徐々にカラダを起こしながら走っていきます。
そして着地の時に添えた手で軽くヒザを押してあげます。

こうした走り方をしていくと、
自然とカラダを捻らない、蹴らない走り方で走れていきます。
足裏全体で着地して押して走る、フラット走法で走れます。

この感覚がつかめてきたら、少しづつ普段の腕振りを
しながら走っていきます。

ジョギングの途中などにも両ヒザに手を添えながら走ったりして、
フラット走法の感覚をつかんでいきます。


くすコンディショニング
整体ウォーキング

フラット走法をマスターする・その6

2008-04-03 | フラット走法

●足裏を見せないで走る

フラット走法は足裏全体で地面を押して走ります。

足首を使って地面を蹴る、
という従来の走り方とは異なります。

それは逆に言えば、
足首を使わないで走るということです。
足首は固定したままで、足裏全体で地面に着地後は
すぐに足を引き上げるようにします。

イメージとしては、後ろにいる人に、
自分の足裏を決して見せないようにして走ります。

地面を駆らずに足を抜いていく、そんな感覚です。

この走り方が出来るようになると、
足首、足裏、足の甲、ふくらはぎ、すね、
などへの負担が格段に軽くなっていきます。

そして、下半身で最も大きい筋肉であるハムストリング(太ももの裏側)
を使って走れるようになります。

余計な筋肉への負担を減らし、大きな筋肉を有効に使う。
まさに省エネ走法です。

後ろの人に足裏を見せないようにして走る。

是非ためしてみてください。

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フラット走法をマスターする・その5

2008-03-07 | フラット走法

●最適な重心で走る

まっすぐに立っている時の重心は、くるぶしの下にあります。
カカト7割:つま先3割の割合です。
こうすることで、くるぶし、ヒザ、腰、肩、耳が一直線上に位置した
立ち姿勢になります。

走る時の重心は前方へ進む必要から、つま先側へと移っていきます。


走っている時の最適な重心を身につけます。

①まずは普通に走っていきます。
②そこからわざとカラダを後ろへとそらせて走ります。
 当然走りにくくなります。また腰が痛くなったりします。
③そこから立っている時の重心に移動します。
④今度は前方へと重心を移動していきます。
⑤カラダの軸はそのままで、前方へとカラダを倒していきます。
⑥倒れそうとなる一歩手前で脚が前へと出る。
 この重心の位置をつかんでいきます。

カラダが倒れそうとなる重力を利用して走る。
走りながら①~⑥の動作を何度か繰り返し、自分自身の最適な重心位置を
身につけます。

この重心がつかめると、お尻の下で着地し足裏全体で押して走る、
というフラット走法が非常にやりやすくなります。

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フラット走法をマスターする・その4

2008-02-20 | フラット走法

フラット走法のコツをつかむ練習法

①片脚ジャンプ

フラット走法は地面を蹴るのではなく、足裏全体で地面を押して走ります。
そして足の着地はカラダの前ではなく、おしりの真下になります。
その感覚をつかむために片脚で軽くジャンプをしていきます。
足首はかえさず固定したまま、足裏全体で地面を押してジャンプ。
最初はゆっくり1、2、1、2と2歩ずつ、ジャンプしながら進んでいきます。
だんだん速くしていって最後はそのまま走り出します。


②ハムストリング(モモの裏の筋肉)を使って走る。

フラット走法はハムストリング(モモの裏の筋肉)を使って走ります。
ハムストリングは下半身で最も大きい筋肉です。
立った姿勢でモモを高く上げ、脚を振り下ろします。
振り下ろした脚は元の位置に戻します。
足裏全体で地面を引っかくようにして戻してきます。
最初は立ち止まったままこの動作を数回。
そしてこれをゆっくりと前に進みながらおこないます。
それをだんだん速くしていき、最後はそのまま走り出します。

普段のジョギング中に、この動作を何度か取り入れてみてください。
フラット走法の感覚が徐々につかめてくると思います。

 

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フラット走法をマスターする・その3

2007-09-30 | フラット走法
今度はフラット走法の感覚を、「歩き」の動作の中からつかんでいきます。

まずは普通に歩いてみます。

次に、背筋を伸ばし、胸をはって歩いてみます。
歩き方に躍動感がでてきますが、捻る動き、上下動の動きが大きくなります。
また地面を蹴るという動きが普通に歩くよりも強くなります。
この地面を蹴るという動きは非常に弱いもので、非効率な動作です。

これが従来のカカトから着地してつま先で蹴る、
「ピストン走法」の歩き方です。

次に上体の力を抜きリラックスした姿勢をつくります。
背筋は自然な丸みのある、少し猫背ぎみな感じです。
そのまま足裏全体で地面を押すように歩いてみます。

どうでしょうか?

捻り、上下動の少ない動き、
地面を蹴るという余計な力を使わない、
スゥーと滑るような省エネ歩行にならないでしょうか。

これが「フラット走法」の歩き方になります。

余計なことをしない歩き方、
余計な筋肉を使わない歩き方、
これをマスターしていきます。

フラット走法をマスターする・その2

2007-08-11 | フラット走法
フラット走法の感覚を、「足踏み」の動作の中からつかんでいきます。

まずは普通に足踏みをしてみます。
この動作の主となる動きは「膝を上へと上げる」動きです。
この動きは重力に抵抗した動きとなっています。

次に、普通に立った状態のまま左足に重心をかけていきます。
十分に体重がのったところで、左の足裏全体で地面を押します。
反動で少し右足が浮いてきます。
今度は右足に重心をのせ、十分に体重がのったところで右の足裏全体で
地面をおします。反動で少し左足が浮いてきます。

この地面を押す感覚で足踏みをしてみます。
地面に自分の足跡をくっきりとつけるような感覚です。
押す動作の反動で足が上がってくるので、重力の抵抗をうけにくくなります。
その一方で地面への力の伝わり方は力強くなり、ただの足踏みの時よりも
効率的な動きとなります。

この感覚を走りの動作の中に取り入れていきます。
「足裏全体で地面を押して走る」という感覚です。

走りの動作のコンマ何秒の中でこの感覚をつかんでいくので、最初は
難しいと思いますが、意識していくことで徐々に感じがつかめてくると
思います。


楽々からだ術

フラット走法をマスターする

2007-07-25 | フラット走法
以前ではカカトから着地して足首を使ってキックするという走り方、
「ピストン走法」が常識でした。
しかし今では足裏全体で接地して走る「フラット走法」という走り方が中心に
なってきています。

フラット走法の3大メリットは
・省エネ
・スピードアップ
・セーフティ
です。

従来の踵からの接地する走法に比べ、エネルギーの伝達が効率的な
省エネ性走法です。
また地面への接地時間が短いためスピードアップがしやすくなります。
さらに重心の上下動が少ないので着地時の衝撃も少なく、故障しにくい
安全な走法です。


このフラット走法をマスターします。

いろいろなマスター方法があると思いますが、私がこのフラット走法を
意識する場合は、

1.地面を蹴る、脚を上げるという意識を捨て、
足裏全体で地面を押す感覚で走る。
2.背筋を伸ばし過ぎない。柔らかい自然な猫背を意識する。
3.踏み出した足に骨盤を乗せていく。骨盤でぐいぐいと押し進む感覚で走る。

などです。
これを意識するだけで無駄な力がぬけ、だいぶ楽に走れるようになりました。


結局のところフラット走法は余計なことをしない走り方、
余計な筋肉を使わない走り方です。
だから効率的なのです。