黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

食物アレルギー

2022-06-23 16:18:40 | アレルギー疾患の精神身体医学

         食物アレルギー

ストレスからのアレルギー

 

食物アレルギー

 食物アレルギーは、人為的につくられたものであると考えます。飢餓状態の子どもには生じなくて、豊かな国、食べるものが豊富にある国で生ずるからです。

 私は、食物アレルギーは乳幼児の母親または保育者によって生まれると考えています。それは、乳幼児への食事の強制が主因であるようです。

 最近、クルミアレルギーが増えてきたと聞きますが、クルミの入った食品、ケーキなどを母親が好んで食べているのではないでしょうか。それを子どもには与えてはいけません。必須食品ではないですから。

 そして最大の根拠は、説得療法、自己暗示法、催眠療法で治すことができるからです。また、成長と共に自然に治ることもあります。現代医学では、それを説明できません。

 

食物アレルギーを予防するには

 第一は、アレルギーを起こしやすい食べ物を3歳までは与えてはいけないことです。

 親の好みで、食べているものを与えたりします。また無理に食べさせようとします。これらが食べ物アレルギーの原因です。

 皆さんは、嫌いな食品や食べられない物はありませんか。私は、食べられないものはありませんが、好きでないものはあります。それは昔、私の子ども時代に、そればっかり食べさせられて嫌になったり、その後若い時にやはり家の都合で沢山食べさせられたりして、その後に嫌になったものです。蛇の生血とか、マムシなどは食べられませんが、少しなら、一般的な食べ物は何でも食べられます。絶対食べられないものは殆どありません。

 つまり、子どもに食べ物を強制するから好き嫌いが生じるし、無理に食べさせようとすると、アレルギー反応が起きるのです。これが精神神経免疫学です。

 嫌がったら、すぐやめれば、嫌いな物にはなるかも知れませんが、アレルギー反応は起こしません。

 だから子ども時代にあった食べ物アレルギーも、成長と共に、単なる嫌いな物へと変化することが多いものです。

 

よくある食物アレルギー対策

 〇卵アレルギーは、鶏卵の白身によって起きます。特に、加熱していない「生」または「半生」で与えられた時に生じることが多いです。しかも二回目に与えた時に症状が発生することから、一回目で嫌な思いをし、それを体が覚えていて、二回目に拒否反応を起こすと考えられます。

 〇大体、乳幼児に生の蛋白質を与えることがおかしいのです。しかも欲しがらないのに食べさせようとすることに問題があります。

〇乳幼児で多い食物アレルギーの原因の卵と牛乳や乳製品は、元々人間の自然な食べ物ではなかったのです。さらに特に生の蛋白質が原因であることが多く、完全に加熱したものでは少ない。

 〇実際に、混じっていることを知らずに食べると起きないこともあります。

 催眠実験でも、暗示効果が強く出て、入っていると暗示をかけると、実際には入っていなくてもほとんどの人が反応します。

 また、血液検査でも、皮膚のスクラッチテストやパッチテストでも、100% の相関は得られません。そこには心と免疫の関連があるからで、精神神経免疫学では説明できます。

 〇実際に私の診た幼児で、母親から離れて養護施設に入ったら、アレルギーの出る食べ物が沢山あったはずなのに、何でも食べている子どもがいました。

 〇また私が若い時に16年間、国立病院に勤務していましたが、当時はわざわざアレルギーの調査もしなかったし、アレルギー食も作ってはいなかったのです。ただ好き嫌いはありましたが、入院した子どもたちに「嫌いなものは食べなくて良い」としていましたが、外から食べ物をもち込めなかったので、おなかが空くので、その内に嫌いなものでもみんな食べてしまいました。しかし、家に帰るとまた食べなくなったと言います。

 〇子どもの「好き嫌い」を治そうとすることはありません。何でも食べさせようとすることには無理があります。動物は片寄ったものしか食べない種類もいますし、体に不足するものを美味しく感じるようです。プランクトンしか食べない、蟻しか食べない蟻食いなどが典型です。内陸の動物たちは、塩が不足し、岩塩のあるところへ食べに行ったりします。

〇人間でも体に不足するものを美味しく感じるようです。私は栄養学に疑問を持っていましたが、特にアメリカ主導の栄養学、国際基準の必要栄養量にも本当にそうか疑問に思っています。これは昔、神奈川大教授の故中山茂先生の科学史研究会に2年ほど参加していました。その時に教えられたことです。

〇嗜好食品は3歳を過ぎるまでは味を教えてはいけません(与えてはいけません)。

 

☆もっと自然体で生きていきましょう。「栄養があるから」とか「体に良いから」と食べたり飲んだりすることはよしましょう。基本的に必要な食品の中から、欲しがるものを食べさせていれば良いです。 フィリピンの山中で一人、30年間も戦争していた小野田さんが帰国後に語ったことは、「体のことは、体が知っていると思っていたから、何を食べるかは体に聞いてみた。それで30年間病気をしなかったのだと思う。」と言っていました。現代でもそうですが、ストレスがあるとそれが狂ってきますし、思い込みもありますから、100%そうとは言えませんが。

食べたい時に、食べたいだけ与えることが基本です。ある程度の満足感が得られたら、それこそ「腹八分目」でやめましょう。

 

アレルギーを避ける実践的な方法

〇早期の離乳食はアレルギーを作るということは、間違いです。昔のアメリカでの小児科医の実験では、果汁を始めるのは生後2週間では早過ぎて、生後2か月過ぎからとなりました。穀類は生後4カ月からです。

アレルギーの家系では、卵は与えてはいけません。1歳から固ゆでの黄身だけ与えます。成長しても、卵アレルギーの出やすい人は、白身を美味しいとは感じないようです。

牛乳は完全に加熱して冷ましたものを与えます。刺身類やイクラなどの生の食品を3歳までは与えないことです。ヨーグルトやチーズなどは嗜好食品です。ピーナッツは誤嚥すると危険な食品ですから、乳児がいる家では食べないようにしましょう。そばも子どもが食べる食品ではありません。

以上を守れば、小麦アレルギー以外は避けられます。小麦アレルギーも、小麦製品の強制が疑われます。必須食品では、小麦だけですし、乳幼児では食べなくてはいけない食品ではありません。

牛乳は、しばしば乳糖不耐症で飲めない人がいます。哺乳類の多くは、離乳期になると乳糖分解酵素の産生が出来なくなり、母乳が飲めなくなるので離乳します。人間と一部の動物たちでは、母乳を飲み続けたり、牛乳を飲めるようになったりしますが、それは適応と考えられています。しかし、人間でも遺伝子の働きが止まってしまい、乳糖分解酵素が産生できず、乳糖を分解できなくなるので牛乳を飲むとそのまま出て下痢状になる人がいます。世界的に農耕民族に多いと言います。これはアレルギーではありません。

 

☆実際に、食物アレルギーはどのくらいあるのか。

〇厚労省科学研究報告書2005全国調査(国立医薬品食品衛生研 穐山)

 鶏卵40%、牛乳、乳製品18%、小麦9%、いくら5%、落花生4%、えび3%、そば3%、キウイフルーツ2%。

〇2002年4月省令、7品目表示 卵、牛乳、小麦、そば、落花生、えび、かに。

 準ずる18品目 あわび、いか、いくら、オレンジ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、キウイフルーツ、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、桃、山芋、リンゴ、ゼラチン。

 鶏卵の60%OVA 加熱で低下。鶏卵、牛乳(ベータ・ラクトグロブリン)も年齢依存。ベータ・ラクトグロブリンは、牛、羊、ヤギ、犬、豚、鹿、馬、いるかの母乳中にあり。人の胃液に分解されない。

 小麦ー 成人に多い。食物依存性運動誘発性アナフィラキシーで最も頻度が高い。

 落花生ー 米国の煎ることで上昇、中国のゆでる、揚げることで下がる。

 そばー 微量でも危険あり、(アナフィラキシー)、えんどう、大豆と相同性あり。

  • 大豆(豆乳) クルミ、ピーカン、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、ごま
  • 果実ー キウイ(口腔アレルギー重篤、多い)、

    バラ科果物 リンゴ、桃、サクランボ、梨、いちご

    カバノキ花粉

○魚介類 魚ー  タラ類、スケトウタラ、コイ、タイセイヨウサケ、まあじ、うなぎ、めばち、まさば  も同じアレルゲン

     甲殻類ー えび、かに、(ブラウンシュリンプ、ブラックタイガー)

     軟体動物、するめいか、いくら(日本特有)、(タラコは相動性があるがみられない)

その他 コキニール色素(雌のエンジムシ)赤色色素の含有成分、はちと相同性あり、

☆アレルギー症状から見た交差反応(宇理須)

 大豆アレルギーに醤油、味噌は安全。

交差反応性

 ピーナッツ 他の豆科 5%  桃   リンゴ、梅、サクランボ、梨、いちご  55%

 牛乳    牛肉 10%   えび  かに、ロブスター75%いか、たこ、貝類20~30%

 小麦    他の穀類 20% 

 魚     他の魚 50%  メロン スイカ、バナナ、アボガド 92%

 牛乳  山羊乳 92%

即時型アレルギーⅠ 60分以内に症状出現、かつ医療機関を受診したもの

  2歳まで60%、3歳までに66%、8歳までに80%(20歳以上で9%)が出現する。5歳以前に出ることが多く、5歳以降は初めて出るという出現率は低下する。

皮膚症状  88.6%

呼吸器症状 26.8% くしゃみ、鼻水、咳、喘鳴、呼吸困難

粘膜症状  23.8% 口唇、眼瞼、球結膜、はれ、かゆみ

 気道粘膜症状、嗄声、犬吠様咳嗽、閉塞感、嚥下困難、胸がつかえる、口腔・咽頭・喉頭の違和感

消化器症状 13.4% 腹痛、嘔気、嘔吐、下痢

ショック症状 10.9% アナフィラキシー

☆即時型アレルギーⅡ(2時間以内) (今井による)

 0歳で30%、1歳で20%、2~6歳で30%発症。

 鶏卵(30%)、乳製品、小麦(以上3種で60%)、甲殻類、果実類、そば各5%、魚類4%、イクラ3%、ピーナッツ、大豆、木の実類が各2%、

6歳までは、鶏卵、乳製品が主。乳児では鶏卵、乳製品、小麦で89%。

7歳以上は甲殻類が第一、次いで果実類、そば、魚類。

1~3歳にイクラが多い。

 

☆食物依存性運動誘発性アナフィラキシー

運動誘発性  アスピリン、NSAIDs(解熱剤)の吸収上昇で 15%が関与、男女比1.5:1、

初発年齢 10~20代

  皮膚症状 全身のじんましん、血管性浮腫、紅斑、 ほぼ全例

  呼吸器症状 咳、喘鳴、呼吸困難         約70%

  ショック症状 血圧低下、意識レベル低下     約50%

 回数 2回以上、70%にアレルギー疾患の既往または有病

  小麦製品60%、エビ、カニ、甲殻類 30%

 種目 サッカーなど球技やランニング、

 食後から運動開始まで120分未満約90%、運動開始後発症まで60分未満80%以上。  80%が昼食後、

☆食物依存性運動誘発アナフィラキシー  (相原による)

 1万2千人に一人、男女比4:1、発症10歳で喘息、花粉症などの有病者。

 小麦製品、エビ、カニなどの甲殻類が大部分、野菜、果物もある。

 食後2時間以内の運動をさける。

じんましん、アナフィラキシー  (海老沢による)

 乳幼児 鶏卵、牛乳、小麦、そば、魚類、大豆、 鶏卵、牛乳、小麦、大豆は治る。

 学童~ 成人 甲殻類(エビ、イカ)、魚類、小麦、果物類、そば、ピーナッツで治りにくい。

3歳頃までに50~60%、6歳までに70~80%が治る。(山口による)

 

仮性アレルゲン(直接の原因ではないが、アレルギーが起きている時に食べると長引く原因になることがある)    (中村、飯倉らによる)

 ヒスタミン なす、ほうれん草、トマト、エノキ茸、鶏肉、牛肉、馬肉、サバ、パン酵母、塩づけニシン、ドライソーセージ、キャベツの酢づけ。

 ヒスチジン チーズ類、鹿肉、ピーナッツ、アボガド。

 チラミン  チーズ類、ニシン塩づけ、パン酵母。

 フェニルチラミン チョコレート、チーズ類。

 セロトニン トマト、キウイ、バナナ、パイナップル。

 ドパミン  豆類、長いも。

 アセチルコリン なす、トマト、たけのこ、さといも、山いも、くわい、松茸、そば、ピーナッツ。

 ノイリン  さんま、冷凍タラ、塩サケ。

 トリメチルアミンオキサイド カレイ、タラ、スズキ、たこ、あさり、はまぐり、カニ、エビ。

 

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ウクライナ緊急支援カテリーナチャリティコンサート

2022-06-20 18:02:22 | 未来の福島こど基金

                ウクライナ緊急支援

カテリーナ チャリティーコンサート

   未来の福島こども基金活動報告   2022/7/9

今回、私たちは以前からチェルノブイリ(ベラルーシとウクライナ)の子どもたちを支援していたこともあり、世界の平和を守り、戦争を非難する立場から、 どちらの政府を支援することではなく、被害を受けているウクライナの人々を支援するために、今回チャリティーコンサートを開きます。会場とオンラインの両方で開催します。オンラインでの参加は、登録したら、3日間は見ることができます。遠方の方は是非オンラインで参加をお願いします。

 是非、カテリーナのパンドゥーラと歌声をお聞き下さい。参加費1,500円

会場・オンライン共に Peatixサイトから申し込み

    https:/kateryna.peatix.com

ただし、会場参加の場合には直接主催者への申し込みも受け付けます。

主催 未来の福島こども基金  Tel 090-3539-7611 向井方

会場 新横浜スペースオルタ

         

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アレルギー疾患の精神神経免疫医学

2022-06-02 10:15:31 | アレルギー疾患の精神身体医学

                              蕁麻疹(じんましん)

  じんましんは、よく見られる病気ですが、他のアレルギー疾患と共に医者の儲けになる病気です。今は、ほとんどの病気が儲けの対象になっていますが、アレルギー疾患はなぜ起きるかが、本人のせいになっていますから。これも「こころ」から来る病気ですから、治すことができます。しかし、ちょっと薬を飲めばよくなるというものではありません。

       じんましん  (蕁麻疹)

 1.じんましんは、アレルギー性の病気で、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などにかかったことがあるか、家族にあることが多い病気である。

  • 2症状と特徴

 自然に治る病気だから、かゆみ以外は治療の必要はないが、かゆみで悩まされる。

 かゆみで始まり、蚊に刺されたようにプクッと盛り上がり、かゆくてかくと次第に大きく広がっていき、アメーバの偽足のようになる。時間がたつとだんだん小さくなるか、または盛り上がりが低くなり、赤味もしだいにうすくなって消えていく。

できても必ず5~6時間で消える。(これが、じんましんの特徴)

 消えてもすぐ隣にできたりして、1日中どこかにできていて長びく場合や、毎日同じ時間に繰り返し出てくることがある。

◎かくとじんましんが出てくる。だからじんましんのできていない皮膚に字や絵を書くと、その通りにはれてくる。(陽性描画症という。)

 

  • 3.治療

 第一は抗ヒスタミン剤と鎮静剤。第二は食事療法。第三はストレス対策。

 急性期には早いと1晩でおさまり、長いと7日間位続きますから、一応おさまる迄は食事療法をして、薬を飲むことを薦める。

 かゆみは、ぬり薬ではとれず、冷やすと少しは楽になりますが(寒冷じんましんの場合はだめ)、薬を飲まないとおさまらない。

 急性期のかゆみには、ボスミン皮下注射が有効で、30分以内に楽になるが、副作用として心臓がドキドキしてしまうので、こどもかそれが気にならない人しかできない。

 食事療法は、すれば 100%効いてじんましんがおさまる訳ではないが、皮膚が過敏になっているので、皮膚を刺激して、じんましんが長引くのをさけるため、アレルギーを起こしやすい食物(卵、牛乳、青身の魚)や今回原因として疑われる食品などを避ける。(食品着色剤、食品添加物も考えられますが・・)

 丸2日間じんましんが出なければ、食事制限はやめてよいし、薬もやめる。

 日光じんましんには日除けスクリーンを使うしかない。

 軟膏は皮膚のかゆい時にぬるのだが、それ程有効ではなく、ぬると気持ちが落ち着くくらいなので、小さいこどもと欲しい人にだけ出します。

 とりあえず薬は5~7日分出しますから、薬がなくなってもじんましんが続く場合は来て下さい。

 2週間以上長引く場合は、食事療法は中止し、抗アレルギー剤を試みる。抗アレルギー剤は2~4週間続けないと効果が期待できないので、長引く場合に使用する。

 6ケ月以上続く慢性の場合には、食事療法を2週間位続けてみる価値はある。

  • 4.原因(アレルゲン)は

☆原因を探し、分かったら食べないこと。

 原因は、飲食物や薬が大部分ですが、食品添加物や、温熱や寒冷などの物理的刺激、吸入抗原、感染、虫刺されからくることもある。

 慢性じんましんの場合は、ストレスや物理的刺激が誘因になることが多く、なかなか原因を見つけることが難しい。

 1)原因を探す為に、食事日記をつけて下さい。

 じんましんができた第1日目の朝から、じんましんに気付くまでの飲んだり、食べたりしたすべての物を、時間毎にメモしておくこと。何日続いても、初めの1日分でよい。

 次にじんましんができた時にまた食事日記をつけ、共通する食物を探す。1回では偶然があり、2回では可能性が強く、3回では確実になる。

 2)いつも食べているものでも出ることがある。

 ◇同じ食物でも、新鮮だと出にくく、鮮度が落ちていると出やすい。

  例-さばによるじんましんは、とって30分以内に食べるとまずできない。

 ◇同じ食物でも、身体の調子が良いとできず、かぜをひいたり精神的に落ち込んだりして、調子の悪い時にできる。

 ◇原因食品を食べてからじんましんが出来るまでに、早いと20分から2時間位で、(早発反応-これが大部分)、遅いと6~8時間(遅発反応)かかる。まれに24時間以上してから出る(遅延反応)ことがありますが、その場合はまず原因は分からない。

 ◇また初めて食べた時には出ず、2度目から出るか、繰り返し食べている内に、出きる。

 3)物理的刺激によって起きることもある。

 寒冷、温熱、日光、水性、機械的刺激、ストレス等によるものも少なくない。じんましんが出ている時に、きついジーパンをはいたりすると、その刺激で、出ることがある。

  • 5.慢性じんましん

☆3~6ヵ月以上続くものを、慢性じんましんと云います。慢性タイプのじんましんには、物理的刺激やストレスによって起きるものが多い。じんましんが始まった頃にあった、ストレスを探し、それを無くすことが第一。割に長引くじんましんは、かゆみが、それ程ひどくないので、がまんしているとおさまってしまうことが多い。でも繰り返し出る。かゆくなければ、上手につきあって下さい。必ずその内におさまります。もちろんストレスがなくなれば、じんましんが出なくなる。

 ストレスの原因を見つけるのが大変です。子どもは見つけやすいですが、大人は難しいし、それが夫や妻とか両親とか身内だと、判っても解決しません。

 

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