黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

子どもの自殺を防ぐために

2016-05-27 08:49:12 | 健康・病気
最近、子どもの自殺がしばしば報道されています。報道されていないものもあると思います。
なぜ自殺するのでしょうか。それは、いろいろなことから「うつ病」または「うつ状態」になるからです。それ以外にもありますが、いずれにせよこころが病んでいるからです。

だから、子どものうつ病を早く見つけましょう。

子どもの自殺の予防のために
 子どもの生まれつきの病気以外での死亡は、事故、自殺、他殺で、病気で死ぬのはその次です。
これは、多少順位が変わろうとも、私が小児科医になってからずっと続いていることです。
 しかも、病気の第一は、悪性腫瘍で、その半分以上が白血病です。しかし、現在は15歳以下の白血病の死亡率は減少し、延命率が高くなりました。白血病の種類にもよりますが、8年生存率が80%以上のものもあります。8年以上生存したらほぼ治癒したと言ってもいい状態です。
 ということは、子どもの死亡を減らす第一は事故の予防です。しかし、約10年前に比べて、現在は以前に多かった5〜15歳までの事故死が約10分の1に減少していました。これは、事故対策が進んだことと、子どもが外で遊ばなくなったからだと思います。この点は検証が必要です。
 しかし、5歳までの事故はほとんど減らず、欧米諸国の10倍です。
 それで子ども特に乳幼児の事故対策を乳幼児健診の時に話をして、減らそうと努めてきました。しかし、もうこれ以上は立法化が必要です。子どもの家庭内での事故対策は個々人の善意に任せてはおけません。法律で子どもを保護する必要があります。
欧米ではその点で10〜20年以上前から実施しています。私の最近書いた本に、それが出ています。しかし、資料が古く、今はもっと進んでいるかもしれませんが、日本は20年以上遅れていますから、まだそれで十分だと思います。子どもの事故対策は、私の本をお読み下さい。
交通事故は、政府、警察が事故対策の必要性に気がついて対策を取ったら、どんどん減少傾向になりました。次は、自殺です。日本は大人の自殺は世界でも有数で多く、しかも自殺対策が遅れています。

第二は、子どもの自殺対策です。
自殺対策は、特に中高年の自殺対策が、北欧で実施され、大幅な減少となり、対策の効果があきらかになっています。残念ながら、私はまだ入手できていません。
自殺の多くはうつ病です。
自殺は、精神的な異常状態にならないとできませんから、普通はリストカットで終わります。統合失調症でも自殺しますが、一番多いのはうつ病で、軽いうつ反応や軽症のうつ病がよくあります。しかも、うつ病でも治りかけなどの軽い状態になった時や、一時的なうつ反応の状態の時に自殺します。うつ病は、体のエネルギーと心のエネルギーが低下した状態になりますから、ひどい時は自殺できません。
自殺の特徴は、「死にたい」とか「死のうかな」などと、ほとんどの場合誰かにほのめかします。これをまともに受け止めずにいると、自殺してしまいます。冗談と思ってはいけません。本当に考えているのです。多くの場合、まともに受け止めず、そんなことをする訳がないとか、するはずがないとか、できるはずがないと周り特に親や兄弟たちや友だちが考えて放置しておき、自殺してしまうのです。
ですから、早く子どものうつ病に気がついて下さい。
私の知っている最少年齢のうつ病は7歳でした。その子も、死にたいと言っていました。
幸い、教会に通っていたので、牧師さんが気がついてくれて、親に知らせ小児科に来て、精神科と小児科とで併診し、牧師さんの計らいもあって、また学区が境界線上であったことも幸いして、転校し治りました。原因は担任の教師にあったのですが、その教師はそれを自覚せず、認めませんでした。
 このように、学校に相談しても無駄です。学校側は一切認めません。親が気がついて適切な治療を受けさせることです。よく、いじめから自殺したと言いますが、自殺の前にうつ病またはうつ状態になっているはずです。それを早く見つけて、対処しなければいけません。
 いじめ対策は、早く気がつくことです。そして父親が取り組むことです。母子家庭なら、母親の兄弟、親戚、友人、知人などの男性の協力を得ることです。学校は、男社会ですから、男性が行かないときちんとした対応をしてくれないことが多いです。父親ないし、協力者の男性が乗り込むと学校側の対応が変わります。
子どもはいじめを告白しないことが多いです。周りが早く気がつくことです。前述のように教師が原因のこともあります。体罰やネグレクト(無視)です。言葉の暴力もあります。

子どものうつ病 と うつ状態 の話
◎ 警告する兆候や症状を見逃さないこと。
最も重要な二つの危険な兆候
抑うつ気分―
  悲しみ、ゆううつ、絶望、みじめさ、意気消沈、心配、いら立ちを感じる、など。
快感消失(喜びのなさ)―
  スポーツ、趣味、あるいは友人や家族とのかかわりあいなどの、いつもの活動の大部分に関心がなかったり、喜びを感じないこと。

その他の兆候には、
 1)食欲不振と体重減少、あるいは、その反対に過食。
 2)不眠(寝つけない)、悪夢、睡眠持続の不良(寝付いても、ちょくちょく目が覚める)、早朝の覚醒(目が覚めて眠れず、覚醒した状態になる)などの睡眠障害。または逆に、眠っても眠っても眠り足りないという過剰睡眠。もちろん、睡眠不足のあとのそれを取り返すためのいつまでも寝ている状態とは異なり、起きてもまたすぐ眠ることができる状態です。
 3)家で横になっていたり、疲れていたり、やる気がなく、疲労を感じたり、などで示されるエネルギーの欠如。それをなまけているとか、頑張れとは言わないで下さい。
 うつ病の人には、頑張れは禁句です。頑張るほど悪くなります。
 4)落ち着きがなかったり、そわそわしたり、静かに座っていられない、などで明らかになる精神身体的な興奮。これもいつもと違う場合には、見過ごさないで下さい。
 5)自責の念または、過度のあるいは不適当な罪悪感。子どもは自分の周りでうまくいかないすべてのことについて、自分自身を責める傾向があります。例えば両親のけんかについてもそうです。自分のために両親の仲が悪くなったのではないかと思うのです。いじめられたのは、自分に何か悪い所があったのではないかと思います。また、いじめられているとは、恥ずかしくて言えない子も多いです。
 6)思考し集中する能力の減退。一つのことに集中したり、一つのことを考え続けたりできなくなります。それは、日常の話の中でのことや、学校の成績の低下などに表れます。
 7)繰り返し、死や自殺を考えること、または自殺企図。その考えは子ども自身によって話されることが多いが、話しているうちにしだいにはっきりすることもあります。
 特に一度だけそっと言ってみたが、まわりから相手にされないと言わなくなることもあります。
◎ なにをしたらよいか。
まず小児科専門医(内科小児科ではなく、小児科だけか、小児科内科という所)に相
談すること。最近は小児精神科の教育を受けた小児科医も多くなりましたからまず小児科専門医に相談して下さい。しかし、多くの医師はそういう教育を受けていないので、子どものうつ病の存在を認めなかったり、取り合ってくれない医師も少なくありません。その場合は、ほかの小児科専門医に相談すること。そこから、小児精神科専門医(多くは小児医療センターか県立こども病院か一部の大学病院小児科にしかなく、開業しているのはごく一部の医師だけです)へ紹介してもらって下さい。多くは、予約制ですから、紹介状が必要です。思春期外来、心療小児科などもよいです。
一般の精神科や心療内科(多くは精神科で真の意味の心療内科ではありません)の医師は、大人が専門なので、すぐ薬を出して済ませてしまうこともあります。これも小児科医と同じく医師個人の「何を知っているか」によります。多くの精神科医は、今増えている大人のうつ病に悩まされて忙しく、すぐ薬を出すことを考えます。相談する場合は、小児を診てくれる精神科医を探してもらうことです。話を聞いてくれたり、相談にのってくれる医師は少数です。最初に相談するには適切ではありません。また精神科の初診の予約をとるのも一か月以上かかるのが普通です。そこで無駄に時間を使わないことです。
小児精神科医に予約を取る時に、自殺をほのめかしていると言えば、診察を急いでくれます。
抑うつ的な子どもを、何かよい所を見つけてほめたり、共感したり、共鳴したりして
あげましょう。親との愛情をもったかかわりが必要であり、親や兄弟とより多くの時間を
過ごすことを必要としているのです。
 子どもの話をよく聞き、そして話をすること。しかし、すぐに「こうしなさい」とか、親の考える回答をしてはいけません。まず「大変だったね」とか、子どもの感情を認めて共有・共感することです。そしてよく話を聞き出すことです。子どもは、いじめられたとかいじめれていることを、言いたがりません。場合によっては、子どもの仲の良い友だちの親に連絡して、子どもの学校や部活での状態を聞きだすことです。
「頑張れ」は禁句です。気楽に、好きなようにさせることです。悲しい時には泣けば
よいし、怒りがあれば、発散させましょう。しかし、なかなか怒りを表現しないのです。
感情を心のうちに閉じ込めてしまうから、病気になるのです。できるだけ、感情をそのまま表現するようにさせ、それに共感してあげることです。もし、自分に同じような経験があれば、その時のことを話してあげましょう。
 うつ病を感情障害とも言うことがあります。
気がついてから、診察を受けるまでの間、子どもから目を離してはいけません。絶望
的になってしまうことが心配です。子どもは、口に出して言いません。言わないからと安心していてはいけません。子どもの心の中では進行していきます。

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早期離乳のメリット

2016-05-27 08:32:54 | 予防接種、育児法
私は、早期離乳を提唱しています。日本は離乳が遅いですが、早期離乳を提唱するには訳があります。
小児科医としていろいろな子どもを見てきました。世界中でいろいろな離乳の方法があります。どれを選択するかは国や民族によって異なりますが、これだけグローバル化した今日、同じ国でも民族、宗教、文化水準によっても異なってきました。ぜひ知っておいて、その上で選択してください。

また、今回は書けなかったいろいろな話題もありますが、後日にします。

早期離乳のメリット
―乳幼児の誤飲事故を防ぐために―
 私が提唱する「早期離乳」は、一時代前の欧米で始ったことで、今の状況はコメントされた方の言うようにばらばらになって来ています。
 私が取り上げて提唱した理由は、
第一に、赤ちゃんのストレスもしくは欲求不満を無くすことです。その表現としての指しゃぶりがあります。そして何でも口に持って行ってしまうことです。
 昔、フロイドという学者が、これを子どもの発達の一段階としてとらえて、「口唇期」と呼びました。しかし、早期の離乳が始まると、約三分の二の子どもは指しゃぶりや物を口に入れなくなります。それで私はなんらかの欲求不満と考えたのです。
第二に、そのために乳幼児がいると、口の中に物を入れてしまうので、誤飲事故が起きます。
 これを防ぐには、口の中に入る大きさのものをすべて片づけなくてはいけません。
 子どもは大人の想像できないことをします。想定外のことが、子どもでは普通です。
 誤飲事故予防も大切な目的です。
第三に、栄養学的には母乳や母乳化されたミルクではいろいろな栄養上の問題があります。
 まず、ビタミンC、D、A、鉄分、カロリーの順に不足してきます。母乳栄養児の場合は、ビタミンKが予防的に必要です。(頭蓋内出血の予防です)
 ですから、未熟児あがりの赤ちゃんは、たいてい鉄分とビタミンCを処方されます。早く生まれてしまうと、母親から十分もらっていないために、早く不足するからです。
 ミルクの場合には、ビタミン類は強化されていますが、鉄分とカロリーはされていません (鉄分強化ミルクもありますが、一般的にはなっていません)。
今のミルクは、普通の牛乳と比べると、母乳に近づけられて、ほぼ55%の濃度に薄められています。ですから、母乳もミルクも、それだけでは必要なカロリーを補給できず、大きな赤ちゃんや、男の子、動きの良い子などはおなかが空くので、がぶがぶ母乳やミルクを飲み、ぶくぶく太りになります。離乳食を早く進めると固太りになります。
第四に、母乳がよいというのは、生後三か月までです。最大のメリットは、母乳だと母子ともに母乳の時間が楽しい時間になるからです。赤ちゃんは、空腹を満たして気持ちがよくなるし、母親は腫った乳房を吸ってくれると(よく腫る人は痛くなることもあり)気持ちがよくなります。自然に授乳の時間が母子ともに気持ちの良い待ち遠しい時間になります。
 母乳のメリットの二番目は、免疫の問題ですが、これは過剰に宣伝されています。
 アメリカ小児科学会は、母乳は生後三か月まで飲ませていればよいと言います。それは、母乳の中の抗体が働くのは、乳児の腸管内だけで、それにより乳児の胃腸炎が防御できます。ロタウイルス感染が四か月以後になる理由です。しかし、母乳の免疫が、乳児の血液中に入る証拠はありません。血液中の免疫は、胎盤を通して母親からもらいます。母親に免疫がなければ、新生児から病気になります。新生児破傷風、先天性風疹症候群、トキソプラズマ、サイトメガロウイルスなどが問題です。最近、また増えはじめたのが先天梅毒と言われています。いずれにせよ母乳からは得られません。
 突発性発疹症が、6か月以後に発病するのは母親の免疫を、胎盤を通してもらっているからだという説明には納得できます。

早期離乳に関係ありませんが、母乳の話をします。
 哺乳類のほとんどは、人間とその周辺にいる犬や猫などを除き、乳児期を過ぎると、母乳を消化する乳糖分解酵素を産生する指令を出していた遺伝子ゲノムがその産生の指令を止め、乳糖分解酵素が産生されなくなり、母乳を飲んでも下痢をしてしまいます。それで母乳を飲めなくなり、自然に幼児期には離乳する結果になります。
人間が成長しても母乳や牛乳が飲めるのは、多分何万年もの長い間の適応であろうと言われています。でも、まだ適応していずに、牛乳が飲めない(アレルギーではなく)人が、農耕民族には少なくないという世界的な調査があります。日本人でも、牛乳を飲むと下痢をするという人です。
 母乳はどのくらい出続けるのでしょうか。私の知っている最長は、インドで15歳まで飲ませていたという報道でした。その子は、固形食をほとんど食べていなかったので、6歳くらいの体格で、やせており、精神発達も遅れていました。
昔は、乳母という職業がありました。母親の代わりに母乳を飲ませるのです。赤ちゃんを産んで自分の赤ちゃんが離乳してから、ほかの赤ちゃんに授乳するのです。止めなければ出続けるので、また次の赤ちゃんに授乳します。ミルクのない時代には母乳の出ない母親にとっては、救いの神でしたが、金持ちしか雇えませんでした。
 牛乳はどうしてとるのでしょうか。まず仔牛を産ませて、その仔牛が成長したら母親の牛から離して、牛乳を搾るのです。そして何年かたち、牛乳が出なくなったら、もう一度仔牛を産ませるか、廃牛にします。酪農家で良質の牛乳を出荷する人は、毎年仔牛を産ませ、その間牛乳はとれませんが、良質の牛乳がとれます。北海道でそれをしているグループの話が本になっています。
 ねじめさんという小説家は、小学一年まで母乳を飲んでいたと書いています。だからいつまでも母乳を飲ませていてもよいとは、私は思いません。
 また、よく雌犬が猫やほかの犬の赤ちゃんを授乳して育てた話を聞きます。これは、本当です。
 アメリカでは、養子をもらって母乳で育てる母親が少なくないです。キリスト教徒は子どもを育てられない母親の代わりに、養子にもらって育てる風習(教え?)があります。
 ですから、1970年代のウーマンリブの盛んな時の活動家の女性が、後になって「第一子は母乳が少しか出なくて主にミルクで育てた。第二子は母乳だけで育てた。その次に養子をもらって母乳で育てて、女性としての自信が出来た」と語っていたのを新聞か雑誌に出ていたのを記憶しています。実際、アメリカでは養子を母乳で育てることを勧めています。それは昔からで、いつからかは知りません。
 結論は、子どもへの愛情があれば、母乳は出るのです。ただし、月経がある期間です。
 私を認めてくれた内藤寿七郎先生は、「黒部君、男だって乳腺があるから、母乳は出るんだよ」と言われて、私をびっくりさせました。でも本当です。男の子の赤ちゃんでも、母親のホルモンが残っている時期は、乳腺がはっていると、それをしぼるとピュッと母乳(?)が出ます。
 また、ある禿の人が言うことには、「オナニーをしながら自分の乳房をもむと、乳房がはってくるが、毛も生えてくる」と言っています。きっとそれを続けたら、母乳も出てくるでしょう。その人は、その方法で禿を治す研究会を作っていました。禿に女性ホルモンが関係していることも知られていますが、知る限りでは頭頂部ではなく、それより外側の生え際に近い部分ではないかと思っていましたが、どうでしょうか。私には知識がありません。

 早期離乳と母乳の話をしました。私の知っていることはこのくらいです。いずれも調べて頂ければ、どこかに書かれているか、残されていることです。
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予防接種を受けない選択をされる方へ

2016-05-27 08:20:59 | 予防接種
       予防接種を受けない選択をされる方へ

 安易に考えないで下さい。あなたは、それについて必要な知識を持っていますか。
落とし穴に陥ることがあります。


予防接種を受けない選択をなさる方へ
 私はワクチン反対ではありません。ワクチンもそれなりに有効性を持っています。しかし、何でもワクチンで予防するという考え方はおかしいです。
それは、ワクチンはもう魔法の弾丸(オペラ「魔弾の射手」の魔弾)ではなくなったということです。ワクチンはそれなりに有効性もありましたが、何でもワクチンで予防するという考え方は限界があります。
 感染症の予防には、環境を変えることが一番です。人間が環境を変えたために、新しい感染症が次々と登場しています。また、戦争が環境を悪化させ、感染症が絶えません。
 日本は、今まで平和だから感染症が減ってきたのです。それを忘れないで下さい。
 人間は多くの自然界の生物の中で生きています。細菌、ウイルス、かびなどの様々な微生物から、昆虫類、動物や魚類、植物など数えきれない生物の中に生きています。その生物たちも生き残り戦略を立てて、生き残りを図っています。それが進化論なのです。
 人が住む環境に適応できない時に病気になるというのが、私の支持する病原環境論または適応説です。
 
○ 赤ちゃんを守るために、最低考えておくことは、
 妊娠中に感染をすると胎児に先天性の病気が確率的にでる病気は、
  風疹、トキソプラズマ、サイトメガロウイルスなど。
 生まれたばかりの赤ちゃんに感染すると死亡率が高い病気は、
  水痘、おたふくかぜ、麻疹、破傷風など。
 母乳で育てる場合は、ビタミンKを飲ませること。乳児の頭蓋内出血を予防します。

 妊娠をこれからする可能性がある女性や、妊娠中の女性、18歳までの(できれば40歳までの)すべての人、妊娠をさせる前の6か月以内の男性などは、低線量でも放射線被ばくを避けて欲しいこと。僅かな確率ですが、胎児の先天性の異常や生後の白血病やがんの発病などの健康障害を生じる可能性があります。

 早期離乳を勧める理由の一つには、乳幼児の誤飲事故を防ぐことです。指しゃぶりや何でも物を口に入れることを防ぐためです。三分の二の子は、早期離乳で物を口に入れなくなります。
 もう一つは、乳児貧血を予防すること。早期の鉄分の補給です。

 牛乳を生のまま乳幼児に大量に飲ませないこと。生(加熱処理していないもの、温めるだけでは不十分)の牛乳は、腸から僅かですが出血をします。大量に飲むと大量に出血することになります。どうも成人でもそのようです。しかし、200mLくらいでは、肉などを食べていれば問題になりません。
 
 揺さぶりっ子症候群は、当然起きます。赤ちゃんの脳を見れば判りますが、豆腐よりやわらかく、置くと崩れてしまいます。脳の形を保っていられないくらいやわらかいのです。
 だから激しく揺さぶると脳に障害が起きるのです。
 
 清潔にすることにこしたことはありませんが、そうこだわる理由もありません。出産直後の赤ちゃんの腸には大腸菌はいませんが、48時間以内に棲みついています。つまり、清潔にしていても、いつのまにか赤ちゃんの口から入り込んでいるのです。便に汚染されたものがあったのです。それを防ぐことは不可能ですし、また大腸菌は人との共依存関係にあります。

 赤ちゃんを、おもちゃや抱っこ人形やぬいぐるみのように扱ってはいけません。触ると気持ちがいいし、反応して動くので、可愛くて面白いのです。おもちゃ図書館の人が言っていましたが、一番面白いおもちゃは人間です。赤ちゃんをおもちゃにしないことが赤ちゃんの病気の予防の第一です。上の子(特に女の子)や祖母や叔母さんたちから守りましょう。

 子どもは社会の子どもです。人間は社会の中でしか生きていけない生物です。ですから、子どもを親の所有物とは考えないで下さい。いつから一人の人間として認めるかには、いろいろな意見があります。受精した時か、妊娠中絶をしてはいけない週数からか、生まれた時からか、自分の意志を表現できるようになってからか、などです。
 浜松医療センターでは、今から30年以上前から、妊娠中毒症で入院すると、産科と小児科の医師が来て、胎児は小児科医が主治医になるのです。国立小児病院でもそれをしたくて、新生児・未熟児科の医長が努力し、産婦人科をもつ国立成育医療研究センターが作られたのです。胎児は小児科医が専門で、未熟児の呼吸管理は、麻酔科が専門です。周産期医療センターがあちこちにできたのは、そういう総合的な胎児、未熟児、新生児の医療をする為です。
 命が生じたら、一人の人間として扱うべきではないでしょうか。議論のある所ですが。

赤ちゃんを守るのは、ワクチンだけではないということです。もっといろいろな所に視野を広げて下さい。そして平和が第一です。平和だから、病気も減り、子どもの死亡も減ったのです。平和が赤ちゃんを守ります。平和を守る政治にしましょう。
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ワクチントーク全国集会のお知らせ

2016-05-27 07:56:02 | 予防接種
ワクチントーク全国集会のお知らせ


2016年7月10日(日)13:30〜16:30  日本教育会館7階 707会議室

詳しくは、リンクしてある「ワクチントーク全国」を見て下さい。
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免疫の仕組み

2016-04-03 10:54:32 | 免疫の仕組み
             免疫の仕組み

誰かは、免疫を高めなければと言いますが、私は免疫の仕組みは誰でも持っているもので、高めることなどできませんが、低下することを防ぐことはできます。つまり、低下することを予防することが大切なのです。免疫不全(先天性、後天性)の病気ではなければ、免疫は誰でも同じです。しかし、それが環境によって低下するのです。それには個人差があります。環境に上手に適応できる人もいれば、できない人もいます。その差です。
 環境に適応できない時に病気になります。それには、持って生まれた遺伝的因子も関係します。
 まずふつうの人は、子どもを叱ってはいけません。叱らず、ほめてそだてましょう。その方法は、私の新著に書きました。
なぜ私の子は病気をしないのかと不思議でした。私の小児科医の父の育て方がよかったのでしょうか。私は、幸い大きな病気はせず、ワクチンもしないのにポリオにもかからず、結核にもかからず、麻疹、百日咳などにはかかっていたようです。大体、病気で寝ていたことの記憶は、一桁の回数しか記憶にありません。
 私の父は放任主義で、私はのびのび何も干渉されずに育ちました。悪いことをしても、父は周りに謝りに回っていましたが、私はそんなことはしりませんでした。後になって知ったのです。
 子どもを叱ってはいけません。しからず、こうしてちょうだいねと言って、してくれたらほめましょう。
私の持論(病原環境論または適応説)では、個人の性質と環境と関係によって、病気になります。
 最近、子宮頸がんワクチン(実はヒトヘルペスウイルスワクチン)が、脳神経の障害が出るのが特定の状態にある人だという見解が出されましたが、私は、そんなことは日常的にあることであって、それをなくしたワクチンしか許可してはならないと主張します。
 人間世界の病気は、人間個人の状態(遺伝的、または環境によって形成された)と環境(自然、つまり自然環境にいるすべてのの生物、ウイルスや細菌も、そして社会的環境、会社、学校、地域、国、そしそれからくるて心理的、精神的ストレスから)やワクチン、薬などとの適応関係によってできているとの考えです。

 もっとのびのび、いい加減に、人には迷惑をかけない範囲で、そこそこに、適当に、生きていきましょう。
 ノーベル賞の益川先生は、子ども時代宿題をせず、毎日廊下に立たされていたと言っています。でも、今の子どもはかわいそうだ。廊下に立っているだけですむ時代ではなくなっている、と言います。多くの人の伝記や回顧録を読むと、えらい人はみな、子ども時代はいたずらっ子だってり、悪さをする子だったりしています。もっと子どもたちをのびのび育てましょう。西瓜泥棒をした小出元女子マラソンの監督。首相になっても母親からどなられた田中元首相など。親からみたらだめでも、ちゃんとして生きている人はたくさんいます。もしかしたら、その方が大成するかもしれません。
 みなさん、こどもをしたい放題に育てて下さい。その代わりにまわりに気をくばることが大変で、親が苦労しますから。私は若い時しか子育ては難しいと思います。
 今子育て真っ最中の方は、もっと肩の荷をおろして、いい加減に、適当に、悪さをしたら、親が謝ってあげて、子どもにはのびのびさせましょう。事故、自殺、他殺で死ぬことを防げばよいのです。あとはなんとかなりますから。

 続きは、また後に。
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