何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

nゲージ鉄道模型工作 ー TM-TR07と11-109 の差 ー

2024-08-22 18:24:52 | 電子工作

2024年8月22日(木曜日)晴れたり曇ったり

 Nゲージ鉄道模型工作を始めて2ヶ月が過ぎる。
 鉄道模型好きの友人の影響を受けて始めた工作だけど、オイらは「工作好き」の
延長線上にNゲージ鉄道模型があったというだけで別に鉄道マニアではない。
 だから本物のように作られている「〇〇〇型機関車」とか「△△△型電車」とかには
興味はない。
 なるだけ何でも自分で工作して作ってレールの上を走らせてみる・・・
 あくまでも工作を楽しむ、というわけでプアーな鉄道模型工作だ。
 なるべく手作りを目指すけど、レールやポイント、機関車などは手が出せない。
 こういうものは出来上がったものを買うしかない。それもなるべく安いものを・・・
 そんなわけで「機関車」もそのベースになる「動力台車」というものを買った。
 それが「TOMYTEC 2軸動力ユニット TM-TR07」でこれに紙細工の
機関車をかぶせて走らせて遊んでいる。

 この機関車の走行をマイコンでコントロールしてみようと頑張っているが、その
プログラムをテストするとき機関車が思うように動かないという問題が発生した。
 機関車がスタートするときに動かない! 指で突くと何とか動き出す、という塩梅だ。

 マイコン(プログラム)も電源他のハードウエアも問題はない。
 確認のために別の2軸動力ユニット 11-109(KATO製)を購入して
走らせてみた。 この動力ユニットなら正常に走行する。

 原因はTM-TR07だった。 停止状態からスタートさせると動いてくれないのだ。
 指で突くとか、押すとかして一旦動き出せば後は軽快に動くのだが・・・

TM-TR07と紙細工機関車(ケース)

 

 トラブル対応用として購入した 11-109(チビ凸用動力ユニット)KATO製

 

 そんなトラブルの追及を動画でご覧ください。

 

    TM-TR07は車輪がむき出しでここから電源を引き込むことができて
便利だったが、動作がとても微妙で動かなくなることもしばしばだった。

 一方、代替え用に購入した11-109はがっちりしていてスロースピードから
スムーズに動くし、安定して動いてくれる。
 今度はこの11-109動力ユニットに紙細工機関車ケースをかぶせて列車に
しよう。
 
 さぁ、また紙細工を始めます。 応援をよろしくお願いします。  

 

 

 

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Nゲージ鉄道模型工作 - TM-TR07動力ユニットは使えない ー

2024-08-21 16:51:03 | 電子工作

2024年8月21日(水曜日) 晴れ

 Nゲージ鉄道模型工作を始めてもう2ヶ月近くになります。
 模型機関車の進行方向や速度はDCモーター制御回路をマイコン
(ESP32)でコントロールして行っています。
 これは何とかうまくいきました。

 次の目標は列車を2編成にしてA列車は待機場所から出発して
レールを右回りで走って待機場所に戻って來る、その後、B列車が
左回りで走って待機場所に戻ってくる・・・・
 こんな動きをマイコンの「プログラム」で制御します。
 これには「ポイント切替」が必要で、そのためには列車がどこを
走っているのかを把握しなくてはなりません。
 列車のレール上の位置を検出するのには「CdSセンサー」を
使いました。



 ところがCdsセンサーの取り付け位置が「高い」場所があって機関車が通過するときに
台車の底にぶつかってしまうことがありました。

 

 CdSを取り付ける位置の「枕木」を削り取りました。

 

 枕木を削って整形しました。

 取り付け位置が低くなったかな・・・これで大丈夫だろう。

 

 マイコンへの引き込み線を接続するためのピン端子をハンダ付けしました。

  取り付け直したCdSが正常に光を検出するか確認しました。 OKでした。

 

 レールの敷設やり直しです。

 

 マイコン、DCモータードライバー、CdSセンサー配線、ポイント切替器を
接続しました。

 

 これで準備完了です。
 マイコンを立ち上げ「自動運転プログラム」を起動しました。
 
 ?????? 列車が動きません! どうしたんだろう!?

 機関車を指でチョコン、と突くと列車が動き出しました。
 しばらくして列車が止まり、再度出発させようとするとやっぱり動きません。
 電源は正常に動作していてパルス幅は広がっています。
 どうしたんだろう??? 
 機関車を指で突くと動き出しました。

  

 

  この機関車に使った動力ユニットは TOMYTEC TM-TR07 というものです。
  動画でご覧のように「指先でちょこっと押してやらないと動かない」ことがあります。
(ほとんどこの状態でたまには自分で動き出すぐらいです)
こんな不安定な動作では「プログラムで制御する自動運転」は不可能です。

 次はこの「自力で動き出さない」原因を調べて見たいです。 やれやれ・・・です。 

 

 

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Nゲージ鉄道模型工作 ー CdSセンサーの出力を検出できた ー

2024-08-14 14:30:02 | 電子工作

2024年8月14日(水曜日) 晴れ後曇り一時雨

 レール上の列車がどこにいるのかを判断するためには光の明暗を
検出する「CdS(硫化カドミューム)センサー」を使うことに
しました。

 センサーは左右のレールの中間に設置し、上を通過する列車が擦ら
ないようにしなくてはなりません。
 小さくて薄いセンサーというとこれを使うしかありません。

 CdSセンサーの使い方を調べるためにいろいろ実験をしました。
 しかしこのセンサーは明るいところ暗いところの出力の差が小さく
果たしてこれでセンサーとして使えるのか?とちょっと不安でした。

 実験結果では明るいところでは1.5Vぐらい、暗いところでは
0.3V~0.5Vぐらいの出力で約1Vの差がありました。

 マイコンにテストプログラムを組んで確認してみると問題なく
LOW,HIGHを検出してくれました。

 

 レールに5カ所のCdSセンサーを取り付けました。

 

 ここは列車の待機場所(プラットフォーム?)になります。

 

 CdSセンサー配線はDCフィーダ(給電線)を差し込む隙間に通しました。

 

 小さな機関車をレールに乗せて走らせてみました。
 各センサーの出力をオシロスコープで確認しました。

 

  CdSセンサーからの出力はOKです。
  そこで簡単なプログラムを組んでセンサから出力があったとき、
 該当のLEDを点灯させる実験をしました。

  するとCdS-3の出力で点灯させる「青LED」がチラチラと
 点滅するのが見つかりました。
  昨日もオシロスコープの波形が乱れていたので交換したばかりです。
  何でだろう?

    その様子を動画でご覧ください。 

 CdSセンサー3出力(黄色ラスター)が乱れています。
 いつもこの位置のCdS出力波形が乱れます。
 先日も交換したのですが・・・

  あれこれ苦心して原因を探りました。
  原因はセンサの位置と窓から差し込む光線の向きでした。
  ちょうど光線が強く入る位置みたいで「車輪」が通過するときに
 光を遮り出力が変化していたのです。
  CdSが異常なわけではないのでこのままで作業を進めました。

  機関車が走ってCdSセンサーを通過すると出力がでます。
  その出力をマイコン(ESP-32)が検出して該当のLEDを点灯させます。
 

 

  CdSセンサーはなんとかうまく動作してくれました。
  さぁ、いよいよプログラム制御で列車を運転する工作に入ります。
  うまくいきますように・・・ 応援をよろしくお願いいたします。

                     (続く)   
 

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Nゲージ鉄道模型工作 - レール上の列車の位置を把握するには ー

2024-08-13 08:21:02 | 電子工作

2024年8月12日(月曜日) 晴れ

 赤い機関車に牽かれる赤い客車と青い機関車に牽かれる青い客車の
2組の列車ができました。
 そしてポイント切替をマイコンで制御するためのコントローラも
出来上がりました。
 そこでいよいよこの2列車をレールに乗せて走行をプログラムで
制御する実験を始めました。

 列車を待機場所に停車させたり、ポイントを切り替えたりするのには
レール上の列車がどこに居るのかがわからなくてはなりません。
 それには何らかのセンサーが必要です。
 ジャンクボックスをかき回すとこんなものが見つかりました。


 ジャンク品のフォトダイオードや赤外線トランジスタ、CdSなど・・・
 でもこれらは線路上には配置できません。

 

 磁気センサーがありました。
 機関車の底に「磁石」を張り付けておけばその磁気を検出して
機関車が来たことを確認できます。
 しかし、ネットサイトの記事に「ポイント切替のメカには「磁石」を
使っているので外部から磁気を近づけるのは良くない」と書いてありま
したのでこれは使いません。

 

 ネット通販でCdSを購入しました。 薄べったいし、小さいのでレールに
設置するには都合がいいです。 それに安い! 細々年金暮らしのオイらには
それが一番ありがたい! でも「感度」が心配です。

 

  CdSを4個並べて確認してみます。
  (オシロスコープが4CHなので同時には4個しか調べられない)

  先ずはCdSを電源側に入れて確認しました。

  この真上に電気スタンド(LED電球)を点灯しています。
  その光線をシャッター(厚紙で作ったもの)で遮ったり開いたりします。

  CdSへの電源はマイコン用3.3Vです。

 

  遮光時には電源電圧(3.3V)付近に上昇し、光を当てた時には
 2V近くに低下します。 素早い開閉にも追従しています。

 

 CdSをGND側に接続してテストしてみました。

 

  遮光時の電圧は1.2Vぐらい、明るいときには0.3Vぐらいです。
  

 

 このCdSで検出する方法で果たして列車の位置を特定できるか・・・
 やって見なくては分かりません。
 あぁだ、こぉだと、悩んでいたって先には進めませんのでやってみます。

                   (続く)

 

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nゲージ鉄道模型工作 - 走行をプログラムで制御(4)ポイント切替を電動化する ー

2024-08-11 18:45:22 | 電子工作

2024年8月11日(日曜日) 晴れ

 鉄道模型工作では「ポイント切替」が列車の走行に変化を与え
いろいろな走行パターンを組むことができます。
 オイらが入手した「ポイントセット」は「電動ポイント」という
ものでした。(何も分からずに購入していました。)
 このポイントはポイント・メカの中に「コイル」というものが
あって、ここに電流を流すことによってメカが動作して進路が
切り替わるようになっています。
 この電流の流れをマイコンで制御すれば列車の進路をプログラムで
変化させることができます。

 ウェブサイトを閲覧していたら「コンデンサの充電、放電電流」に
よってポイントを切り替えるという記事が目に留まりました。

「おーっ、うまいことを考える人がいるんだなぁ・・・」

 記事を読んで回路とその仕組みを勉強しました。
 これはスナップスイッチで充電、放電を切り替えてポイントを
切替ていました。
 「スナップスイッチ」を電子的なスイッチに置き換えればマイコン
で制御できるはずです。
 実験回路を組んで実験してみまたところうまく動作してくれました。
 そこで、今回はプリント基板上に2つのポイントを制御する回路を
組立てました。

 回路図はこんなものです。

 

 部品を集めて組立て始めました。

 

 

 テストのために手動で切替ができるように押し釦スイッチを追加しました。

 

 ポイント・コイルの代用に抵抗器(7.5Ω)を接続してテストしてみました。

 

 ボタンスイッチを押したり離したりするたびにコンデンサへの充電、放電の
電流波形が見られました。
 スイッチを操作した瞬間だけ電流が流れています。
 抵抗器(コイルの代り)には瞬間的な電流が流れるだけですから発熱などの
心配は無いでしょう。

 

 ポイントのコイルに接続して切替状況を確認しました。

 

 スイッチを操作してポイントの切り替わり状態を確認しました。
 スイッチを押したり離したりするたびに「ぱちッ、ぱちッ・・・」と
素早く切り替わります。

 もう一つのポイントも同時に素早く切り替わっています。
 これなら大丈夫だろう。

    そんなテストの様子を動画でご覧ください。

  

     列車が走行中にポイントを切り替えるのには「走行中の列車が現在、
どこに居るのか?」がわからなくてはなりません。
 例えばポイントの直前やポイント上を走行していたら切り替えるわけには
いきません。
 だから列車が線路上のどこに居るかを知るための手段が必要です。
 次はその方法を勉強します。 やれやれ・・・・・・

                       (続く) 

 

 

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