2次方程式の解を夢の中で解こうと四苦八苦していた。上孫が高校生になったので数学Ⅰで印象に残っているこの問題が頭に浮かび、解こうとしたのであろうか。また多元連立1次方程式を行列式を使って解く方法も記憶に残っている。コツコツとやる代数学は得意であったが、幾何学は不得意だった。証明するには閃〔ひらめ〕きで図形上に線を引くことが要求される。やはり天才肌でなかったと思うが、幾何学も問題の数をこなしていけば解けることが分かった。要は問題をやらなかっただけなのではないかと今になって思う。勉強は横着してはダメ。王道はないのにそれを求め、人は楽をしよう、しようとするものらしい。自分の高校時代を棚に上げて他人〔ひと〕を叱咤激励しようとするのも痴〔おこ〕がましい気がする。
~ 今日の夕食はありません ~