ウサギ、耳、伸びた、私、

このブログはたしかにイタい・・だがどうだろうか。痛みを訴えるのは大事なことだと私は思う。戦争より餓死の方が酷虐なのだから

あたりまえライバリティー

2012-05-02 15:19:39 | 詩/短歌/俳句/SS
「あたりまえ」と謂われて僕は歩き出した

トコトコトコ

いつのまにか前に立った彼はまた「あたりまえ」といった

歩き出した僕・・・それさえもあたりまえというのなら・・・

タッタッタッ

僕は走り出した

タッタッ・・・・

点滅赤信号 すれ違う風は車と車なはずがない

こんなにも田舎町でこんなにもいつもの彼 そして僕だ

言ってやる

「また あたりまえと謂いにきたの?」


肯定することはできないはずだ

「あたりまえ」

その言葉の内に秘めた彼の想いを感じ取れない僕ではない

今、彼が「"また"、あたりまえを謂いにきた」と口にすれば、もはや彼の想いはあたりまえだ そんな軽薄なことをするなら僕の「距離」は欺瞞だったといってやるさ

彼は謂った

「じゃあ 俺はあたりまえを潜るよ」

凛々しく突き出した左手、そして

「オマエが[あたりまえ]から走り出して当たり前じゃないものを拾ってくるなら...」

片手で相棒の背中を押しながら彼はまだ謂う

「いつか必ず帰ってこいよ この町 この場所に そしてよー絶望するんだ。 なんせあたりまえのここは、俺の手によってあたりまえじゃねーもんに革命されてんだからよ あたりまえじゃねー場所にあたりまえじゃねーもん拾って戻ってこようがどうってことねぇーだろ?」

そういって突き飛ばされた僕 

なにか気に食わない すぐ横の田んぼに押し返して同等性を主張しようか

・・・

まあいい






それは保険にとっておこう







彼があたりまえじゃない世界とあたりまえじゃない自分を作った時の








あたりまえの仕返しのために





~終わり~

別に詩ではないけれど[純度100/75]

2012-04-17 14:30:03 | 詩/短歌/俳句/SS
春の陽気

ちょっくら散歩と閃けば

鏡の前でコーディネート

よしこれに決めた、しかし多色でうまくない

ならこれでどうじゃ、まとまったはいいが肌寒い

感覚か体調か


思考時間は日照ピーク

なら風の心地よさも感じてみようか


いってきます


ドアを開いたすきま風で僕のおへそはチラリと光る

スパパパパーン

2012-03-24 04:02:46 | 詩/短歌/俳句/SS
スパゲッティってうまいよな

俺は王道のトマトソーススパが好きなんだが、たらこもペペも捨てがたい

そして食事中に思うのだが

このスパゲッティを最初に...


巻きながら食べようとした奴って天才じゃね!?っと


もしヤミヒロがスパヒロで世界で一番最初にスパゲッティたるものを食したとして

まず摘んで食べようとするから食いにくい

だから考えて、結果

麺をもっと太くしろやタコッとか逆ギレかまして箸にブッ指して食べると思う(のちの「U D O N」である)

日本人だからまずフォークという概念が薄いのも考えられるが

スパゲッティが誕生した当時、フォークはあったがそれは

もともと口に運ぶものでなく料理を取り分けるためにあったらしい

つまりスパゲッティを巻こうとした天才は当時、“直接食べる道具ではないもの”を“食べる道具”と心眼したってことだろこりゃ


スパパパパーン


すげぇっ!おいおいマジすげぇよ!!!こりゃ口の周りトマトケチャップまみれにして感涙する日もちけぇよ!!!


日本でいうなればカレーうどんをシャモジで食っちゃおうするノリだろ!?

すげぇっ!ただのバカやが!!!


 
あと、これはついでの話だけど

スパゲティプログラムって俗語を作った人もすげぇな

例えが秀逸すぎてむしろ真実ってぐらいすげぇよ


ああ、人間の発想力...

素晴らしいものがあるな うんうん

それに比べてこの記事ときたら「すげぇ!すげぇ!!すげぇ!!!」とか....九官鳥かテメェわ




ここで〆の一句


スパゲッティ


  巻くようなれば

        
        天才で

  
  それ長い物

    
     巻かれようぞな




おわとがよろしいようで

~終~

影のお話

2012-02-26 05:45:21 | 詩/短歌/俳句/SS
影は黒

影は暗い

影は不気味

影は縛り

影はマフィア

影は陰謀

影は良心の呵責

影は後ろめたさ

影は男の不安、それはハゲ

影は乖離

影は背徳感

影は政治家

影は高飛車

影はマラッカ海峡

影は道連れ

影は天災

影はブラックハイボールby悪酔い

影は苦いかも

影はまずそうだよな

影は逃げ道

影は伸びる

影は縮む

影はお餅

影はブリッコ嫌悪感

影は立体感

影は痛い、それは怪我

影はグランドキャニオン、それは崖

影は夜

影は威圧

深海魚の影は見たことありません実際には

影は黒

まっくろ

まっまっくろ



漆黒ではない

ただ黒



黒だけ

黒しかない

黒、黒、黒、

墨ではない

イカ墨は若干イエローイッシュ、だがパスタで幸せ

黒は白の劣等感

しかし光にはかなわない

黒、しかし黒

黒、黒の黒の黒の黒

それくらい黒

黒はごちゃまぜ

黒はbk

宇宙は黒

白は未来

黒は過去

ではない

黒は黒で黒なので

とりあえず口が真っ黒だ

ホワイトパスタでお口直し

でもダメで、なお黒だ

黒田さんこんにちは

おいしかったからゆるしてやろうか

黒美ちゃんこんばんは

あなたの白身はわさびぬきで

囲碁の碁石についてだが

黒はそのままだったのに

白は小さく薄い不公平

ルール上問題ありませんと黒斗会長

目の錯覚だからと黒斗会長

ステマでもサブリミナルでもありませんと黒斗会長

なら謝罪 黒に謝罪?

だがすいませんがいえない、黒だから

金の噂が絶えないからだ

金は黒

金は人を黒にするかもな要素3.14じゃなくておよそ3

3なら悪いのは名前の半分、つまり黒

ひひひ

くくく

炉炉炉

炎は近所

炎にあがる煙は黒

ではなくグレー?

知らないけれどもお先真っ暗

低くして歩こうよ 煙は未来を黒にする

後ろは黒と限らないけど



くくくくくkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

ろろろrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr


黒黒く六尾r


黒く尾r区


kるお


黒は来る

黒は狂ってる

狂ってるって十回言ってみて

ほうら黒にご挨拶

腰を折ってご挨拶

じゃなくて

床に顔面摩擦でほうら

火が出るほどに黒にしな

摩擦で骨まで見えちゃうかもね

もちろん床に骨なんかないじゃないとご主人様

真っ赤な床は風化で黒だよ?

血じゃない血じゃない黒じゃない?

黒の手で止血はもうよしな

むにゃっ、

ああ脳みそ触っちゃった

床に流れる嘔吐物

なんだか幼稚園児の絵の具のパレットみたいだねと老婆の休日

なのに黒色じゃないよ緑色

メロンソーダののみすぎダメだよ着色料

合成はもっとダメでもそのゲロ飲み込めよ

ええと、と消毒液を噴出させるツンデレさんはここにいる 

けどそれは砂糖でも塩でもないイソジンだ

間違えたけど飲み干せよ


あーあーまた吐いちゃったねとツンデレさんはここで寝る

でも、とツンデレさんの寝言は告げる





















ねっ


そのまま黒デレは空っぽに、、、。



お掃除当番は代わってよ

黒ロボット(98歳)は日直なのでかわったげないと激怒した

黒は戦争

黒は冷戦

黒はスパイ

黒は癒着

黒は管理

黒はディストピア

にはなりたくなよな黒は夢オチ




黒は


影は


くろ


かげ

かげ

かげ


ひとに

かげ


人影


炎タイプはロマンだな


影は修正

ミス

影で修正

影は大事なことなので

影は人影




さあいくよ




影がしゃべりだすそのときまでに



影は終焉


まじか




影は三




影は二




影は一





パンッ、と影は収束





影に色つけば、



影は鏡なのかもでして


すけべ汚点道様なのでして


こうして影は黒を魅る


~完~

気まぐれ猫が鳴いてしまえば

2012-01-19 18:56:25 | 詩/短歌/俳句/SS







昼下がり、古びたラーメン屋に出向いた中年男は一人、カウンター席についていた。

ズルズル・・・ギコッ、ズルズル・・・ギコッ、

客の数は自分一人。繁盛していないカウンターにはうっすらと埃が見えるが、それよりもスープをすするたびに悲鳴を上げるこのオンボロ椅子の方が私は気掛かりである。

ギコギコ、ギコギコ、ギコギコ、ギコギコ、ギコギコ、ギコギコ、

カニ歩きで転々と移動したがやはりどの椅子もオンボロだった。

まぁ、しょうがないとようやく三口目を啜ろうしていたそのとき、突如異変が起きた。なんと隅にある巨大な置物が動いたのだ。

「・・・なんだ、猫か」

節電のためか薄暗い店内と猫にしては少々ぽっちゃりした外見とが重なって見間違えてしまった。

そしてゾウのようにゆっくり、風格をもって闊歩する大猫はあろうことか私の真正面で鎮座した。

睨みあう両者、猫と中年男。

奥から微か聞こえてくるイビキは店主からだと察するにどうやらこのデブ猫、エサを貰い損ねた失敗を私のラーメンで補おうとしているらしい。

「あげないからな絶対に」

煮干ベースのスープの香りを目の前でクンクンされるだけでも気に食わないのになんでお前なんぞに恵んでやらねばならんのだ。

物心ついた時から家に猫が居た中年男にとって、エサをくれる人にしか懐かない資本主義さが当時はとてもつまらなかったらしい。今年で35になる今でもその嫌悪感だけが根強く残ってしまっていた。

睨みあいから2、3分経った店内。もちろん新しい客など入ってこない。

ただただ静寂

ただただ閑静

ただただ物静か

店主のイビキまで聞こえなくなったそんな最中だった。

「わりぃねお客さん。そのラーメン、麺入ってなかったやろ?」

両手をパチンと合わせた店主は頭を下げながら謝罪を続ける。

「入れ忘れとった!すまねぇな!!!」

「エッ?」

ラーメン屋としておおよそ有り得てはいけないミスだと思うのだが・・・。

試しに底を探ってみるが麺はなく、なぜか沈殿しているメンマしか掬えない。

「ホントにすまねぇなお客さん!今すぐ作り直すから待っててな!!!」

それから少し経ち、熱々のラーメンが運ばれてくると中年男はスープの底を視認した上で、ものの5、6分で平らげた。

「ごちそうさま」

店主がおきてからデブ猫はどこかに行ってしまった。つまようじを口に銜えながら辺りを見渡すが本当にどこにもいない。

「あのデブ猫・・・もしかしたら麺がないこと教えにきただけなのかも・・・・・なんてな」

我ながらくだらない妄想だと思うのだがいかんせん妄想してしまうものはしょうがない。

そんな微かな疑念を背に店をでると鈍色の空に向けて傘を開き、歩き出した。

「ニァ~~~~」

「ん?」

振り替えるとさっき出たラーメン屋の近くにびしょ濡れ猫がいた。その巨体はまぎれもなくさっきのデブ猫である。

「やっぱりご飯がほしいだけなのか?おい」

慌てて帰り道を戻った中年男はこれ以上濡れないようにと猫によりそう。

「ニァ~~~~」

「なんだよおい、もうご飯は食べてしまったぞ」

「ニァ~~~~」

「わからんやつだなあ・・・」

さっきの睨み合いのときは一回も鳴きやしなかったというのにこの猫はもう少し人間心理学というものを学習する必要がある。

食事中そのような可愛らしい鳴き声でたかっていれば上げてしまうかもしれない・・・まぁ私は上げないがな。

とりあえずこのまま猫の雨具になり下がるわけにもいかないので抱っこしてラーメン屋に戻してあげることにした。

ガラガラガラガラ

入り口を開いたのは私ではない、店主だ。

「おいおい、こんなとこにいたのかい。そんなにびしょ濡れでなにしてんだい」

「あ、ホントですよね。はい返します」

「なにを言ってんだいお客さん。あんたに言ってるんだよ」

「はい?」

「お会計・・・まだだよな?」

「あ!」



会計を終え店を出るとすぐ近くで例の大猫はゴロンとしている。

「ありがとな あんたのおかげで食い逃げ犯にならなくて済んだよ」

「ニャ~~~~」

間違いない、この猫はできる猫だ。再びの帰り道、中年男の妄想は確証へと変わりさらなる妄想を生み出す。

もしあの大猫が子どものときに飼っていた猫だったら猫好きになっていたかもしれないな

そんな妄想に集中して道を歩いていたものだから、すれ違ったとある奇妙なオバサンに気づかない。

「ニャ~~~~~~~~~~~~~~~」

そのオバサンはキャットフードテンコ盛りの紙皿を四枚ほど、まるでファミレスのウエイトレスように運びながら器用に歩いていたというのに。


~完~




モデルのデブ猫ちゃんはこちら かわいいですねぇ

ヤミヒロのあとがきはこちら みじゅくですねぇ



久々のあとがき

2012-01-19 18:37:00 | 詩/短歌/俳句/SS
どうもヤミヒロです。よんでくれてありがとうございました。

暇なバイト中そういや猫を使って短編かけば文学っぽくなるんじゃね?

とアンチョコな気持ちで考えたのがきっかけでした。

そっから色々模索した結果、

中年男がきまぐれなデブ猫のきまぐれな鳴き声に遊ばれてしまうお話

というのに行き着いたのですがうまく伝わりましたかね

とあるオバサンのインパクトが強すぎて、ただデブ猫はエサを待っていただけというオチが曖昧になったのは悔やまれます

あとだいぶギャグになってしまった 二段オチは最近また見始めた銀魂の影響です 一度やってみたかった

そんなこんななあとがきでした


都道府県

2011-11-26 00:17:55 | 詩/短歌/俳句/SS
アンケートや住所を記入するとき、そのほとんどは簡易化のため都道府県や市町村の欄が設けられ
記入者はそこにマルを付けるという方式がなされている

私は東京人なので まず 「東京」と書き「都」の欄にマルを付けるのだがこの時ふと思うのである

東京って書かなくてよくね?っと・・・・

ご存知の通り1都1道2府43県なので都と道はマルが書かれた時点で都道府県は確定することになる

実際にマルしか付けない人もいるだろう

でも東京に住んでいるのだからせめて東京くらい書こうぜ?というのも一理ある

もしかしたら京都の人がうちはみやこどすえ~と言い張って京しか書かず「都」にマルをつけ次に極小の「府」をつけるようなことをするかもしれない←京都の方ごめんなさい

そしたら「都」にマルをするだけでは二択になりうる可能性が出てきた

ならば東だけ書いて「都」にマルを付ければ大丈夫だ問題ない←地味に古い

よしこれでいこう

いやまてよ?

大丈夫で問題ないのはあくまでも二択になるうることを認知している人だけだ

はたからみたらただの誤字ではないか

これは由々しきことである

なぜなら都道府県名で唯一使われる漢字での省略化がなされるプロバビリティーが出てくるからだ

大阪は大だけで「府」にマルをつけたり神奈川は神だけ、他にも熊だけや鳥だけ鹿、三、高、沖、だのもはやクイズではないか

地元民なら知っていて当たり前だろうという前提で省略するのが普通にうざい

児、とかわかんねぇーから!!!(ゆとりには

と、いうわけでここで一句




めんどうだ




それはなしだよ



とうきょうと




なんだか社会風刺みたいな詩になったひろおより