to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ちょんまげぷりん

2010-08-21 22:34:10 | the cinema (タ行)
人生はケーキほど甘くないでござる。
製作年度 2010年
上映時間 108分
原作 荒木源
監督 中村義洋
エンディングテーマ 忌野清志郎『REMEMBER YOU』
出演 錦戸亮 木島安兵衛/ともさかりえ 遊佐ひろ子/今野浩喜/佐藤仁美/鈴木福/忽那汐里/堀部圭亮/中村有志/井上順

荒木源の同名小説(旧題『ふしぎの国の安兵衛』)を錦戸亮主演で映画化したハートフル・コメディ・ドラマ。
江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった、ひろ子(ともさかりえ)と友也(鈴木福)の母子。友也のために偶然作ったプリンから、お菓子作りの才能を開花させた安兵衛。彼は人気パティシエとなり、ひろ子や友也とのきずなも深まっていくが……。


先日銀座に出掛けた際、『恋愛戯曲』のチラシをゲットしようとヒューマントラストシネマに行った時、
あのせまいロビーの前に若い女性の長蛇の列、、、???
それが「ちょんまげぷりん」目当ての女性たちだったとは、ちょっと意外でした。その時点で、もう公開から日が経ってましたから。
ところが、自分でも意外。なんかゆる~い映画がいいな~・・で、先日は気がついたら窓口で「ちょんまげぷりん」と、口が勝手に・・・(爆)
夏バテ気味の身体にも心にも優しいぷりん~じゃなかった、コメディにすっかりリラックスした時間を持てました

シングルマザーのひろ子は、まだ幼い友也の保育園の送り迎えに、家事。
残業ができない為、仕事を持ち帰ったりと努力してはいるけど、会社の同僚たちの目は冷ややかなものがあり、ストレスを抱えていた。
しかし、ある日知り合って、友也のなつくまま生活を共にするようになったちょんまげ侍の木島は、
居候のお礼に「奥向きのこと」一切をやってくれると、ひろ子には願ってもない展開に。

しかして180年前の江戸時代からやってきた25歳の貧乏旗本の青年が、文明を克服し家事を極める生活は、
彼をとんだ有名人にもしてしまい、
安心して仕事に取り組んでいたひろ子にも、彼を父のように慕う友也にも変化が訪れようとしていた―…。

現代に突然武士が出現したら?!
そうそう、きっとひろ子のように先ず俳優かなんかのプロモだと思うだろうし、次には同じような思考を辿るだろうし・・・
それが武士の方の立場だったら、、、これはもうワカリマセンが、
そのあり得ない状況に陥ったサムライのリアル困惑振りが、かなり巧かったです、錦戸くん

ひもじくて憔悴していく安兵衛、、、
月代も無精ひげも伸びて、風呂に入れば友也に笑われ
しかし、世の不条理や礼節に欠ける行為は見過ごせない

自分の窮地を救ってくれたひろ子に対してはいつも節度をもって接し、
友也に対しても甘いのであるけれど、小さくても守るべき礼儀作法については毅然として諭す。
引き受けた「奥向きのこと」はパーフェクトにこなし、かといって、
現代の男子には見られない新鮮な男らしさも誠実さも、ここ一番で発揮する安兵衛が、どんどん素敵に見えてくる。

マジメいっぽうの錦戸・安兵衛の武家言葉が可笑しく、でも妙に嬉しいのはなぜだろう~
かいがいしくというより、お役目と捉えて家事に取り組む錦戸くんのエプロン姿に萌えたかも~(笑)

冴えないバツイチママと、冴えない貧乏旗本の青年に訪れた出会いが、
きっと何かを教えてくれてる。

中村監督作品の中では、どちらかというと「フィッシュ・ストーリー」が好きな人向けかもしれないって気がします♪
アヒルと鴨」や「ゴールデン・スランバー」のような、驚愕の展開にはならないですが、
奇抜な設定でもキチンと時代考証をふまえた武家の心得、作法などをマジメに捉えたところからくる笑いとメッセージが、
やっぱり中村監督作らしくていいなぁ~と感じました~

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12 コメント

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Unknown (JUN)
2010-08-22 06:32:37
私もこの作品、とても良かったd('-^o)☆
ラストも、上手くまとまっていると思いました…( ̄  ̄) (_ _)うんうん

なにげに、続編まで読んでしまいました( ̄。 ̄ )ボソ...



先日 (sakurai)
2010-08-22 10:04:50
映画館に行ったとき、ポスターを写メしている女の子がいましたわ。
まだまだ衰えないようですね。
おかげさまで、プリンもかなり売らせてもらいました。錦戸君、ありがとう!ですわ。
映画は本のダイジェスト版っていう感じでしたが、そつなくまとめちゃうのが中村監督ですね。あたしはそこがどうも・・ちょっと・・なんですがね。
JUNさん* (kira)
2010-08-22 13:26:26
ご覧になっていたんですね、先ほどお邪魔しましたが、
例によってコメントは後ほど
続編もご覧になったとは、さすがに行動力のJUNさんです。

ラストは個人的にはもっと盛り上げて欲しかったかも
こんにちは (はらやん)
2010-08-22 17:44:04
kiraさん、こんにちは!

安兵衛が現代社会から失われている礼を実践しているのに新鮮さを感じました。
現代は自由と自分勝手をはき違えている人が多いと思います。
なんにしても相手がいるわけですから、いくら時代が変わっても礼は失っちゃいけないですよね。
sakuraiさん* (kira)
2010-08-23 12:41:41
そうそう、開場の時も、退場の時も等身大亮クンと撮っていましたよ~(笑)
>おかげさまで、プリンもかなり売らせてもらいました
おお、そんなところに錦戸効果がっ

この作品は2006年に監督にオファーがあったということですが、
脚本、撮影はあっと言う間だったようですね。
特に事前の準備を抜きにすると、撮影期間1ヶ月というのは、
映画としては脅威的ですよね(笑)
そのあたりにも監督の「ソツのなさ」があるのかも知れませんね。
個人的には、あのラストがソレだったかな~と思いますね。
(もう一盛り上がり欲しかったでござる)
はらやんサマ* (kira)
2010-08-23 12:50:59
>安兵衛が現代社会から失われている礼を実践しているのに新鮮さを感じました

原作は知らないのですが、
この作品の面白さは、設定そのものよりも、
全く文化、文明の違う社会で、健気にも雄々しくも奮闘する安兵衛の、
毅然とした生き方が、可笑しく、やがては
笑いながらも鑑みるところとなる―。
私たちの中の足りない部分を指摘しているところでしょうね。

説教たれてるのに、素直に受け入れられるのはちょんまげ効果なんでしょうか
願掛け~ (cyaz)
2010-08-24 08:23:08
kiraさん、こんにちは^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m

心地良い“ゆるさ”でしたよね~、この映画
先日『ビューティフル アイランズ』を観に、
恵比寿ガーデンシネマに行ったとき、
ロビーに例の“お地蔵さん”が飾ってありました
願掛け、叶うかなぁ~(笑)
cyazさん* (kira)
2010-08-24 12:49:20
ええ~~~っ、地元で観たんですが、
お地蔵さんは恵比寿にいらしたんですね~。
願かけしたかった~(笑)

このそ~っと見守るようなお地蔵さんのアングルで、
一気に引き付けられたんですよ~。

仰る様に起承転結もしっかり描かれていて、
ゆるいけど心も刺激された作品でした
こんにちはー (hito)
2010-08-25 11:39:15
kiraさんーコメントありがとうございました!
お盆休みの〆にこの作品、大満足でしたー。

クスクスプププッと笑いつつも和めるんですよねー
私もラストがどうも・・・もうちょっと盛り上げてそしてハッピーエンドにしてもらいたかったなーそこが残念点です。

hitoさん* (kira)
2010-08-25 21:45:37
hitoさんもお盆休みだったんですか~?
同じ、同じ~

若者率98%(笑)
女性率99%という環境で観たのは、今年一番だったかも~
錦戸クンって(それともジャニーズ?)すごい人気なのね~って思っちゃった♪
でも、ラストはもう一つ盛り上がりに欠けたけど、
楽しかったし、なんだか不思議にヨカッタ
こちらはいつものシネコン… (悠雅)
2010-09-05 09:15:30
こんにちは~♪
こちらは、夏休み終了後の公開のせいか、公開日だというのに、
一番小さいシネコンのハコにまばらに入っていたのは、地元のシネコンを有難く利用している、錦戸亮を知ってるかぃ?と聞きたくなるようなオジサンオバサンたち。若者は数えるほどでした^^; まぁ、住民の人口の絶対数が違うんですけど。
(わたしもつい先日までジャニーズということも知りませんでしたが…)

なので、かえって先入観なく観れたんでしょう。
滅多に笑い声が上がらない土地柄なのに、これは何度もぷっと吹き出す声が聞こえました。
現代人が過去に行くより、昔の人が現代に来るほうが何かと大変だろうと真剣に考えつつ、
それでも何とか順応して、何事にも一生懸命取り組んだり、当たり前のことを当たり前に諭す安兵衛さんの姿に惚れ惚れしてました。
悠雅さん* (kira)
2010-09-05 19:21:34
随分ご無沙汰してしまいましたが、
悠雅さんがコチラをご覧になって、しかも楽しまれたご様子に、
なんだか凄く嬉しいです~。(あ、私は錦戸クンが関ジャニ兼NEWSだと知っていましたよ、笑)

当たり前の事が当たり前に通用しない現代に、
ぶれない武士魂の錦戸・安兵衛が、
ちゃらいところのないエプロン男子になり、この現代で初めてお役に就く。
普段は女性目線なのに、これは安兵衛さんよりで観てましたね、私。
「死んだらゴメン」にはオトコってこうでなくては~で、萌えました(笑)
「むやみに泣かぬもの」とか、「オトコは約束を違えぬもの」とか、カッコイイです

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