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to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

DOOR TO DOOR

2009-09-21 23:24:05 | TV dorama
嵐の二宮和也くんが主演したドラマDOOR TO DOOR~僕は脳性まひのトップセールスマン
OA当時、全米が涙したエミー賞受賞の実話原作というキャッチコピーになぜか反発するように目を背け、録画もしませんでしたが、
偶然再放送をゆっくり観る事ができました。やはり、二宮くんは上手い。
                         

原作 シェリー・ブレイデイ著:草思社Ten Things I Learned from Bill Porter (きっと「イエス」と言ってもらえる)
脚本 寺田敏雄
演出 吉田健
音楽 笠松泰洋
選曲 御園雅也
出演 二宮和也/加藤ローサ/渡辺いっけい/金田明夫/浅野和之/中島ひろ子/堀部圭亮/野村昭子/樋口可南子
倉沢英雄(二宮和也)は、明るく前向きな脳性まひの22歳の青年。早くに父を亡くし母ひとり子ひとりで、母(樋口可南子)のためにも早く自立したいと就職口を探すがなかなか見つからない。ようやく浄水器の訪問販売の会社に採用されたが、言葉の障害もあり、目の前でドアを閉められてしまう経験ばかり。しかし、誠実な人柄に少しずつ人々が心を開き、次第に売れるように。そんな時に、突然母が倒れ、さらに会社も倒産!悩む英雄にある運命が訪れる…。

単発スペシャルとしてOAは今年の3月。
「感動ドラマ」というキャッチコピーには正直もううんざりしている。
感動しろと言われて観るのもねぇ・・。でしたが、泣かせよう演出もなく、
かなりリアリティのある作品でした。

純情少年を演じても、翳りのある青年役でも、技巧に走らない二宮君の演技は好感が持てます。
本作品でも、やりすぎ感のない彼の演技には勿論脱帽でしたが、
このところ某ケイタイCMのとぼけたお母さん役で毎日目にする樋口可南子さんのお母さんの姿に、
同じ母親として教えられた思いのする作品でした。

女一人で子供を育てるということ。
しかも、ただ一人の子供は脳性麻痺。
強く、明るく、真直ぐに育って欲しいという親の想いがつかせた嘘。
その母親の気持ちをちゃんと受け止められる息子。
ここがちゃんと描けていてとても良かったです。

二宮君が演じた実在の人物は、現在もお元気で現役とのこと、
「生き残るのは、最後まで続けた人」。
やりたい事が出来る事ではないとは、必ずしも言えない」。
子供の可能性を後押ししている母が、唯一つ間違っていたことを指摘される、嬉しい時・・・。
一生懸命生きてきた親子の素敵な瞬間でした

堀部圭亮さんが出てくると、妙にいやな予感がしたり(笑)
渡辺いっけいさんはどうしていつもこんなはまり役と出会うの?とか(笑)
脇の役者さんも良かったですが、
母親が入院してからネクタイがそれこそネックになった英雄と、毎日顔を合わせる管理人(金田明夫)のあの朝のシーンは、
涙を抑えられませんでした。
努力と知恵をもってしても、上手くいかないこともある現実。
あのプレゼントも上手い

久しぶりの御園雅也さん、挿入歌はロッド・スチュワート「SMILE」でした。

数々の賞を貰っている二宮君ですが、
「流星の絆」とこの作品での好演で「08年度第46回ギャラクシー賞」の個人賞を獲得したそうです。
「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」覚えておきたい・・・

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんは~☆ (kiriy)
2009-09-23 00:39:32
丁寧なレビューで、見たときに感じたしみじみとした感動を思い出しました。
OAの時は、何かの都合で見ることが出来なかったので、再放送で見ることが出来て嬉しかったです。

二宮君は本当に上手ですね。母の危篤の時、病院の長い廊下を走るシーンがありましたが、ただ走るだけのシーンでも大変に感じました。でもそれが普通に見えるのですから、、彼の演技力に感心すること仕切りです。
実話の重みもありましたが、母の愛、感動しました♪
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kiriyさん: (kira)
2009-09-23 12:45:42
二宮君の上手さを改めて示したドラマでしたね!
やり過ぎないところが彼の上手さではないでしょうか。

あの廊下のシーン!
ちょっと長すぎる気がしましたが、彼の人生を象徴している場面と認識しました。
普通の人ならば走って直ぐの距離。
でも、彼には長い道のり。逆光は強い愛情で彼を包んでいたお母さん
その光に向かう彼のシルエット。
親子の思いやりに心を打たれたドラマでした
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