原題 ELYSIUM
製作年度 2013年
上映時間 109分
脚本 監督 ニール・ブロムカンプ
出演 マット・デイモン/ジョディ・フォスター/シャールト・コプリー/アリシー・ブラガ/ディエゴ・ルナ/ワグネル・モウラ/ウィリアム・フィクトナー/ファラン・タヒール
『第9地区』が第82回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた新鋭ニール・ブロムカンプ監督の新作SFアクション
2154年。スペースコロニー“エリジウム”で生活する富裕層はパーフェクトな居住空間で過ごす一方、荒廃した地球に暮らす貧困層はひどい搾取に苦しんでいた。エリジウム政府高官のローズ(ジョディ・フォスター)が地球の人間を消そうと動く中、地球で暮らすマックス(マット・デイモン)はエリジウムに潜入することを決意。残り5日しかない寿命を懸けて戦いに挑む。
[第9地区]が凄く好きな作品だったので期待して公開初日に行ってきました~。
近未来の2極化された世界の映像などは、さほどもう新鮮味を感じられないのは仕方がないし、
主人公が富裕層を目指す展開もお馴染みになってしまった感はあるけど、
マットの置かれた環境に説得力を感じたので、結構楽しめました!
汚れてくすんだスラムと化した2154年のロサンゼルスは、警察ロボットによって監視、制圧されていた。
荒廃しスラム化した地球で、真っ当に生きようとするマックスは、重篤な照射線を受ける事故に遭い、
彼はエリジウムにある医療機材を目当てに、昔の知り合いを訪ねると…―
400キロ上空の汚れ無き人造スペースコロニー・エリジウムは、ロボットにかしずかれる富裕層の快適な楽園。
清潔な居住空間に、どんな病でも修復する医療機材を備えていて、
その環境は、ジョディ・フォスター扮する、冷徹な防衛庁長官によって守られている。
地球人をエリジウムに密入国させる組織のリーダー・スパイダーの持ち出した条件は危険だけれど、
貧困と差別にあえぐ地球の未来の希望をかけて、エクソ・スーツで武装しターゲットに挑むのだが、
デラコート長官の秘密兵器・クルーガーがマックスの前に立ちふさがります!
「第9地区」の時も感じたんだけど、ニール・ブロムカンプ監督って、もしかしたらガンダム好き?
あの作品もモビルスーツで戦うシーンが印象的だったけど、
今回もエリジウムのロボット兵とか、クルーガーの装着するスーツとかもちょっと連想されられた!
情け容赦ないジョディ・フォスターがいいです!
マットが思いを寄せるヒロインは、ちょっと地味だったけど、
マックス側のキャストも皆なんか良かったし、
エリジウム側も冷酷そうな感じが、同情の余地なしでヨカッタ
それにしても日本刀に手裏剣まで!!
アクションは迫力でした
私も最初はありきたりな二極化がテーマのSFで、想定内の展開と結末がまるで魅力無い映画ーと思って観たのですが、監督のブレない想いが作品中にしっかりと刻まれていたので、結果すごく気に入りましたっ☆
期待値高めでこの結果なら十分ですよ(笑)
今やエイブラムス監督よりニール・ブロムカンブ監督の方がワタシ好み(笑)
脚本までこなすところがジェームズ・キャメロンと同じで今後も期待したいです(笑)
ちょっとダメな、どこかに悪の入り込む隙のある男で、
それが共感する部分でもあり、正義に目覚める虐められっ子って感じが余計に応援したくなりますよね~。
私も見始めは、そんな感じでしたよ
前作があまりに鮮烈だったので、
どうしても期待値が上がりましたが、それも仕方ないですよね~。
まあ、制作費のカンケイもあっての、この有名キャストを使った作品が優先だったのでしょうが、
早く第10区を作ってくれってかんじです(笑)
とくに着陸寸前になってから手榴弾を取り上げようとするところ、宇宙船がすいっとエリジウムに侵入できたところ、あきれて溜息。
だったし、都合よすぎる戦いではありましたね。
私もこれ、そういう部分を気にしないで愉しむようにしたというのがホンネです
あの子は実はマックスの?とかでもいいんじゃないのとか、人間関係にもいろいろ膨らませてもよかった感じがしました、やっぱ出演料高いだろうからなあ。
ただ、地球は二分化といいながら、実はロサンゼルスのみの紛争にみえるとか、
背景も甘かったように感じましたね。。。
設定的な話なら、確実に地上にあると思われる医療ポッドを作ってる会社を襲う方が効率がいいと思うんですが。
子供について「複雑」の一言で押し切ったのは逆にいさぎいいな、と思いました。
そうなんですよね~。医療ポッド!
でも、人口が増えすぎて経済が悪化しているってのに、あの医療ボッドは
また新たな問題の種かな~とも
治療というより、復元ってかんじでしたもんね~(笑)
子供についても同感!(投げやりっていう言い方もあるけど、爆)