アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ダンドボロギク(段戸襤褸菊)

2015-09-29 | 大堀川周辺の動植物

久しぶりに出会ったダンドボロギク(段戸襤褸菊)
「山渓ハンディ図鑑1野に咲く花」によると、1933年に愛知県の段戸山で発見されたことから命名。北アメリカ原産の1年草。茎はやわらかく高さ0.5m~1.5mになる。茎の上部に円錐花序をだし、小さな頭花を多数上向きにつける。頭花はすべて細い筒状花からなり、花冠の先は淡黄色~緑黄色、下部は白色。総苞は長さ1~1.5cmで、総苞内片は1列に綺麗にならぶ。ベニバナボロギクと似ているが、ベニバナボロギクの頭花は下向きに咲く。どちらも山林の伐採跡などの荒れ地にいち早く入り込んで広がるが、すぐに姿をけしてしまう。アメリカでは山火事の跡などによく生えるので「火の草」(fire weed)と呼ばれる。
大堀川周辺で初めて見たのは2011年だった。その場所にはもうダンドボロギクはなくて、今回は全く違う場所で咲いていた。
キク科タケダグサ属
2015年9月20日午前7時40分












↓ ダンドボロギクの葉は少し茎を抱く。


↓ 15/09/24撮影のダンドボロギク、
早い花はすでに綿毛を飛ばしていた。






↓ 総苞が割れると、真っ白な綿毛がついた丸い果実が表れる。


↓ アッと言う間に綿毛が飛びだす。



スーパームーン(28日)その2

2015-09-28 | キママ日記

大堀川防災調整池草地へ散歩がてら、スーパームーンを眺めに。昨日の日曜日と異なり、親子連れは皆無、犬の散歩の常連さん数人と出会う。草地は静か。
↓ 午後6時




↓ 駒木橋から下流をみる(午後6時30分)


↓ わが家の庭から(午後9時15分~20分)












中秋の名月(27日)とスーパームーン(28日)その1

2015-09-27 | キママ日記

9月27日の「中秋の名月」(旧暦の8月15日)は、普段より大きくて明るい「お月見」が楽しめると言うことで、大堀川防災調整池周辺をお散歩する親子連れも子どもに説明しながらスマホを構えるなど、賑やかだった。今年は翌28日の満月が見かけ上、いつもより一回り大きくなる「スーパームーン」で、前夜の空に浮かぶ月も大きく見えるというわけ。中秋の名月とスーパームーンがこんなに近い日付で見られるのは大変ラッキーなこと!ちなみに次回のスーパームーンは、2016年11月14日、次は1028年1月2日だそうだ。

↓ 9月27日中秋の名月(午後7時51~53分ころ)














ヒメジソ(姫紫蘇)の花

2015-09-27 | 大堀川周辺の動植物

大堀川防災調整池草地に群生しているヒメジソ(姫紫蘇)が開花。
「山渓ハンディ図鑑1野に咲く花」によると、草丈は30cmから40cm程度。茎は四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、節にも白い毛が生える。葉は対生し、卵形~広卵形で、ふちには粗い鋸歯がある。枝先に長さ3~7cmの花穂を出し、淡薄紫色または白色の小さな唇形花をややまばらにつける。イヌコウジュによく似るが、ヒメジソは葉が菱形になり、葉の鋸歯は4~6 対、萼の先は鈍く、花軸には毛が少ない。一方、イヌコウジュは葉の鋸歯が6~13対、萼の先は鋭く、花軸には毛が多い。等で区別する。
ジソ科イヌコウジュ属
2015年9月24日午前6時














↓ ヒメジソの花は唇形。
花冠は長さ約4mmで、筒部は短く、上唇は3裂、下唇は先端がへこむ。雄しべ4個。



↓ 雄しべ4個のうち、上唇側の2個が完全で葯室は離れてついている。下唇側の2個は葯のない仮雄しべになっている。(山渓ハンディ図鑑1野に咲く花より)





準絶滅危惧種(NT)のタコノアシ(蛸の足)2015_その14 赤く色付き始める

2015-09-26 | 大堀川周辺の動植物

大堀川防災調整池環境保全地内の金網ブロック上で、多くの野草の間で生きのびたタコノアシがゴミにまみれながら赤く色付いてきた。タコノアシはA、B、Cの3カ所に見られる。
タコノアシ科タコノアシ属
2015年9月24日午前6時30分


↓ Aの部分のタコノアシ






↓ Bの部分のタコノアシ




↓ Cの部分のまだ若い果実のタコノアシ



ガマズミ(莢蒾)の実 赤く色付き始めた

2015-09-25 | 大堀川周辺の動植物

近くの保育園内のガマズミ(莢蒾)の実が赤く色づき始めた。ガマズミは里山には普通にあって、昔から人々の生活との関係は深かった。特に寒さが増すと赤い果実は甘みを増し、子どもたちには楽しみなおやつに、大人たちには果実酒が人気だった。果実は長さ7mmほどの核果で、先端にわずかな突起あり。
参考サイト 木々@岸和田 ガマズミ
スイカズラ科 ガマズミ属
別名「アラゲガマズミ」 雌雄同株
2015年9月24日午前7時10分








 


ヒメジソ(姫紫蘇)にツボミ

2015-09-23 | 大堀川周辺の動植物

大堀川防災調整池の草原に綺麗な緑色をした葉のヒメジソ(姫紫蘇)が群生。ツボミがつき始めていた。
花は唇形。4裂し上下左右に別れる。花冠は3mmから3.5mm程度。草丈は30cmから40cm程度。茎は四角形で稜には下向きに曲がった短毛があり、 節にも白い毛が生える。葉は対生し、卵形~広卵形で、ふちには粗い鋸歯がある。イヌコウジュによく似るが、ヒメジソは葉が菱形になり、葉の鋸歯は4~6 対、萼の先は鈍く、花軸には毛が少ないことで区別される。
参考サイト 松江の花図鑑ヒメジソ
ジソ科イヌコウジュ属
2015年9月20日午前6時30分












↓ ヒメジソの近くには、ヒレタゴボウ・アメリカタカサブロウ。


大堀川防災調整池にイシミカワ群生

2015-09-22 | 大堀川周辺の動植物

風の影響でかなりの勢いで水が流れたので、背の高かったフトイなどが倒され、ゴミも流されたのでウッドデッキから見る視界が開けた。矢印の2カ所にイシミカワの群生が見えた。また、ウッドデッキの柵についたイシミカワは、水にも流されず元気に伸びている。今回初めて花が開花しているところが撮れた。綺麗な青い実は一カ所にしかなかったが、ツボミは沢山あるので今後が楽しみ。
2015年9月20日午前7時
タデ科イヌゴケ属



↓ ウッドデッキから見た右側のイシミカワ






↓ ウッドデッキから左側のイシミカワ






↓ ウッドデッキの柵についているイシミカワ






↓ イシミカワの開花中の花
花被は長さ3~4mmで5中裂する。花の後、花被は他肉質になって痩果を包み、直径約3mmの球形になる。




↓ イシミカワの花被は球形になり、色は緑白色→紅紫色→青紫色に変る。痩果は黒い



準絶滅危惧種(NT)のタコノアシ(蛸の足) 2015_その13 悲惨な状態

2015-09-21 | 大堀川周辺の動植物

9月9日~11日の大雨により鬼怒川の堤防が決壊するなど、各地に大きな被害をもたらした(関東・東北豪雨)。ここ大堀川防災調整池も長期間水位があがり、タコノアシも大きな被害を受けた。1m以上に成長して実を付け始めた大きめのタコノアシは、流されてしまった。株の根元に近く、背が低いタコノアシは、泥にまみれても流されずにすんだ。他の植物の間で、植物に守られるようにして生き延びたタコノアシもあった。今年は、タコノアシの芽出しの頃から観察してきた大きな株が、真っ赤に色付き立派な蛸が見られると楽しみにしてきたが、自然の気儘さにはかなわない。
タコノアシ科タコノアシ属
2015年9月20日午前7時30分
↓ ウッドデッキ周りは堆積していたゴミが流され綺麗になったが、大きくなったタコノアシも流された。


↓ ウッドデッキから上流を見る。右側手前から二つ目のブロック上の草むらにタコノアシ。
良く見ると、泥水に洗われた後が残るが、しっかり花は残っている。








↓ ウッドデッキの一番奥から見る、
柵に付いているのはイシミカワ。丁度真ん中辺りに、イシミカワに抱えられるようにタコノアシがのこる。
柵の下には、右側に水につかたままのタコノアシ。


↓ イシミカワに抱えられるようにタコノアシ。




↓ 角度を変えて見ると、




↓ 泥水に浸かったままのタコノアシ


アブチロンの花

2015-09-20 | キママ日記

庭のアブチロンの花。5年ほど前に、肥料をやり過ぎて枯れかかったアブチロンが、やっと復活して、元気な葉が茂り、花も数個ついた。アブチロンはブラジル原産、つる生の常緑低木だが、自分で絡みつくタイプではなく、えだを伸ばし続けるタイプ。つるを誘導してやると形良く伸ばせる。こまめに面倒を見てやると、一年中花が見られるのも嬉しい。花の赤い部分は萼、黄色い部分が花びら、花びらの下に花柱と雄しべ。
アオイ科 アブチロン属
別名「ウキツリボク(浮釣木)・チロリアンランプ」
2015年月18日午後4時30分






↓ 沢山の花をつけたときのアブチロン(11/6/5)








ヤブコウジ(藪柑子)に若い実

2015-09-20 | 柏の葉公園

柏の葉公園のヤブコウジ(藪柑子)に若い青い実がついた。ヤブコウジの赤い実は何度が撮ったが、若い実は初めて。11月には赤い実(核果)が見られる。6月~7月にかけて直径7mmほどで、花冠が5つに別れた可愛い花を咲かせるが、はっきりと撮れたことがない。これも来年の課題だ。ヤブコウジは十両とも呼ばれる。なお、センリョウ科のセンリョウ(千両)、ヤブコウジ科のカラタチバナ(百両)・マンリョウ(万両)・アカネ科のアリドウシ(蟻通し)等から、「千両、万両、有り通し」とお金が一年中あるようにと縁起物の寄せ植えにされる。
ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 常緑小低木
2015年9月12日午前10時50分









ヒガンバナ(彼岸花)開花_その2

2015-09-19 | キママ日記

裏庭の赤花のビガンバナも開花。全くお世話しないが毎年少しずつ増えているようだ。白花のヒガンバナの方が先に咲き出した(15/9/11)。
山渓「ポケットガイド野の花」によると、名は彼岸に咲くからで、曼珠沙華は梵語で「赤い花」の意味。結実せず、地下にある「りん茎」という球根で増える。 人里付近にしかなく、古い時代に中国から渡来したらしい。葉は花後に伸び始め、冬を越して夏に枯れる。夏は完全に休眠する。花は、外花被片3、内花被片3 で、雄しべは花の外に長く飛び出る。
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
2015年9月18日午後4時40分








↓ 花は、外花被片3、内花被片3 で、雄しべは花の外に長く飛び出る。





ハマナス(浜茄子・浜梨)の実

2015-09-19 | 柏の葉公園

柏の葉公園管理センター前の花壇のハマナスの実。花は5月~8月に開花(08/07/26撮影)し、8月~10月に結実する。
Wikipediaハマナス によると、浜(海岸の砂地)に生え実がナシ(梨)ににているのでハナマシとなり、訛ってハマナスとなったので、ナス(茄子)に由来するものではない。実はローズヒップとして可食。現在は浜に自生するものは少なく、園芸用に品種改良されたものが育てられている。
バラ科バラ属 落葉低木
2015年9月12日午前11時15分








↓ こちらのハマナスには花が一輪と、青い実、縮み始めた実が見られた。






↓ 箱根湿性花園(10/09/07撮影)で撮ったハマナスの実。



リョウブ(令法)の果実

2015-09-18 | 柏の葉公園

柏の葉公園のリョウブ(令法)に沢山の果実。
リョウブ(令法)の果実は、直径3mmほどの球形のさく果で、毛が密生する。萼片がのこる。熟すと3裂する。果実は冬の間も枝に残る。
リョウブ科リョウブ属
別名「ハタツモリ(畑ツ守)」
リョウブの花(15/6/22)は⇒ クリック
2015年9月12日午前10時50分