アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

フウランの花

2007-07-08 | 動物

Sさんが大事に育ててきたフウランに、今年は沢山の花がさいた。
成長が非常にゆっくりで、年間に生じる葉は一本の茎について2~3枚程度。個々の葉の寿命は数年。

撮影2007年7月6日午後5時頃

ラン科フウラン属
学名「Neofinetia falcata」

画像クリックで拡大します

フウランが沢山咲いた


お気に入りの木箱の中で、しっかり根をはって。


萼片が3枚、花弁が3枚、特徴である長い距、花柄共に白い。


蕾にも特徴である長い距が見える

 
メモ

・単子葉植物ラン科に属する、着生植物である。花が美しく、香りもよく、観賞用に栽培される。また、園芸品種もある。
花は短く直立し、隙間なく葉をつける。葉は細くて硬く、先端がとがっている。断面が三角になるほど分厚く、上面の中央には主脈に沿って溝がある。葉の基部は茎を抱く形になり、茎より少し上に関節があって、古い葉は基部を茎に残して脱落する。したがって、古い茎は葉鞘に包まれた状態になる。根は茎ほどに太く、葉鞘を突き破って出てくる。表面は白く、先端だけが生っぽい色になる。根元の茎から新芽を出して、次第に株立ちとなり、人間の頭ほどの群落が作られる場合もある・。
・ただし、成長はなかなかに遅い。年間に生じる葉は一本の茎について2-3枚程度。個々の葉は数年の寿命がある。 初夏に花を咲かせる。花はよい香りがする。 花茎は、茎の基部の方の葉の間から出てそれぞれに3-5個の花が出る。花茎からはさらに長い子房がのび、花はその先につくので、葉よりもかなり上の方で花が咲く。花は純白か、わずかに赤紫を帯びるのが普通。五弁はやや細目の倒卵形で、反り返る。唇弁は前に突き出し、少し三つに割れる。花の下には距があるが、非常に長く、下に向かって垂れながら曲がって、最後は前を向く。一つの株では、往々にして、ほとんどの花が同じ方向を向いて咲くので、非常に印象的である。 本州中部以南から琉球列島にわたる地域で、大きな木の上などに着生している。
   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より