2013プロ野球観戦記録NO.1~WBC第2ラウンド
○日本 4 ー 3 台湾×
チ ー ム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 4 |
台湾 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
【球場】
東京ドーム3塁側 A指定
【責任投手】
○牧田1勝
S杉内1S
●陳鴻文1敗
【投手-捕手】
(日)能見、攝津、田中、山口、沢村、牧田、杉内-阿部、相川、炭谷
(台)王建民、潘威倫、郭泓志、王鏡銘、陳鴻文、林イー豪、陽耀勲-林泓育、高志綱
【日本スタメン】
D角中(千葉ロッテ)
4井端(中日)
9内川(福岡ソフトバンク)
2阿部(読売)
8糸井(オリックス)
6坂本(読売)
7中田(北海道日本ハム)
3稲葉(北海道日本ハム)
5鳥谷(阪神)
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1能見(阪神)
1攝津(福岡ソフトバンク)
1田中(東北楽天)
1山口(読売)
1沢村(読売)
1牧田(埼玉西武)
1杉内(読売)
【観戦評】
第1ラウンドを2位通過して迎えた大事な第2ラウンド初戦は「台湾代表」(プールB1位)との試合。1位通過したキューバはオランダとの対戦でしたが、第1試合で何とオランダがキューバを撃破しました。この結果、侍ジャパンは台湾に勝てばオランダとの対戦が、仮に、負ければ敗者復活戦で再びキューバとの対戦が待っています。
さて、試合の方ですが先発は能見と台湾は王建民(前ナショナルズ、現在は「無所属」。)でした。能見は初回は三者凡退に退けたが、2回には2安打を許し徐々に球数(第2ラウンドは80球)が気になった。3回は先頭打者に2塁打を打たれ、セットからの投球でリズムを崩し(球審の辛い判定も)ボール球が増えて押し出し四球を与えて途中降板し攝津へ。攝津は何とか後続を絶った。
一方の打線は王の手許で動く球に手こずり、毎回のように走者を出すが得点は奪えないイライラする展開に。逆に台湾に5回に追加点を与え0-2と劣勢のまま終盤に突入。
先発王が退いた後の救援陣に一抹の不安がある台湾投手陣に対して侍ジャパンは、8回表に東京ドームの大声援に後押しされて阿部と坂本の読売勢の渋いタイムリー安打2本でついに追いついた。だが、マー君がその直後に台湾クリーンアップにつかまり決定的な1点を与え、尚もピンチが続くがここは山口が執念で勢いを絶ったがこれが効いた。
9回は先頭相川(阿部に替わっての捕手)が安打出塁し、2死2塁から2番井端が追い込まれながらも執念の一打はセンター前で弾み土壇場で同点に再び追いつくタイムリー。いや~、井端は凄い!凄すぎる!!追い込まれても持ち味であるセンターから右への打撃を見失っていなかった。代打で出て来てボール球を強振して三振した一発狙いの自分勝手な打撃をしていた長野とは大違いだ。
この一打で東京ドームは興奮の坩堝と化し、こちらの心拍数も上がり大興奮状態。一方、私が観ていた3塁側に多く詰めかけていた台湾応援団は勝利を信じていただろうからガッカリ。
こうなったら日本のペースだ!9回裏のピンチは侍ジャパンの守護神・牧田(埼玉西武)の気迫あふれるバント処理などで脱し、10回表、ついに勝ち越した。相川の安打から掴んだチャンスは中田のレフトへの大きな犠牲飛球で待望の勝ち越し点を得た。
10回裏は7番手杉内が走者を出したものの無得点に抑え4-3で台湾を破り、次戦はオランダと準決勝進出を賭けての試合となる。
台湾は日本をあと1アウトまで追い詰めながらも敗退したが、台湾の健闘ぶりは賞賛されるべきだ。日本との差は試合での差と言うより、日本と台湾のプロ野球の歴史の差とWBCで過去2大会死闘を演じてきた積み重ねが、井端の一打を生んだとも言える。
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