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映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 3D』を観て~アカデミー賞受賞作品

2013-02-02 19:06:49 | 映画・ドラマ、アクション

13-9. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 3D
■原題:Life Of Pi
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:127分
■観賞日:2月1日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
■料金:1,300円

 

□監督・製作:アン・リー
◆スラージ・シャルマ(パイ・パテル)
◆イルファン・カーン(成人パイ・パテル)
◆アーユッシュ・タンドン(11~12歳パイ・パテル)
◆ゴータム・ベルール(5歳パイ・パテル)
◆レイフ・スポール(ライター)
◆ジェラール・ドパルデュー(コック)
【この映画について】
世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化。動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、どう猛なトラと一緒に救命ボートで大海原を漂流することになった16歳の少年のサバイバルを描く。
主演は、オーディションで選ばれた無名のインド人少年スラージ・シャルマ、共演にはフランスの名優ジェラール・ドパルデューが名を連ねる。227日間という長い漂流の中で、主人公がどのように危機的状況を乗り越えたのかに注目。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
アカデミー賞では11部門ノミネートされ、「監督賞」「撮影賞」「作曲賞」「視覚効果賞」の4部門で受賞した。(この部分は結果判明後に加筆しました。)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル一家は、カナダ・モントリオールに移り住むことになる。16歳の少年パイと両親、そして多くの動物たちは貨物船に乗り込むが、太平洋上を航行中、嵐に見舞われて船は沈没してしまう。ただ一人パイは救命ボートに逃れて一命を取り留めるものの、そのボートにはリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラが身を潜めていた。
わずかな非常食で飢えをしのぎ、家族を亡くした悲しみと孤独にも耐えるパイ。そんなパイと一頭のトラとの227日間にも及ぶ太平洋上の漂流生活が始まった……。

この映画、ストーリーらしいストーリーは特に無く、インドからカナダのモントリオールへ経営していた動物園の動物と共に移住しようと決意した航海で嵐に遭遇して、一家のパイだけが漂流した挙句無事に救助されたというのが大まかな流れ。
そうした単純な話の大部分は大海原でのサヴァイヴァルであるために常に海だけが唯一の舞台であるため、如何にして観客の興味を引き付けるかが監督の腕の見せ所だ。 大海原でのベンガル虎「リチャード・パーカー」とパイとの格闘、餌の取り合い、クジラや飛魚の大軍との遭遇、大型船に向かって必死に叫ぶ姿、虎から逃れるための筏での水上生活などを随所に散りばめることで単調にならなかったのは流石だ。

俳優陣はレイフ・スポール以外は(ジェラール・ドパルデューはチョイ役)無名で、遭難した時代のパイを演じていたスラージ・シャルマも演技経験ゼロでオーディションで採用された人だが、冒頭に登場する成人したパイ役のイルファン・カーンは「スラムドッグ$ミリオネア」や「アメイジング・スパイダーマン」にも出演していた俳優だ。

アカデミー賞受賞結果が気になっていたが4部門受賞に輝いた。中でも視覚効果賞を受賞しただけにベンガル虎の見事なCGは躍動感に溢れていて3Dでの観賞は正解だった。監督賞受賞もこの作品の出来栄えなら当然であり納得の受賞だ。



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