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原発では些細なミスがとんでもない惨事に【ある物理学者の問いです!武谷三男:原子力発電】

2013-01-21 09:53:56 | 脱原発
原発では些細なミスがとんでもない惨事に【ある物理学者の問いです!武谷三男:原子力発電】


それでも原子力か【大きく言えば人類の未来にかかわることなのです】

ある物理学者の問いです。


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武谷三男(たけたにみつお)編「原子力発電」(岩波新書)
一九七六 (昭和五十一)年

原発ではささいなミスがとんでもない
惨事に結びつきかねないと言っているのです。

本は原子炉の仕組みに始まり、続けて、
その無数の配管が高温高圧の蒸気に耐えられず
肉厚が薄くなることや、腐食、疲労の危険性を指摘します。

人間のミスも取り上げている。

武谷三男(たけたにみつお)編「原子力発電」(岩波新書)

人類が果たして核をよく統御、制御できるのかという問いもあります。

被爆国であり技術立国である日本は、
その問いにしっかりと答えるべきです。

大きく言えば人類の未来にかかわることなのです。
新エネルギー開発や暮 らしの見直しは、
実は歴史を書き換えるような大事業なのです。
そういう重大 な岐路に私たちはいるのです。

☆「放射線というものは、どんなに微量であっても、人体に悪い影響をあたえる。」 武谷三男。


机の上の空 大沼安史の個人新聞ブログ
2012-04-30より
……………………………………………………

〔東京新聞〕社説

「週のはじめに考える それでも原子力か」(30日付け)

/ 大きく 言えば人類の未来にかかわることなのです。
新エネルギー開発や暮らしの見直しは、
実は歴史を書 き換えるような大事業なのです。
そういう重大な 岐路に私たちはいるのです。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012043002000092.html

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どうしても原子力か、という問いがかつて発せられていました。
ある物理学 者の問いです。
今もなお、それでも原子力か、とやはり問わねばなりません。

手元に一冊の本がある。

武谷三男(たけたにみつお)編「原子力発電」(岩波新書)で、
一九七六 (昭和五十一)年第一刷発行。

日本の商業用原子炉が本格稼働し始めたころ で、
経済的な軽水炉時代の幕開けといわれたものです。

編者の武谷は福岡県出身、京大物理学科卒の一物理学者です。
素粒子モデル で世界的に知られる坂田昌一らと研究し、
それと同時にビキニ水爆死の灰事件 や原子力について発言してきました。

◆物理学者武谷の警告

本を開くと、被爆国日本の物理学者が研究に誇りをもちつつも、
いかに悩んできたのかがわかります。
武谷は広島で被爆者への聞き取りを重ねています。
科学の現実を知ろうとする学者なのです。

本は原子炉の仕組みに始まり、続けて、
その無数の配管が高温高圧の蒸気に耐えられず
肉厚が薄くなることや、腐食、疲労の危険性を指摘します。

人間のミスも取り上げている。

例えば試運転中の玄海原発1号機で放射能レ ベルが上がった。
調べたら、炉内に鋼鉄製巻き尺の置き忘れがあり、
それが蒸気発生器の細管を傷付けていた。

だがそれはむしろ幸運な方で、
もし炉心側に飛び込んでいたら大事故になっただろう、と述べている。

人間の不注意を責めているのではありません。

原発ではささいなミスがとんでもない
惨事に結びつきかねないと言っているのです。

原発の立地集中化についても当時から心配していました。
日本では人口密度 が高く適地がなかなか見つからない。
とはいえ、日本ほどの集中例は少なく、
地域住民にとってこれほどひどいことはない、とも述べています。

◆昔も今も変わらない

さらに大物の学者が原子力推進計画に乗って、
政府から多額の研究費を得よ うとしたという、
学者の弱みも明かしています。

四十年近くも前の、今と何と似ていることでしょう。
何だ変わっていない じゃないかというのが
大方の実感ではないでしょうか。

それらを列挙したうえで、武谷は
「どうしても原子力か」という力を込めた 問いを発しています。

彼はノーベル賞物理学者朝永振一郎らとともに、
公開・民主・自主の三原則 を原発の条件としています。
公開とは地元住民らによく分かる説明をするこ と。

民主とは原発に懐疑的な学者を審査に参加させること。
自主はアメリカ主 導でなく日本の自主開発であることです。

それらの不十分さは福島の事故前は もちろん、
事故後の今ですらそう思わざるをえないことが残念ながら多いので す。

加えて今は地震の知見が増えました。危険性は明らかです。

本は二十刷をこえています。
しずかに、しかしよく読み継がれてきたという ところでしょうか。

ではその長い年月の間、日本はどう変わってきたのか。
世界を驚かせるほど の経済成長を遂げたけれど、中身はどうだったか。

欧州では、持続可能性という新しい概念が提出されました。
資源と消費の均 衡、また環境という新しい価値に目を向けたのです。
大きな工場は暮らしを豊 かにしたけれど、
排出する汚染物質は酸性雨となり、森を枯らし、川の魚を死 なせたのです。

放射能の恐怖もありました。
東西冷戦で核搭載型ミサイルが配備され、
チェ ルノブイリ原発のちりは現実に降ってきたのです。

欧州人同様、私たち日本人ももちろん考えてきました。

水俣病をはじめとする公害は国民的自省を求めました。
しかし原子力につい て、私たちは過去あまりにも楽観的で
(欧州もまた同様でしたが)警戒心を欠 いてきました。

放射能汚染はただの公害ではなくて大地を死なせ、
人には長い 健康不安を与えるのです。

原子力の研究はもちろん必要です。医療やアイソトープ、
核物質の扱い方は 核廃棄物処理でも必要な知識です。
その半面、核物質が大量に放出されれば、 人類を永続的に脅かすのです。

◆核を制御できるのか

だからこそ「どうしても原子力か」という問いの重さを考え直したいので す。
物理学者らには原爆をつくってしまったという倫理的罪悪感があるでしょ う。

人類が果たして核をよく統御、制御できるのかという問いもあります。

被爆国であり技術立国である日本は、
その問いにしっかりと答えるべきです。

大きく言えば人類の未来にかかわることなのです。
新エネルギー開発や暮 らしの見直しは、
実は歴史を書き換えるような大事業なのです。
そういう重大な岐路に私たちはいるのです。

Posted by 大沼安史
机の上の空 大沼安史の個人新聞 2012-04-30より転載
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/04/post-995b.html

…………………………………………………………
★「原子力発電」(岩波新書)武谷三男 編

定価 735円(本体 700円 + 税5%)1976年2月20日

わが国では石炭石油の代替エネルギーとして原子力に期待をかけ,
発 電所建設が進んでいる.
本書は,原子力発電の仕組みを平易に解説したうえ,

長年の共同研究に基づいて,廃棄物,死の灰,放射線障害,
プルトニウム管理等の問題を指摘し,大きな事故の危険性を警告する.

さらに原子力行政を批判し,エネルギーとしての原子力を再検討する.

http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-411109-9

■武谷三男 - Wikipedia

放射線の許容量につき、
日本学術会議のシンポジウムの席上で、次のような概念を提出した。

「放射線というものは、どんなに微量であっても、人体に悪い影響をあたえる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%B0%B7%E4%B8%89%E7%94%B7

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