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被災地の瓦礫から防潮堤をつくる 「森の長城プロジェクト」を応援しよう

2013-03-14 18:23:00 | 東日本大震災
被災地の瓦礫から防潮堤をつくる 「森の長城プロジェクト」を応援しよう



今回の築堤の方法は、瓦礫から有毒なものなどを除去し、
深く掘って発生した土と混ぜて土堤を築き、
そこにシイ、タブ、カシなどの津波に対して強靭な木を植える。

青森県から福島県までの海岸300キロに高さ30メートルの
植林した土堤を15年から20年をかけて築くのが最終目標だ。

宮脇教授は、今までに日本、世界の1700ヵ所ほどで
4000万本以上の植林を指導してきた第一人者。
そしてこの壮大なプロジェクトの提案者でもある。

財団は企業・団体への大口の寄付を求める一方で、
個人に一口500円の支援を呼びかけている。
なぜなら500円で1本のポット苗を植えることができるからである。

森の長城プロジェクト 詳細はコチラ↓↓
http://greatforestwall.com/

ダイヤモンド・オンラインより
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被災地の瓦礫から防潮堤をつくる 「森の長城プロジェクト」を応援しよう

3月11日は大震災から丸2年。新聞・テレビは
大がかりな特別企画を組み、2年間の復興実績を検証し、
多くの反省点も浮き彫りにした。

3.11特集報道に共通していたのは
「決して3.11を風化させてはいけない」という強い呼びかけであった。

しかし、3.11は風化するにはあまりにも大きな出来事。
確かに、仕事や生活に追われる多くの人にとって、
常に3.11に優先することがあるのは当然。

、決して忘れているわけではない。原発問題1つとっても、
デモに参加する人たちが少なくなったからと言って、
原発容認に変わったわけではない。
むしろ 脱原発への決意はさらに固まってきていると思う。

細川護熙元首相が理事長 「瓦礫から防潮堤をつくる」試み

さて、風化させないための最も有効な方法は、言うまでもなく、
われわれ1人ひとりが、積極的、具体的に復興に参画していくこと。

そのためには民間が行っている多くの
復興事業や活動に関わっていくのも1つの道であろう。

私は財団法人の「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の
活動に大きな期待をしている。

これは、細川護熙元首相が理事長、
その道のプロである宮脇昭横浜国立大名誉教授が副理事長を務めて、
既に大きく動き出している。

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この事業は簡単に言うと、瓦礫を活用して
東北の海岸に万里の長城のような防潮堤を築くというもの。

青森県から福島県までの海岸300キロに高さ30メートルの
植林した土堤を15年から20年をかけて築くのが最終目標だ。

大震災直後から私は、
「あの大量の瓦礫を運び出さないで活用することができないものか」と考えていた。

残念ながら専門知識のない私はそれ以上進めて 考えることはできなかった。

だが、宮脇教授は、今までに日本、世界の1700ヵ所ほどで
4000万本以上の植林を指導してきた第一人者。
そしてこの壮大なプロジェクトの提案者でもある。

今回の築堤の方法は、瓦礫から有毒なものなどを除去し、
深く掘って発生した土と混ぜて土堤を築き、
そこにシイ、タブ、カシなどの津波に対して強靭な木を植える。

image

そうすると、木質などの有機物が分解して木の生長に寄与する。
瓦礫の混ざった土堤は、酸素が通り易くなり、
これも木の生長を助けるという 。

また瓦礫を抱いて根を張った木は一層強靭になるらしい。
今回の津波でもこれらの木は、流された何台もの自動車を
押しとどめて倒れなかったことが実証されている。

財団は企業・団体への大口の寄付を求める一方で、
個人に一口500円の支援を呼びかけている。
なぜなら500円で1本のポット苗を植えることができるからである。

詳しくは財団のホームページで調べることができる。

この「森の長城」が完成すれば、
今後幾千年もの間、津波をはね返す力になるに違いない。

目標とする「15年から20年」で完成すれば
それに越したことはないが、半世紀の大事業と考えていたほうがよい。

既に大きな話題となり、多数の人が支援しているが、
この支援の輪が意外なほど拡大すれば、
予想に反して10年でもかなり進めることができるかもしれない。

巨額の建設費が必要な 「コンクリートの防潮堤」と上手な共存を

一方で、国など公的部門では、
このところコンクリートの防潮堤づくりを急いでいる。
それと「森の長城」をどう折り合わせるかが、当面の緊急の課題で もある。

コンクリートの防潮堤は集中的に予算を投入すれば
数年内にも早期完成が可能な利点があるが、
おそらく“兆”と言う巨額な建設費が必要であろう。
また、 専門的なことは解らないが、
コンクリートの方が適した部分もあるかもしれない。

例えば、高台への住居移転が困難な地域では、
1日も早く防潮堤の完成を願っているはずだから
コンクリートを求める気持ちもわからないではない。

超長期でみれば、コンクリートより
「森の長城」の方がはるかに長持ちするだろうし、
“景観”は比較にならないほど違うだろう。

結局、必要性に応じて混合方式で進める他はないだろう。

「森の長城」の最大の特長は、美しい景観をつくる他に、
多くの人がかけがえのない存在としてこの歴史的事業に関与できること。

小学生が500円の小遣い を投じて参加すれば、
生涯、このプロジェクト事業に関心を持ち続け、
今回の大震災を風化させないことにもなる。

宮脇教授は、「森の長城」に9000万本の照葉樹が必要と言っている。
ほぼ日本人1人が1本の計算だ。

このような国民参加の大事業を着実に進めていけば、

それこそ大震災の不幸を未来志向で乗り越えていくことができよう。


ダイヤモンド・オンライン 田中秀征氏
2013・3・14 より
http://diamond.jp/articles/-/33290

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【森の長城プロジェクトとは】

平成23年3月11日、2万人余の犠牲者と甚大な
被害をもたらした東日本大震災。
一年が経過した今、被災地はいまだに大量に発生した
震災ガレキの処理ができていないのが現状です。
被災地域の復興には
将来の巨大津波に対応するため、防潮堤の整備が不可欠です。

私たちは、青森県から福島県に及ぶ太平洋岸に、
ガレキを活用して盛土を築き、
その上にシイ・タブ・カシといった土地本来の照葉樹、
低木・草花からなる森を育て、
巨大津波から命を守る森の防潮堤を築いていくことをめざします。

森の長城プロジェクト 詳細はコチラ↓↓
http://greatforestwall.com/

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