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トリチウムは低濃度でも、リンパ球に染色体異常起こす!! 1974年 放射線医学総合研究所

2013-09-27 17:23:36 | 脱原発
トリチウムは低濃度でも、リンパ球に

  染色体異常起こす!!

1974年 放射線医学総合研究所


過酷事故の原発でなく
通常稼働の原発からの
トリチウムのはなしです。


るいネット様より



原子力発電所などから大量に排出されるトリチウム(三重水素)はごく低濃度でも人間のリンパ球に染色体異常を起こさせることが,放射線医学総合研究所中井さやか遺伝研究部長らによって突き止められ,

七日( 1974年)から徳島市・徳島県郷土文化会館で開かれた日本放射線影響学会第17回大会で堀研究員が発表した。


低い濃度のトリチウムが人間の遺伝にどのような影響を与えるのかを明らかにしたのは初めてで,こんご原子力施設から排出されるトリチウムの量がふえるのに伴って大きな問題になりそうだ。

トリチウムは普通の水素より三倍思い水素。天然にもわずかに存在するが,原子炉や核爆発などによって多量に作られ,普通の水素と同じように酸素と化合して水になり,生物の体にも取り込まれる。

体内に入ったトリチウムはベータ線を出して生物を傷つけるが,半減期が約12年と長いことや,普通の水から分離するのが困難なため,再処理工場,原子力発電所にやっかいな放射性廃棄物。




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海に流出した放射性物質(トリチウム)は 『雨となって』ぼくたちの頭上に降り注ぐ!! 小出裕章氏




るいネット様より 13/09/18
……………………………………

【トリチウムは低濃度でも染色体異常起こす!!】
 
◆放射線研で就きとめる 原発廃棄物に警鐘

現在わが国では,原子力施設からの排水中のトリチウムの許容量は1ccあたり0.003ピコキュリーに規制されている。
しかし低い濃度のトリチウムが生物にどんな遺伝的影響を及ぼすかを調べたデータはほとんどなく,人間については皆無。
許容量自体もはっきりした根拠によらずに決められているという。

中井部長らは,人間の血液から分離した白血球を種々の濃度のトリチウム水で48時間培養。
リンパ球に取り込まれたトリチウムが放射線を出すために起こる染色体異常を細かく観察した。
その結果,トリチウム水の濃度が1ccあたり0.01ピコキュリー以下では,染色体異常が見つかった細胞の頻度は普通(4ー5%)と変わりがなく,それ以上5ピコキュリーまでは染色体異常の頻……

1974年10月8日付 朝日新聞
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いいところで切れていますが,1ccあたり0.01ピコキュリー以下では影響が見られなかったが,それ以上はまずいということは解りますね。

東電も原子力規制委員会も知らない振りしていますが,40年前から判っていたことなんじゃないですか。

また、下記のような実験結果もある。

トリチウムからみる放射能被ばくによる健康被害の科学的根拠のおかしさ
マウス実験「胎児期に母体を介して取り込んだトリチウムは4週間後(ヒトで言えば多分15歳くらい)には90%以上が体外に排出されてしまう。一方、体内に残留するト リチウムを、自由水、たんぱく質、脂質、DNAなどの成分ごとに計ってみたところ、たんぱく質やDNAなど有機成分に含まれるトリチウムの割合が、時問と ともに増えることがわかった。この有機成分に含まれるトリチウムとは前回に述べた有機結合型トリチウム(Organically bound tritium,OBT )にほかならない。ブルトニウムやC-14など、長半減期の放射性核種が環境の放射線汚染で間題になるように、生物学的に長く生体内に残るトリチウムによる被ばく線量は、短い期間で体外に排出される自由水型トリチウムによる被ばく線量に較べて無視できなくなる。

OBTが自由水型トリチウム(Free Water Tritium,FWT)に較べて大きな人体影響を与える理由は大きく分けて二つある。
第一に、OBTはFWTよりも長く体内にとどまる。すなわちOBTの生物的半減期はFWTより長い。出生後、乳離れの時(3週間後)まで、トリチウム水を投与された母マウスに育てられた仔マウスの体内では、特に脳にトリチウムが脂質成分として長く残る。 この実験は、当時、核融合研究をめぐって、トリチウムの安全性が注目されている折でもあり、毎日新聞夕刊の一面に記事が掲載された。

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1985年3月16日の毎日新聞夕刊の一面の記事:
「核融合の原料トリチウム 母乳通し子に残留 動物実験で判明」

OBTが注目される第2の理由は、臓器や器官によって、トリチウムが特に残留する生体分子に違いがあることである。脳では脂質と蛋白質に、腸では、DNAと蛋白質に長く残留する。細胞内で、これらの生体高分子は一様に分布しているわけではない。
例えば DNAは細胞核に局在している。そのため、DNAに結合したトリチウムは、細胞核の外に存在するトリチウムに較べてより多くの傷害をDNAに与えることになる。
血中のOBTが臓器中のOBTに較べて生物学的半減期が長い。

るいネット様より 13/09/18 ↓↓
トリチウムは低濃度でも染色体異常起こす!! - るいネット


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