信州中野 ふくろや

信州中野から須坂にかけては醸造業が盛んで、沢山の歴史ある味噌屋さん、蔵元があります。こちらも、その一軒。江戸時代に創業の味噌屋さんの「ふくろや」さん。


中野の町の文化センターのような役割を果たしていて、小林一茶もよくこちらを訪ねたといいます。
「ふくろや」さんは、10年くらい前に一度お庭を見せていただいた記憶があり、町の中心近くまで行けば、すぐ分るだろうと、考えていました。ところが、カンの働かない日というのは、何をやってもうまくいきません。町をグルグル走り回った挙句、駅近くの団地に入り込み「だれか、ここから出してくれー」という状態にまで、なりました。
やっとこさで、たどり着くと


庭へ続く門は、ぴったりと閉じているではないですか。人気の無いお店で、ご主人を呼び、見学したい旨を申し上げると、「今日はたまたま、仕事がたてこんでしまって・・」との事でした。まあ、一度は見た事もあるからな、ともう一押しもせずに、あっさりと引き上げることに。


今思えば、ちょっと無念です。やはり、カンが働かなかった日だったのでしょう。