蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

かわちや  旧和田宿

2007-10-23 22:23:26 | 古民家、庭園
和田峠は、標高も高く中山道のなかでも難所だった。西の方、大津や草津から下ると、峠の手前が諏訪。峠を越して直ぐが和田宿、少し平地を進めば長久保となる。十返舎一九の「金草鞋」木曾街道之記では、諏訪の次は長久保となっているが、和田峠を降りた直ぐにも和田宿の泊りが可能であった。
中山道沿いには、本陣以下、旅籠の羽田野、かわちや、大黒屋と、わずか数十メートルの範囲に街道にちなんだ建物が建ち並ぶ。


一番格の高い客は、当然に本陣に泊まったのだろうが、かわちやは上段の間などもそろえ、相当な格の高さを見せる。


格子戸の内側には障子があり、それを通った光は不思議に美しい。床板はよく磨きこまれている。
写真を撮ったのは午後3時くらいだが、日の光はそろそろ峠に沈もうとしていた。


二階の格子窓から中山道を望む。道路は舗装され、電信柱はあるが、たたずまいは昔のままだ。


街道の反対側、奥にはこんな庭も造られている。




近くにある曹洞宗のお寺の鐘楼に、不思議に惹かれるものを感じた。


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