後楽園の中の建物は戦災で大きな被害を受けたが、江戸時代の絵図を基にした復旧が行われているという。
延養亭は藩主がこの庭園を訪れた時の居間として使われた。
建物の前や脇の庭は、細かく作り込まれている。
廉池軒 18世紀後半にこの庭園の基礎的な作庭を仕上げた池田綱政が、最も好んだ亭である。
振り返れば、大運河のような波一つ立たない池の姿があった。
庭園内に設置された庭を楽しむための装置は遊び心に満ちている。
しかし、それらが全て公開されているわけではない。
かつては藩主が庭園をめぐる際の休息所として作られた流店。
緑の庭に建てられた亭の、柱の細さが格を現している。
広大な広がりのある芝生の中に建てられた休み所。
確かに、芝生からの照り返しは厳しく、夏場には休み所が必要になる。
これ程までに、水の流れの涼しさを洗練された形で演出した建物は、実に他に知らない。
この庭には曲水という、平安時代以来の要素がしっかりと加えられているとしても、それはこの庭が作庭された時代に生き生きとしていた技術ではなさそうである。
延養亭は藩主がこの庭園を訪れた時の居間として使われた。
建物の前や脇の庭は、細かく作り込まれている。
廉池軒 18世紀後半にこの庭園の基礎的な作庭を仕上げた池田綱政が、最も好んだ亭である。
振り返れば、大運河のような波一つ立たない池の姿があった。
庭園内に設置された庭を楽しむための装置は遊び心に満ちている。
しかし、それらが全て公開されているわけではない。
かつては藩主が庭園をめぐる際の休息所として作られた流店。
緑の庭に建てられた亭の、柱の細さが格を現している。
広大な広がりのある芝生の中に建てられた休み所。
確かに、芝生からの照り返しは厳しく、夏場には休み所が必要になる。
これ程までに、水の流れの涼しさを洗練された形で演出した建物は、実に他に知らない。
この庭には曲水という、平安時代以来の要素がしっかりと加えられているとしても、それはこの庭が作庭された時代に生き生きとしていた技術ではなさそうである。
立秋の頃
この庭園は気持ちいい景色を見せてくれそうな
そんな予感がしました
広くて捉えどころが難しそうですが
一度立ち寄ってみたいと思いました
造り込んであるところと
そうでないところがハッキリしていて、
最初、訪れたときは、
ちょっと物足りない感じがしましたが、
何度か訪れて、
園内をフラフラしているうちに、
だんだんその良さが分かるようになりました。
東京在来のkikouchiにとって、なかなか訪れる機会の少ない庭ではありますが、実は過去に一度訪れました。
その印象が素晴らしかったので、今回も立ち寄りました。
この庭、まず芝生が瑞々しい緑を見せる時期が良さそうです。早春では、少し早いかもしれません。
春分・秋分の間は、いつでも大丈夫のようです。
個人的には流亭に、一発でやられました。
こんな繊細で、涼しそうで、しかも茶味も感じられる建物は他に知りません。
まだ、庭園来訪2回目ではありますが。