このブログがスタートしたのが2010年12月19日で、大映の思い出話を書き始めたの
が2011年6月9日からです。大映の思い出に登場した方たちも、5年以上も経ちますと
私的にはもう書く人がいない・・・の想いが強くなり、思い出す一方で忘れている人が
いなかったのかと不安な気持ちにも駆られます。まだまだ出てくるでしょうが、今回は
忘れていた大事な俳優さんの一人、千葉敏郎(としお)さんです。
千葉さんはもともとは東京撮影所演技研究所の出身で現代劇スタートだったのです
が、時代劇向きの顔つきだからと途中で転籍、京都撮影所作品が出演のほとんどと
なった重要な脇役として活躍しました。
名前の通り彼は千葉県で昭和元年生れです。明治大学を卒業、昭和25年に行われ
た大映10周年記念のスター募集で準ミスター日本となり大映入社にいたったもので、
同期には品川隆二、南原宏冶、三田登喜子らがいます。
大映京都の主な時代劇にはほとんど悪役で登場していますが、ここには長谷川一夫、
市川雷蔵、勝新太郎がどっしり構えていて、彼が脇役以上に顔を出す機会は全く失わ
れていたのが実情で、「忠直卿行状記」「薄桜記」「かげろう絵図」「銭形平次捕り物控
シリーズ」「釈迦」「悪名シリーズ」「座頭市シリーズ」「影を斬る」「雪之丞変化」「新撰組
始末記」など約120本の作品に出ていながら、昭和40年に大映退社しています。
私的に思うのは、あの独特の面魂の彼を会社は上手く生かし切れなかった無念さがあ
ります。大映退社後は東宝や東映に出演していたようですが、平成22年にひっそり亡く
なったと漏れ聞いています。
そういえば、千葉さんはまだ取り上げられていなかったですね。
伊達三郎さん、沢村宗之助さん、五味竜太郎さん、木村玄さんなどと並んで、京都撮影所には欠かせない脇役さんだったと思います。個人的には、化け物に変化(「へんげ」と読んでください)する「大江山酒呑童子」が代表作と思っています。
亡くなっているというのはとても残念です。
申し訳ありませんが、いま一つ私の記憶がもどらない所以です。
やはり自分が歳をとったせいでしょうか、いつ終了しようかばかりを
考えている昨今です。
いつかは終了する時が来ると思いますが、それはできるだけ先のことにして、どうかわれわれ読者との交流を続けてください。更新のペースをもっと緩やかにしてもかまわないと思います。お元気でいらしてください。
勝手に思っています。ご自分の義務と背負われないで、
タム親父さんのおっしゃるようなペースで、とお願いいたします。
励ましのお言葉をいただいてとても嬉しいです。
今まで書き続けながら自分も楽しい想いを共有していたのが、
段々薄くなってきています。
書くなら書き続ける、書きたくなかったらさっさと辞めるべきだと
思っているのですよ。
ほとんど毎日のような更新すので、腰にもご負担が、と拝察いたします。春は名のみ、お大事お過ごし下さいませ。
優しいお言葉をいただき、とても嬉しい中島です。
有難うございました。
証拠画像もありますが個人情報がらみなのでアップするのは控えます。ここでメールアドレスなど教えていただけたらそちらに連絡いたします。
もし墓所にお心当たりがありましたら教えていただけませんでしょうか。いきなりこんなことを言われても御迷惑だと思いますので、御存知なければ無視していただいても全然大丈夫です。失礼いたしました。