ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

青山美智子『赤と青とエスキース』

2022年12月17日 | 読んだ本(日本語)
青山美智子著『赤と青とエスキース』

プロローグとエピローグに挟まれて短編が4つあって、それぞれ違う話でちょっとずつ
関係があるんだけど、4章の最後で全部がつながって、エピローグで種明かしがされる。

なんか生きていくうちに「ふたり」にいろいろあるのだ。
情熱で動ける若いうち、現実が見えてくる中年、いろいろ乗り越えるその後。

ヒロインが苦手意識持ってたユリさんが一番好きかも。いいセリフをぽっと言うのだ。

人生は何度でもある。どこからでもどんなふうにでも新しく始められる。
そんな感じのことを言う。年齢を重ねて、つらいこと、しんどいことを経験して
乗り越えてきた人の言葉だ。

明るく元気に生きているからって、その人が悲しい思いをしていないってことにはならない。
確かにそうだ。

図書館で借りた本だけど、手元に置いて何度でも飲み返したい本だった。
そんなセリフがいっぱい詰まっている。

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