ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

平甚 @岐阜県郡上市

2021年07月25日 | 岐阜県(中濃・老舗)

新しいバイクのご機嫌伺いで長距離を走った帰り道、昼食は郡上八幡市内の有名な蕎麦屋「平甚」でいただくことに。こちらに寄ったのはもう何十年かぶり。両親と、一緒に暮らしていた豪留学生とドライブがてら来たんじゃなかったかな。こちらもコロナ前は店の前に溢れるほどの観光客が列を作っていたが、この日は天気がいいにも関わらずのんびりとした雰囲気。自分は元々中韓の観光客のインバウンド需要なんかに頼るべきではないという考え方だったので逆に嬉しいが、店にとってはこの観光客激減は辛い所だろうなァ。検温消毒して店の中へ。テーブル席に案内されると、何とタッチパネル。店も若い人ばかりだったので代替わりしているのだろう。”飛騨牛”と”自然薯”推しだったが、どちらもそそられなかったので普通の「ざるそば」をポチッと。

出てきた「ざるそば」は平笊に盛られ、やや太めの切り。二八だそう。”こわめ”(硬め)の茹で加減。別皿には刻み青ネギとわさび。つゆは濃いめだが甘さは控えめなもの。かえしの風味が強い。するするっと啜っていける喉越し。量は多くないのであっという間に終わった。蕎麦湯はあらかじめステンレス・ポットに入っている。合理的なのは分かるが風情もへったくれも無い。老舗蕎麦屋に寄ったというよりは、何だかラーメン屋にでも寄った気分。(勘定は¥880)

 

 


 

↓ 銘水の町、郡上八幡には町中にも綺麗な水が流れている。こちらは「郡上八幡旧庁舎記念館」の裏手にある「いがわ小径」と呼ばれる散歩道。透き通った水が滔々と流れ、水中には鯉と鱒が悠々と泳いでいる。

 

 

↓ 吉田川にそそぐ用水端の住宅(建築詳細不明)。用水の上に張り出した壁が段々に処理されている。こういうのって権利上はどうなっているのかな?

↓ 「松葉屋」の向かいに建つ「簑島仏壇店」(建築詳細不明)。目立たないが庇部分の控えめな装飾が素敵。

 

 


 

そばの平甚

岐阜県郡上市八幡町本町870

 

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ゆめ未来 K)
2021-07-25 14:41:16
ハリーさん、こんにちは。

ハリーさんのブログを拝見して思い出しましたよ。
懐しいですねぇ 「平甚」さん。
わたくしも十数年前、家族で訪店しました。

 >溢れるほどの観光客が列を作っていた

本当にそのとおり。そばは回転が速いもの、との思い込みは大外れ。
私たちも入店するのに待つこと30~40分。
よくぞ辛抱したものです。

あの時は、「ざるそば」と「朴葉ずし」を注文。
そばの食後感をハリーさんのように絶妙に表現できませんが、「そばが好きになった」思い出深いお店です。
Unknown (ハリー)
2021-07-25 16:56:17
ゆめ未来さん、こんにちは。

>待つこと30~40分

そんな人気をずっと保っているのは凄いことですよね。昔も今も
郡上八幡で何か食べようとなると候補に挙がる訳ですから。

>「朴葉ずし」

現在のタッチパネルメニューには無かったような。あったら食べて
みたかったなァ。

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