河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

2022年の大学入試の分析

2022-08-30 | 大学
本学においては先日3回実施するメインオープンキャンパスが終わり、9月から2023年度の入試が始まる。

受験生の動向を把握することは非常に重要であり、日経新聞の「教育岩盤」というシリーズは見逃せない。

今朝の日経では、入試動向に詳しい駿台予備学校進学情報事業部の石原賢一部長が、2022年の大学入試の分析をまとめてくれており、非常に参考になった。

以下、引用

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「教育岩盤」漂流する入試 難関大以外偏差値終わり

――2022年の大学入試をどう見ますか。

「潮目となった年だと思う。昨年、私立大は新型コロナウイルス禍で志願者数が15%減ったが、元に戻る気配が全くない。
全国模試で偏差値55未満の中下位層大学では一般入試から総合型選抜(旧AO)、学校推薦型選抜への移行が顕著だった。
難関校では一般入試の志願者が増えたが、下位校はほとんど取れていない。
総合型や推薦で囲い込みをするしか道はない」

「総合型・推薦は1人1校が原則。合格者は確実に入学してくれる。
建前は多様な学生の選抜だが、本音は生き残るための入学者の早期確定だ。
他方、一般入試は募集人員を絞って難易度を上げ、偏差値を高めに誘導する。
一般入試が機能しない中下位層では偏差値は実態を表していない。
あと数年もすれば難関校以外、偏差値は終わりだと思う」

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この記事の最後には、恐ろしいことが書いてある。

「30年代に大学の大量破綻時代が始まると、大学に見切りをつける層も増える。」


現在、少子化の急激な進行と、総合型選抜(旧AO)、学校推薦型選抜等で大学へ進学する受験生が私学においては60%を超えたことにより、浪人する学生が激減している。

その影響はまず予備校に現れ、現在予備校は整理統合されて激減していると聴いたことがある。

駿台予備学校の石原賢一部長には、10年後の大学の姿がありありと見通せるのだろうと思う。
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8月オープンキャンパス2回目とゼミ指導

2022-08-28 | 大学
本日、8月に2回行われるオープンキャンパスの2回目が行われた。

今回も大勢の参加者があり、とてもありがたかった。

手伝ってくれたのは前回に引き続き4年生のゼミ生であり、隙間時間に卒業研究のデータ整理を行った。

早めに卒論のめどを立ててあげないと、卒業試験の勉強の妨げになるだろうという配慮である。

これまでに計測したデータをExcelに入力して、グラフ化、統計処理まで行った。

有意差もあり、非常にきれいな結果が得られたので、残りの夏休みは卒業試験に集中できると思う。
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医師が家族感染で病院に隔離

2022-08-26 | 医学・医療
新型コロナは病院の負担を減らすため、全数把握をやめる方向へと舵を切り始めた。

パンデミック開始から2年半が経過したが、ますます混沌とした状況が続く。

今朝、非常勤先の病院に着くと、常勤の整形外科の先輩医師が、

「息子が新型コロナに感染して、私は病院に隔離中なんです。」

とのことであった。

事情を詳しく聞くと、広島に住んでいる息子さんが体調不良で、岡山に帰ってきて病院で検査を受けたところ陽性であった。

そのまま、実家で自宅療養となり、未接触の父親は病院に留まることになったのだとか。

病院も、夜間何かあれば対応してもらえるので助かると思うが、10日間も病院に留まったら疲労で倒れてしまうのではないかと心配だ。



世界保健機関(WHO)は昨日、今年に入ってから新型コロナウイルスで死亡した人が世界で100万人に達したと発表した。

テドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は、「死を防ぐために必要なあらゆる手段があるにもかかわらず、今年だけで100万人が新型コロナウイルスで死亡している。これで私たちが同ウイルスと共存することを学んでいるとは言えない」と指摘したとのことである。

日本の感染者数が世界一の状況が続いているが、専門家は誰も今の状況を予想できなかった。

これからもまだまだ混乱が続くのだろう。
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休日当番医の苦労

2022-08-21 | 医学・医療
新型コロナの感染拡大が続いている。

医療機関の感染者報告の負担が問題になっているが、今回8月14日(日)に休日当番医を担った病院スタッフに直接お話を伺った。

その病院は高齢ハイリスクの入院患者がほとんどであるため、発熱外来は設けていない病院である。

休日当番医の担当時間は午前9時から午後6時までである。

発熱患者は事前に電話で申し込んで受診することになるが、1日で30人ほどの受診があったそうだ。

電話で受付をして、院内にウイルスを持ち込まないために病院の駐車場で車に乗ったまま診察し、抗原検査を実施し、陽性ならカロナールなどの処方を行う。

20人ほどが陽性で、ほとんどが喉の痛みが主症状で、こんなに元気そうな人が感染者なのかと不気味さを感じたそうだ。

病院スタッフは真夏の猛暑の中で、ガウンをまといN95マスクをつけて屋外で対応するのだが、ガウンもN95マスクもすぐに汗でびちゃびちゃになるため1日で4回交換が必要だったとのこと。

体重は激しい人は2kgほど減少したとのことで、感染リスクと脱水による熱射病のリスクがかなり高い。

ところが、この病院の勤務は休日当番日に出勤しても、シフト制で通常出勤の扱いのため、何ら特別手当はないのだそうだ。

これまで、社会のためと義務感で頑張ってきたが、先の見えない状況に、心が折れそうになるとのことだった。
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岡山県新型コロナ4,000人超

2022-08-18 | 医学・医療
恐れていたように、お盆休みが終わると同時に感染者が増えてきた。

岡山県で新規感染者が4,000人を超えるなんて、少し前までは考えられなかった。

昨年の今頃は岡山で200人以上の感染者が発生したと大騒ぎしていたのである。

新型コロナ感染症も3度目の夏となり、いつまでも自粛できないのは理解できるが、オミクロンは感染力が強く、人が移動すればそれに伴って感染者は増えていく。

個人的にはできる限り自粛生活を心がけているが、学童期の子どものいる家庭ではそうは行かないだろう。

感染予防を心がけつつ社会生活も維持して、最後には従来型とオミクロン型の両方に対応する「2価ワクチン」に期待するしかないのかもしれない。
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イギリスでモデルナ製オミクロン型対応ワクチンを承認

2022-08-16 | 医学・医療
従来型とオミクロン型の両方に対応する「2価ワクチン」が承認されるのは世界初だとのこと。

最終的には変異を繰り返す新型コロナに対しては、インフルエンザワクチンと同様、毎年ワクチンを接種し続けるしかないということか。

おそらく私が5回目に打つワクチンはこのワクチンになりそうだ。
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新型コロナ第7波で疲弊する病院

2022-08-15 | 医学・医療
本日は8月15日で、お盆で帰省している人も多いと思う。

新型コロナ第7波はやっとピークアウトしそうなタイミングでのお盆休みで、日本中の移動が増えて、今後の感染増が不安な状況である。

今朝、BSニュースを見ていたら、フランスでは観光客が平年並みに戻ってきていると言うことで、誰もマスクをしていない様子だった。

日本でも新型コロナを2類から外すという議論が高まっている。

一方、医療現場を見ると、過去の重症化するデルタ型の時よりも現在の軽症化したオミクロンの方が大変だという意見が多数派である。

とにかく感染力が半端ではない。

看護師がバタバタと感染して出勤できなくなっている。

また、軽症化しているとはいえ、これだけ数が増えると重症化して亡くなる人も出るわけであり、決してただの風邪というようなものではない。

現場で新型コロナの患者さんを見ている医師に話を聴くと、様態が急変することが結構あるのだそうだ。

看護師からの連絡を受けて、医局から病室に駆けつけたときには既に手遅れというようなこともあるらしい。

発熱の救急対応をしていたら、対応した看護師全員が感染してしまったこともあったそうだ。

この時は医師だけがN95マスクをしていて無事だった。

それ以来、救急対応の時はN95マスクをスタッフ全員がつけるようにしたとのことである。

お盆休みで日本全体お休みモードだが、医療現場の格闘はまだまだ続いている。
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大学の年内入試が一般入試を超えた

2022-08-15 | 大学
今朝の日経によれば、全国の大学で面接などで選考する総合型(旧AO)と推薦による入学者は2000年度に33.1%だったが、2021年度は50.3%で初めて半数を超えたとのことである。

大学入試の総合型選抜(旧AO)と学校推薦型選抜のことを年内入試と言うが、私立大学に限れば、2021年度は約6割が年内入試で入学しているらしい。

入学定員に占める一般入試の比率は減る一方で、22年春は早稲田大が56%で02年比16ポイント低下、慶応大も57%で同7ポイント下げた。

明治大は42年ぶりに系列校を設け、来年の中1が高校を出る29年に7割が明大に推薦で入る体制を目指すとのことである。

この流れが続くとすると、私立大学に限ればごく一部の難関学部を除けば、いずれ一般入試はなくなっていくのではないかとすら思える。

このまま少子化と景気の悪化が続けば、受験費用も安くて早めに合格できる年内入試がスタンダードとなる時代になるのかもしれない。
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大学名によるシグナリング効果

2022-08-11 | 大学
東京医科歯科大学と東京工業大学が統合に向けて協議を始めることは、双方の大学もホームページで公表して実現に向けて動き始めた。

東京医科歯科大学では、8月9日に全学説明会『今後の大学運営について』をオンライン開催し、田中雄二郎学長から、説明が行われたとのことである。

10の大学しかない「指定国立大学」どうしの統合は、実現すれば初めてであり、国際的に段々プレゼンスが下がる日本の大学の生き残り戦略としては大きな意義がある。

このような見方とは別に、この統合は東京医科歯科大学と東京工業大学にとってシグナリング効果を高める意義があるという解釈がある。

ウィキペディアによると、

シグナリング (英: signaling) とは、市場において、情報の非対称性を伴った場合、私的情報を保有している者が、情報を持たない側に情報を開示するような行動をとるというミクロ経済学における概念である。労働者の能力を代替して判断する材料としての学歴などがシグナルである。

東京医科歯科大学は旧帝大医学部レベルなのに圧倒的に社会の知名度は低い。

2018年入試で息子が東京医科歯科大学に合格したとき、愛媛の実家では親戚一同「医学部に合格できて良かったけど東京医科歯科大学って聞いたことないな。」という反応であった。

たまたま2018年7月、我が子を東京医科大学に裏口入学させ、文部科学省局長が逮捕された事件をきっかけに不正入試が明らかとなった。
この事件が全国ニュースで流れたこともあり、入学したばかりの息子は東京医科大学と間違えられて困るとぼやいていた。

東京工業大学も超一流なのに、早慶理工学部と比べるとあまりぱっとしない。

こうした実力はあるのにシグナリングの弱い二つの大学が統合され、新しい大学名でアピールを始めたら、それはすさまじいシグナリング効果を発揮するだろう。


医師専用掲示板では、早速統合後の大学名の予想が始まっている。

東京医科工科大学

東京シン大学

東京理工科医科大学

シン東京大学

新大学東京

東京総合理科大学

TIT(Tokyo Institute of Technology)

江戸科学大学

東京医科歯科工科大学

シン・東京大学

東京医歯工科大学

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東工大と東京医科歯科大、統合に向けた協議開始

2022-08-08 | 大学
昼過ぎに、東京医科歯科大に通う息子からLINEが入った。

「医科歯科と東工大くっつくらしい」

ネットを見るとYahooニュースにも出ていた。日経のWebにも出ている。

これまで、国立大の統合では、名古屋大と岐阜大が2020年に運営法人を統合したケースがあるが、東京工業大と東京医科歯科大は教育や研究が国内最高水準にあるとして、文部科学省が「指定国立大学法人」としている大学である。

この二つの大学が統合されたら最強の医工連携が達成されるだろう。

すぐに思いつくのは東京医科歯科大学には直腸がんに対する「ロボット手術」の領域で日本を代表する消化器外科医の絹笠祐介教授がいる。

東京工業大と協力すればda Vinci Surgical Systemを超える日本製の手術用ロボットの開発も可能なのではないだろうか。

統合によって、政府の10兆円規模の大学ファンド(基金)による支援を受けられる「国際卓越研究大学」の指定を目指すとのことだが、本当にすごい話である。

これからの少子化の流れの中では、大学は徐々に統合整理されていくことになる。

まずは国立大学でその動きが始まっているが、やがて私立大学もこうした大型合併が進んでくると思う。
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8月メインオープンキャンパス1回目

2022-08-07 | 大学
本日、8月に2回行われる予定のメインオープンキャンパス1回目が行われた。

7号館4階の実験実習室にこもってデモを行ったが、冷房を最大に効かしても汗が止まらないほど暑かった。

しかし、思っていたよりも多くの参加者があり、ありがたかった。

4年生のゼミ生が臨床実習が終わって帰ってきたばかりなのに熱心に対応してくれて力強かった。

この次は8月28日に実施予定である。

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第46回岡山スポーツ医科学研究会・特別講演

2022-08-06 | 研究・講演
先ほど、研究会で特別講演をしてくれた広島国際大学の加藤 茂幸先生を、岡山駅まで見送り、帰宅した。

今回は私が当番幹事だったので、加藤先生を特別講演に推薦した。

加藤先生は広島大学で学位を取得後、2003年4月から2008年3月まで吉備国際大学理学療法学科で働いてくれた。

今回の講演は吉備国際大学から広島国際大学へ移ってからの研究成果が中心だったが、コツコツと研究成果を積み上げて地道に研究を継続していることが良く分かる講演であった。


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スポーツ外傷(膝前十字靭帯損傷)予防の流れ

広島国際大学 総合リハビリテーション学部
加藤茂幸

 スポーツ外傷のひとつである膝前十字靭帯損傷は、スポーツ活動場面で多く発生する外傷であり、再びスポーツ活動を行うためには、再建術を受け、長期間のリハビリテーションを必要とする。そのため予防はたいへん重要となる。スポーツ外傷を予防する手順として、まず、外傷の発生状況を把握しなければならない。発生頻度や発生機序を分析することで予防方法を検討できる。
膝前十字靭帯損傷においては、バスケットボールやハンドボールなどの競技種目を行っている女性スポーツ選手に多く発生している。これらはジャンプ着地動作やカッティング動作時に、非接触(ノンコンタクト)で受傷している。動作中に膝関節が内側へ入ることを「Knee-in」と称するが、この動きを制することが予防のひとつの手がかりとなる。
 膝前十字靭帯損傷の予防には、健常者に対する予防と、再建術後の再発予防がある。どちらもたいへん重要であるが、発生率は健常者に比べ、再建術後の選手の方が高いことがわかっている。再びスポーツ活動を行うために再建術を受け、スポーツ復帰したにもかかわらず、再び損傷する事態は絶対に避けなければならない。
したがって、再建術後のリハビリテーションは非常に重要であり、再発予防を視野に入れて進める必要がある。再建術後のリハビリテーションにおいて、最終段階でのプロトコールやスポーツ復帰前の判断基準として、筋力や膝安定性を指標にすることが多いが、それらに加えて片脚スクワット動作やホップテスト、ジャンプ着地やアジリティテストなど様々な動作テストを行う。近年では、術後スポーツ復帰前における最終段階でのリハビリテーションプロトコールやスポーツ復帰の判断基準を再検討する必要性が示唆されている。
本講演では、再建術後のリハビリテーションの内容を含め、今までの研究成果(動作解析、有限要素モデルによる解析等)とともに解説させていただきたい。
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第46回岡山スポーツ医科学研究会・総会

2022-08-06 | 研究・講演
本日午後、岡山シティホテル桑田町を会場として第46回岡山スポーツ医科学研究会・総会が行われる。

Ⅰ. 教育講演 15:40-16:10
 「スポーツ選手の口腔健康を考える~歯科医師としてできること~」
    岡山大学病院 歯科補綴歯科部門 兒玉 直紀先生

Ⅱ.一般発表 16:25-17:40
1) エリートフットボール選手の傷害発生を説明するACWR指標の検討:GNSSに基づく3シーズンの練習・試合の客観的身体負担解析
 岡山県立大学 綾部 誠也
2) 運動時のサージカルマスク着用は深部体温にどのような影響を及ぼすか-熱流補償式体温測定法による検討-
    中国学園大学大学院 現代生活学研究科 福島彩子
3) Heel wedgeによる踵部挙上が腰を落とすよう指示した場合の持ち上げ動作に及ぼす影響
    岡山県立大学大学院 情報系工学研究科 システム工学専攻 古市将也
4)プロサッカー選手におけるハムストリング肉離れについて
   — 正確かつ安全な復帰時期予測のための工夫 —           
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 金高圭甫

Ⅲ. 特別講演 17:50-18:50
「スポーツ外傷(膝前十字靭帯損傷)予防の流れ」
広島国際大学 総合リハビリテーション学部 加藤 茂幸先生

Ⅳ.総会
  18:50-19:00


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ユニセフ東京事務所代表ロベルト・べネス氏による特別講義

2022-08-04 | 大学
本日午後、711教室において、ユニセフ東京事務所代表ロベルト・べネス氏による特別講義が行われた。

講義タイトルは「A Life Journey for Children and Young People」であり、前半がユニセフの活動の紹介、後半がロベルト・べネス氏のユネスコでの半生のお話であった。

受講者したのは「グローバルスタディーズ入門」受講の保健医療福祉学部(看護学科・理学療法学科・作業療法学科)1年生70名である。

学生たちは全員、熱心に聴講していた。

東京からわざわざ高梁市まで来ていただいて、聴講した学生だけでなく、大学としても貴重な機会を頂いたと思う。


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令和4年度私立大学等改革総合支援事業

2022-08-02 | 大学
私学事業団より、令和4年度私立大学等改革総合支援事業に係る調査についての提出依頼が届いた。

私立大学等改革総合支援事業とは、文部科学省が示す教育改革方針に対して高い得点を得た私立大学に補助金を交付するというもので、
少子化で経営に苦しむ私立大学にとっては馬の鼻先に人参をぶら下げられたようなもので改革に向けて走り続けるしかない。

毎年提示される教育改革の方針は高度化し、これに食らいつくのは困難を極める。

大学によっては勝負にならないと最初から応募を諦めるところも多数ある。

これを受けて、今年度はこれまで見たことがない加点項目が登場した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

既採択校が継続して採択されやすい傾向など、本
事業を活用した教育改革に積極的に取り組む大学
と公募も⾏わない⼤学の2極化が進んでおり、今後
の私⽴⼤学全体の改⾰促進枠組みとしての効果に懸念

固定化の緩和と継続的な取組の促進

       ↓

  改革の取組の進展を評価

満点に対する得点の割合が昨年度から向上している場合に加点

【タイプ2】(令和4年度タイプ2⑳)
(対前年度⽐で15%以上向上…5点10%以上向上…3点
5%以上向上…1点該当しない…0点)
【タイプ3(地域連携)】(令和4年度タイプ3(地域連携)㉑)
(対前年度⽐で15%以上向上…5点10%以上向上…3点
5%以上向上…1点該当しない…0点)
【タイプ3(プラットフォーム)】(令和4年度タイプ3(PF個別)㉑)
(対前年度⽐で15%以上向上…2点5%以上向上…1点
該当しない…0点)
【タイプ4】令和4年度タイプ4⑳)
(対前年度⽐で20%以上向上…5点15%以上向上…3点
10%以上向上…1点向上していない…0点)
【参考︓タイプ1 ※R3に導入済】
(対前年度⽐で20%以上向上…5点10%以上向上…3点
5%以上向上…1点向上していない…0点)
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